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更新: 2026-02-05 13:00:00
決算 2026-02-05T13:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

東ソー株式会社 (4042)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

会社名: 東ソー株式会社
決算期間: 2025年4月1日~2025年12月31日(第3四半期累計)
東ソーは、グローバルな市況悪化(ナフサ価格下落、米中貿易摩擦)や南陽事業所の定期修繕影響により、売上高・利益が前年同期を下回った。特に石油化学・クロル・アルカリ事業の不振が業績を圧迫し、親会社株主帰属純利益は49.2%減と大幅減益となった。一方、エンジニアリング事業の堅調や原燃料価格下落による交易条件改善が部分的な支えとなった。財政面では自己資本比率59.8%と高いが、前期から2.5ポイント低下している。

2. 業績結果

科目 2026年3月期第3四半期(百万円) 前年同期比(%)
売上高 756,078 △5.0
営業利益 69,894 △6.3
経常利益 76,979 △6.7
当期純利益(親会社株主帰属) 24,629 △49.2
1株当たり当期純利益(EPS) 77.94円 △48.9
配当金(第2四半期末) 50.00円 前年同期並み

業績結果に対するコメント:
- 減益要因:
- 米国子会社(トーソー・SMD, Inc.)の減損損失19,214百万円を特別損失に計上。
- 石油化学事業: ナフサ価格下落に伴う販売価格低下、エチレン・ポリエチレン樹脂の需要減。
- クロル・アルカリ事業: 定期修繕に伴う生産量減少、MDI/HDI系製品の市況悪化。
- 増益要因:
- エンジニアリング事業: 半導体関連案件の進捗で売上高10.7%増、営業利益30.1%増。
- 原燃料価格下落による交易条件改善(売上原価比率74.8%→74.7%)。

3. 貸借対照表(単位: 百万円)

【資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|------|------|--------|
| 流動資産 | 759,269 | +0.6% |
| 現金及び預金 | 136,427 | △3.6% |
| 受取手形・売掛金 | 295,031 | △0.3% |
| 棚卸資産 | 260,005 | +4.0% |
| 固定資産 | 585,066 | +2.1% |
| 有形固定資産 | 417,893 | +0.1% |
| 投資有価証券 | 78,021 | +11.2% |
| 資産合計 | 1,344,336 | +1.3% |

【負債の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|------|------|--------|
| 流動負債 | 340,285 | +2.0% |
| 支払手形・買掛金 | 122,337 | +4.1% |
| 短期借入金 | 133,941 | +0.7% |
| 固定負債 | 120,494 | +31.9% |
| 長期借入金 | 74,392 | +61.4% |
| 負債合計 | 460,779 | +8.4% |

【純資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|------|------|--------|
| 株主資本 | 746,960 | △3.3% |
| 利益剰余金 | 675,487 | △1.0% |
| 自己株式 | △28,169 | +194.0% |
| 純資産合計 | 883,557 | △2.1% |
| 負債純資産合計 | 1,344,336 | +1.3% |

貸借対照表に対するコメント:
- 自己資本比率: 59.8%(前期62.3%)と高い水準だが、負債増(長期借入金+61.4%)と自己株式取得(△28,169百万円)で低下。
- 流動比率: 223%(流動資産759,269 ÷ 流動負債340,285)で短期的な支払能力は安定。
- 主な変動点: 長期借入金増(設備投資資金調達)、自己株式取得(14,718,274株→前期比+124%)。

4. 損益計算書(単位: 百万円)

科目 金額 前期比 売上高比率
売上高 756,078 △5.0% 100.0%
売上原価 565,166 △6.3% 74.7%
売上総利益 190,911 △1.0% 25.3%
販管費 121,017 +2.4% 16.0%
営業利益 69,894 △6.3% 9.2%
営業外収益 10,729 △1.1% 1.4%
営業外費用 3,644 +25.7% 0.5%
経常利益 76,979 △6.7% 10.2%
特別利益 2,509 +37.8% 0.3%
特別損失 20,452 +1,154.6% 2.7%
税引前利益 59,036 △28.7% 7.8%
法人税等 24,349 △7.8% 3.2%
当期純利益 34,686 △38.4% 4.6%

損益計算書に対するコメント:
- 収益性指標:
- 売上高営業利益率9.2%(前期9.4%)、ROE(年率換算)3.7%(前期7.0%)と低下。
- コスト構造: 販管費増(+2.4%)が営業利益を圧迫。特別損失拡大(減損損失計上)が純利益を大幅減。
- 変動要因: 為替差益40.7億円(前年同期36.7億円)が営業外収益を支えた。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前年同期比
営業活動CF +78,957 +48.3%
投資活動CF △57,232 △12.3%
財務活動CF △24,806 +181.0%
フリーキャッシュフロー +21,725 +379億円増

6. 今後の展望

  • 業績予想(2026年3月期通期):
  • 売上高1.0兆円(△5.0%)、営業利益900億円(△9.0%)、当期純利益300億円(△48.3%)に下方修正。
  • リスク要因: 米中貿易摩擦・関税政策、化学製品市況の低迷、為替変動。
  • 成長機会: 半導体向けエンジニアリング事業、水処理ソリューションの需要拡大。

7. その他の重要事項

  • 配当方針: 年間配当100円(前期100円)を維持予定。
  • 株主還元: 自己株式取得を継続(期末自己株式14,718,274株)。
  • セグメント別業績: エンジニアリング事業が唯一の増収増益セグメント。
  • 研究開発費: 167億円(前年同期比△1.2%)、重点分野は先端材料・環境技術。

注記: 数値は決算短信に基づき百万円単位で記載。記載がない項目は「記載なし」と判断。

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