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更新: 2026-02-13 15:31:00
決算 2026-02-13T15:31

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)

株式会社eWeLL (5038)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社eWeLLは、2025年12月期(2025年1月1日~2025年12月31日)において、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てにおいて前期比で大幅な増加を達成し、非常に好調な業績を収めました。これは、主力サービスである「iBow」の新規顧客獲得とAI関連サービスの拡充が順調に進んだこと、および低解約率を維持できたことが主な要因です。財務面では、自己資本比率が78.8%と高い水準を維持しており、安定した財務基盤のもとで成長を続けています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 3,392 31.9
営業利益 1,537 35.3
経常利益 1,546 35.8
当期純利益 1,088 34.6
1株当たり当期純利益(円) 71.75 33.3
配当金(円) 16.00 33.3

業績結果に対するコメント: 売上高は前期比31.9%増の3,392百万円となりました。これは、訪問看護ステーション向けサービス提供事業において、主力サービス「iBow」の新規顧客獲得が順調に進み、契約ステーション数が前期末比15.6%増の3,501件となったこと、およびAI関連サービス(「AI訪問看護計画」、「AI訪問看護報告」、「AI訪問予定・ルート」)の提供開始と機能拡充が奏功したことによります。 営業利益は前期比35.3%増の1,537百万円、経常利益は前期比35.8%増の1,546百万円、当期純利益は前期比34.6%増の1,088百万円といずれも大幅な増加となりました。これは、売上高の増加に伴う増収効果に加え、サービス提供体制の効率化などが寄与したと考えられます。 1株当たり当期純利益は71.75円となり、前期比で33.3%増加しました。配当金も前期の12.00円から16.00円へと増配されており、株主還元も強化されています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |--------------------|---------------|-------------| | 流動資産 | 3,590 | 42.1 | | 現金及び預金 | 2,857 | 45.4 | | 受取手形及び売掛金 | 634 | 25.0 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 41 | 250.4 | | 固定資産 | 693 | 27.5 | | 有形固定資産 | 236 | -4.9 | | 無形固定資産 | 182 | 36.2 | | 投資その他の資産 | 274 | 69.6 | | 資産合計 | 4,283 | 39.5 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |--------------------|---------------|-------------| | 流動負債 | 805 | 44.1 | | 支払手形及び買掛金 | 53 | 70.9 | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 46 | 75.7 | | 固定負債 | 102 | 0.3 | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 908 | 37.3 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |--------------------|---------------|-------------| | 株主資本 | 3,375 | 39.9 | | 資本金 | 426 | 7.5 | | 利益剰余金 | 2,530 | 55.8 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 3,375 | 39.9 | | 負債純資産合計 | 4,283 | 39.5 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は78.8%と非常に高く、財務の健全性が極めて高い状態です。流動資産は前期比42.1%増と大きく増加しており、特に現金及び預金が前期比45.4%増と大幅に増加しています。これは、当期純利益の増加による内部留保の積み増しが主な要因です。固定資産では、無形固定資産(ソフトウエア投資)および投資その他の資産(敷金、繰延税金資産)が増加しており、将来の成長に向けた投資が進んでいることが伺えます。 負債合計は前期比37.3%増ですが、その大部分は流動負債の増加であり、特に未払法人税等の増加が目立ちます。これは当期純利益の増加に伴うものです。固定負債はほぼ横ばいです。 純資産は前期比39.9%増と大きく増加しており、利益剰余金の増加が主な要因です。資本金も新株発行等により増加しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 3,392 31.9 100.0%
売上原価 737 28.5 21.7%
売上総利益 2,654 32.9 78.3%
販売費及び一般管理費 1,117 29.7 33.0%
営業利益 1,537 35.3 45.3%
営業外収益 9 70.4 0.3%
営業外費用 0 -79.2 0.0%
経常利益 1,546 35.8 45.6%
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 0 -82.7 0.0%
税引前当期純利益 1,546 35.8 45.6%
法人税等 458 38.8 13.5%
当期純利益 1,088 34.6 32.1%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比31.9%増と大きく伸びています。売上原価の伸び率(28.5%)が売上高の伸び率を下回ったため、売上総利益率は前期の77.7%から78.3%へと改善しました。 販売費及び一般管理費も前期比29.7%増と増加しましたが、売上高の伸び率を下回ったため、売上高比率は33.0%となり、前期の33.5%から若干改善しました。 その結果、営業利益率は前期の44.2%から45.3%へと向上し、大幅な増益に貢献しています。経常利益率も45.6%と高い水準を維持しています。 当期純利益率は32.1%と、前期の31.9%から微増しています。法人税等の増加率は売上高の伸び率を上回っていますが、全体としては非常に高い収益性を維持しています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 1,270百万円(前期比 48.3%増)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △210百万円(前期は△77百万円)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △168百万円(前期は△225百万円)
  • フリーキャッシュフロー: 1,060百万円(営業CF - 投資CF)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは大幅に増加しており、本業でしっかりと現金を創出できていることを示しています。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得、無形固定資産の取得、敷金の差入などにより、前期よりも支出が増加しています。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いなどによりマイナスとなっています。フリーキャッシュフローも潤沢であり、今後の事業展開や株主還元に充当できる余力があると考えられます。

6. 今後の展望

株式会社eWeLLは、2040年以降の少子高齢・多死時代のピークを見据え、在宅医療・介護分野における需要の継続的な拡大を予測しています。同社は「ひとを幸せにする」という経営理念のもと、在宅医療のプラットフォーマーとして、訪問看護ステーションの業務効率化支援、法令遵守サポート、労働生産性向上のためのツール開発に注力していく方針です。 具体的には、AI技術を活用したサービスや、地域包括ケアシステムの最適化、新機能の開発を推進し、訪問看護業界の課題解決と質の向上、効率化を通じて社会的課題の解決に貢献することを目指しています。 2026年12月期の業績予想としては、売上高4,277百万円(前期比26.1%増)、営業利益1,927百万円(同25.4%増)を見込んでおり、引き続き高い成長が期待されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 訪問看護ステーション向けサービス提供事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はありません。
  • 配当方針: 2025年12月期は1株当たり16.00円の配当を実施しました。2026年12月期は21.00円の配当を予想しており、増配傾向にあります。配当性向は22.3%と、利益水準に対して妥当な範囲と考えられます。
  • 株主還元施策: 配当金の増額に加え、譲渡制限付株式報酬や新株予約権の行使による資本政策も実施されています。
  • M&Aや大型投資: 詳細な記載はありませんが、無形固定資産の増加や投資その他の資産の増加から、将来に向けた投資は継続的に行われていると推測されます。
  • 人員・組織変更: 詳細な記載はありません。

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