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更新: 2026-04-03 09:15:38
決算 2026-02-13T15:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

ワタミ株式会社 (7522)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

ワタミ株式会社は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて前期比で増加し、堅調な業績を達成しました。国内外食事業における新規出店と既存店の好調が売上を牽引し、利益率の改善に貢献しています。一方で、宅食事業は在宅需要の減少等により減収減益となりましたが、新商品の投入などで挽回を図る姿勢が見られます。財務基盤も自己資本比率の向上により安定しており、今後の成長に向けた投資も行われています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 69,348 4.9
営業利益 4,181 4.9
経常利益 5,233 3.6
親会社株主に帰属する四半期純利益 4,162 4.1
1株当たり当期純利益(EPS) 94.80 4.5
配当金(年間予想) 20.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は前期比4.9%増の69,348百万円となりました。これは主に、国内外食事業における積極的な店舗展開と既存店の好調によるものです。営業利益も同様に4.9%増の4,181百万円となり、増収効果が利益を押し上げました。経常利益は3.6%増の5,233百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は4.1%増の4,162百万円となり、全体として増収増益基調を維持しています。1株当たり当期純利益も前期比で増加しており、株主価値の向上に繋がっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 48,512 | △13.6 | | 現金及び預金 | 37,718 | △17.6 | | 受取手形及び売掛金 | 5,296 | 20.5 | | 棚卸資産 | 2,322 | 記載なし | | その他 | 3,176 | 記載なし | | 固定資産 | 21,960 | 45.0 | | 有形固定資産 | 7,131 | 15.7 | | 無形固定資産 | 1,857 | △11.9 | | 投資その他の資産 | 12,971 | 90.3 | | 資産合計 | 70,472 | △1.4 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 20,348 | 7.3 | | 支払手形及び買掛金 | 4,082 | 14.8 | | 短期借入金 | 6,163 | △6.1 | | その他 | 10,103 | 記載なし | | 固定負債 | 20,764 | △18.2 | | 長期借入金 | 16,479 | △21.5 | | その他 | 4,285 | 記載なし | | 負債合計 | 41,113 | △7.3 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 23,511 | 16.5 | | 資本金 | 4,910 | 0.0 | | 利益剰余金 | 6,522 | 101.2 | | その他の包括利益累計額 | 5,504 | △16.4 | | 純資産合計 | 29,359 | 8.2 | | 負債純資産合計 | 70,472 | △1.4 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は41.2%となり、前期末の37.5%から3.69ポイント増加しており、財務の健全性が向上しています。流動資産は減少していますが、これは主に現金及び預金の減少によるもので、投資活動への支出や借入金の返済などが影響していると考えられます。一方で、投資その他の資産が大幅に増加しており、これは投資有価証券の増加などが要因と思われます。負債合計は減少しており、特に長期借入金の削減が進んでいます。純資産は増加しており、利益剰余金の増加が寄与しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 69,348 4.9 100.0
売上原価 30,654 7.6 44.2
売上総利益 38,694 2.5 55.8
販売費及び一般管理費 34,513 2.6 49.8
営業利益 4,181 4.9 6.0
営業外収益 1,777 11.8 2.6
営業外費用 724 37.6 1.0
経常利益 5,233 3.6 7.5
特別損失 138 △17.4 0.2
税引前当期純利益 5,095 4.0 7.3
法人税等 933 3.0 1.3
当期純利益 4,162 4.1 6.0

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比4.9%増と堅調に推移しました。売上原価の増加率が売上高の増加率を上回ったため、売上総利益の伸び率は2.5%にとどまりました。販売費及び一般管理費も増加しましたが、その増加率は売上高の増加率を下回ったため、営業利益は4.9%増と売上高と同率の伸びを示しました。営業外収益の増加が経常利益の伸びを支え、経常利益は3.6%増となりました。特別損失は前期比で減少しています。当期純利益も4.1%増と増加しており、全体として収益性は改善傾向にあります。売上高営業利益率は6.0%を維持しており、コスト管理も一定程度行われていると考えられます。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 4,778百万円(前年同期は5,170百万円の収入)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △1,124百万円(前年同期は4,284百万円の支出)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △6,974百万円(前年同期は5,931百万円の支出)
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし(営業CF - 投資CFとして計算すると 3,654百万円)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期比で減少しましたが、依然としてプラスを確保しており、事業活動から安定的に資金を生み出しています。投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比較して支出が大幅に減少しており、投資抑制の姿勢が見られます。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済などにより大きな支出となっています。フリーキャッシュフローはプラスであり、借入金の返済や事業継続に必要な投資を行った上で、手元資金を維持・増加させることが可能であることを示唆しています。

6. 今後の展望

2026年3月期の連結業績予想は、2025年11月12日に公表された予想から修正されていません。通期売上高は91,000百万円(前期比2.6%増)、営業利益は4,600百万円(前期比0.7%増)、経常利益は5,250百万円(前期比0.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は4,000百万円(前期比13.6%増)と予想されています。 会社は、国内外食事業においては、多様な業態展開と生産性向上、固定費削減を継続し、成長基盤の整備を進めます。宅食事業では、高齢者向け新商品「好い日の御膳」の展開や冷凍惣菜の販売拡大により、食数増加を目指します。MD体制の継続的な見直し・改善、リスクに対応した業態ポートフォリオの構築も進めます。海外事業では、日本との連携強化による新業態開発や戦略的なスクラップアンドビルドを実行します。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 国内外食事業: 売上高28,008百万円(110.7%増)、セグメント利益1,792百万円(152.3%増)と大幅な増収増益。
    • 宅食事業: 売上高30,912百万円(99.9%減)、セグメント利益3,580百万円(92.2%減)と減収減益。
    • 海外事業: 売上高8,150百万円(109.4%増)、セグメント損失17百万円(前年同期は214百万円の利益)と増収減益。
    • 環境事業: 売上高1,479百万円(82.7%減)、セグメント利益218百万円(134.1%増)と減収増益。
    • 農業: 売上高579百万円(127.2%増)、セグメント損失8百万円(前年同期は90百万円の損失)と増収減益。
  • 配当方針: 2026年3月期は年間配当予想10.00円(中間配当0.00円、期末配当10.00円)としています。
  • 株主還元施策: 配当金の支払いを実施。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 新規出店に伴う人員増強や、事業戦略に合わせた組織体制の整備が行われていると推測されます。
  • 連結範囲の変更: 新規に2社(Watami US Franchise LLC、H&W Hospitality Partners, LLC)が連結範囲に含まれています。

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