2026年7月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
株式会社ステムリム (4599)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
企業名: 株式会社ステムリム
決算評価: 悪い
簡潔な要約
株式会社ステムリム(4599)の2026年7月期第1四半期(2025年8月1日~2025年10月31日)は、継続的な研究開発投資により営業損失△5.4億円を計上。売上高はなく、前年同期比で損失幅は縮小したものの(営業損失△5.7億円→△5.4億円)、依然として赤字基調が続いています。主力開発品の再生誘導医薬®レダセムチドの適応拡大試験と次世代候補TRIM3/TRIM4の非臨床開発を推進。現金残高63.9億円と自己資本比率75.3%の堅調な財務基盤を維持しつつ、2028年までの研究開発資金を確保しています。
詳細な財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: 株式会社ステムリム
- 決算期間: 2025年8月1日~2025年10月31日(2026年7月期第1四半期)
- 再生医療ベンチャーとして研究開発特化型の経営を継続。売上高ゼロの状態が持続する一方、営業損失は前年同期比5.4%改善。
- 主な改善要因は販管費の削減(△31.0%)と営業外収益の増加(受取利息等)。ただし研究開発費は7.6%増加し、開発投資を強化。
- 総資産は前期末比4.4%減少したものの、自己資本比率75.3%と高い財務健全性を維持。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 0 | 0% |
| 営業利益 | △541 | △5.4% |
| 経常利益 | △530 | △7.4% |
| 当期純利益 | △527 | △5.8% |
| EPS(円) | △8.49 | △6.8% |
| 配当金 | 0 | - |
業績結果に対するコメント: - 損失縮小の主因は販管費削減(△3.0億円)と営業外収益増(+1.1億円) - 研究開発費は4.1億円(前年比+7.6%)で開発投資を継続 - 塩野義製薬へ導出中のレダセムチドは5疾患で臨床開発進行中 - AMEDからの補助金最大1.79億円採択で開発資金調達
3. 貸借対照表
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 6,899 | △5.8% | | 現金及び預金 | 6,389 | △8.7% | | 前払費用 | 346 | +73.2% | | 固定資産 | 182 | △6.1% | | 有形固定資産 | 169 | △6.2% | | 資産合計 | 7,081 | △5.8% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 147 | +66.8% | | 未払金 | 58 | +106.7% | | 前受金 | 57 | +110.5% | | 固定負債 | 117 | +0.04% | | 負債合計 | 263 | +28.7% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 資本金 | 1,000 | 0% | | 利益剰余金 | △4,311 | △14.0% | | 純資産合計 | 6,818 | △6.8% | | 負債純資産合計 | 7,081 | △5.8% |
貸借対照表に対するコメント: - 自己資本比率75.3%(前期78.0%)と高い水準を維持 - 流動比率4,696%(前期8,329%)は現金減少と未払金増加で悪化 - 負債増加の主因は臨床試験関連の未払金・前受金増 - 現金残高63.9億円で2028年までの開発資金を確保
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 0 | - | 100.0% |
| 研究開発費 | 408 | +7.6% | - |
| 販管費 | 134 | △31.0% | - |
| 営業損失 | △542 | △5.4% | - |
| 営業外収益 | 11 | +19,600% | - |
| 経常損失 | △531 | △7.4% | - |
| 当期純損失 | △528 | △5.8% | - |
損益計算書に対するコメント: - 売上高営業利益率:定義不能(売上高ゼロ) - ROE:△7.8%(前期△7.7%) - コスト構造:研究開発費が総費用の75.2%を占める - 営業外収益増は定期預金利息と配当金収入による
5. キャッシュフロー
記載なし
6. 今後の展望
- 業績予想: マイルストーン収入の不確実性により未公表
- 開発計画:
- レダセムチドの適応拡大試験継続
- TRIM3/TRIM4の非臨床データ蓄積とライセンスアウト交渉
- リスク要因: 臨床試験結果、パートナー企業の開発戦略依存
- 現金支出予想:
- 研究開発費:13~17億円
- 管理費:2.3~3.1億円
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 再生誘導医薬®単一事業のため非開示
- 株主還元: 配当予定なし(2026年7月期予想配当0円)
- 資本政策: 役員向け新株発行(545千株/総額1.5億円)
- 特記事項: AMEDから最大1.79億円の補助金採択
(注)数値は百万円単位、前期比は2025年7月期第1四半期との比較