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更新: 2026-04-03 09:17:48
決算短信 2025-02-06T13:00

2025年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

東ソー株式会社 (4042)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

東ソー株式会社の2025年3月期第3四半期(2024年4月1日~2024年12月31日)は、売上高が前年同期比6.4%増の7,957億円、営業利益が25.3%増の746億円と大幅増益を達成した。販売数量増加、円安・ナフサ価格上昇による価格転嫁、エンジニアリング事業の拡大が主な要因。経常利益・純利益も20%超の増益で、業績は非常に良好。総資産は1兆3,254億円(+2.8%)に拡大し、自己資本比率61.3%を維持する堅実な財政状態を保っている。

2. 業績結果

項目 当期(百万円) 前期比(百万円 / %)
売上高(営業収益) 795,696 747,889 / +47,807 (6.4%)
営業利益 74,600 59,551 / +15,049 (25.3%)
経常利益 82,545 68,672 / +13,873 (20.2%)
当期純利益(親会社株主帰属) 48,525 41,367 / +7,158 (17.3%)
1株当たり当期純利益(EPS) 152.37円 129.95円 / +22.42円
配当金 記載なし(通期予想100円) -

業績結果に対するコメント: 増収増益の主因は、石油化学事業でのエチレン・クロロプレンゴム出荷増・価格上昇、クロル・アルカリ事業のMDI出荷増・在庫評価改善、エンジニアリング事業の大型案件進捗。機能商品事業は計測関連・電解二酸化マンガン好調もハイシリカゼオライト低調で微増。主要セグメント(石油化学1,591億円+11.1%、クロル・アルカリ2,788億円+5.4%、機能商品2,032億円+4.5%、エンジニアリング1,200億円+8.3%)が全体を牽引。連結範囲にトーソー・ベトナム・ポリウレタン社が新規追加。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円 / %) | |-----------------------|---------------|----------------------| | 流動資産 | 759,048 | 755,154 / +3,894 (+0.5%) | |   現金及び預金 | 133,896 | 149,812 / -15,916 (-10.6%) | |   受取手形及び売掛金 | 315,910 | 294,812 / +21,098 (+7.2%) | |   棚卸資産 | 246,927 | 255,252 / -8,325 (-3.3%) ※商品・製品+仕掛品+原材料 | |   その他 | 64,083 | 56,089 / +7,994 (+14.3%) | | 固定資産 | 566,379 | 534,795 / +31,584 (+5.9%) | |   有形固定資産 | 409,609 | 379,501 / +30,108 (+7.9%) | |   無形固定資産 | 13,276 | 10,527 / +2,749 (+26.1%) | |   投資その他の資産 | 143,493 | 144,765 / -1,272 (-0.9%) | | 資産合計 | 1,325,427 | 1,289,949 / +35,478 (+2.8%) |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円 / %) | |-----------------------|---------------|----------------------| | 流動負債 | 363,555 | 358,763 / +4,792 (+1.3%) | |   支払手形及び買掛金 | 119,491 | 122,149 / -2,658 (-2.2%) | |   短期借入金 | 165,727 | 145,265 / +20,462 (+14.1%) | |   その他 | 78,337 | 91,349 / -13,012 (-14.2%) ※未払法人税等+引当金等 | | 固定負債 | 81,290 | 72,419 / +8,871 (+12.3%) | |   長期借入金 | 38,885 | 31,070 / +7,815 (+25.2%) | |   その他 | 42,405 | 41,349 / +1,056 (+2.6%) ※引当金+退職給付+その他 | | 負債合計 | 444,846 | 431,182 / +13,664 (+3.2%) |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円 / %) | |-----------------------------|---------------|----------------------| | 株主資本 | 762,980 | 744,643 / +18,337 (+2.5%) | |   資本金 | 55,173 | 55,173 / 0 (0%) | |   利益剰余金 | 673,100 | 654,832 / +18,268 (+2.8%) | | その他の包括利益累計額 | 49,167 | 49,872 / -705 (-1.4%) | | 純資産合計 | 880,581 | 858,766 / +21,815 (+2.5%) | | 負債純資産合計 | 1,325,427 | 1,289,949 / +35,478 (+2.8%) |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率61.3%(前期61.6%)と高水準を維持し、財務安全性が高い。流動比率約2.09倍(流動資産/流動負債)、当座比率約1.37倍(速算資産換算)と流動性も良好。資産構成は固定資産中心(有形固定資産増加が設備投資反映)、負債は借入金増加も利益剰余金拡大で純資産増。主な変動は受取債権・有形固定資産増、現金減少。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円 / %) 売上高比率
売上高(営業収益) 795,696 747,889 / +6.4% 100.0%
売上原価 602,891 580,640 / +3.8% 75.8%
売上総利益 192,804 167,249 / +15.3% 24.2%
販売費及び一般管理費 118,204 107,697 / +9.8% 14.9%
営業利益 74,600 59,551 / +25.3% 9.4%
営業外収益 10,843 11,295 / -4.0% 1.4%
営業外費用 2,898 2,174 / +33.4% 0.4%
経常利益 82,545 68,672 / +20.2% 10.4%
特別利益 1,821 292 / +523.6% 0.2%
特別損失 1,630 1,675 / -2.7% 0.2%
税引前当期純利益 82,737 67,289 / +23.0% 10.4%
法人税等 26,420 20,211 / +30.8% 3.3%
当期純利益 56,317 47,077 / +19.6% 7.1%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率24.2%(前期22.4%)と改善、営業利益率9.4%(前期8.0%)に上昇し収益性向上。ROE(参考:純資産回転率考慮)は前期比改善傾向。コスト構造は売上原価75.8%、販管費14.9%で原価率抑制が利益拡大要因。為替差益減少も特別利益(投資有価証券売却益)寄与。前期比変動は数量・価格増と在庫評価改善。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 53,233百万円(前期79,628百万円、前年比-264億円減少。税引前純利益増も売上債権・法人税支払増)
  • 投資活動によるキャッシュフロー: -65,402百万円(記載一部、設備投資-65,291百万円等、前年比支出+255億円増)
  • 財務活動によるキャッシュフロー: -67億円(記載要約、配当増も借入増で前年比支出-158億円)
  • フリーキャッシュフロー: -169億円の支出(前年比支出+519億円増)

6. 今後の展望

  • 会社が公表している業績予想: 通期売上高1,070,000百万円(+6.4%)、営業利益98,000百万円(+22.7%)、経常利益105,000百万円(+9.5%)、親会社株主純利益61,000百万円(+6.4%)、EPS191.55円(前回予想から上方修正)。
  • 中期経営計画や戦略: 研究開発費160億円、研究体制再編(研究本部新設・3研究センター)で高付加価値製品創出・DX推進。
  • リスク要因: 中国需要低調、米国政策不透明、海外市況変動、ナフサ価格・為替変動。
  • 成長機会: 電子産業・半導体需要、MDI・エンジニアリング拡大、ベトナム子会社寄与。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 石油化学(売上1,591億円+11.1%、営業利益124億円+39.7%)、クロル・アルカリ(2,788億円+5.4%、73億円+204.3%)、機能商品(2,032億円+4.5%、313億円+1.5%)、エンジニアリング(1,200億円+8.3%、214億円+38.2%)、その他(346億円-1.1%、22億円+10.7%)。
  • 配当方針: 2025年3月期中間50円、期末50円(通期100円、増配)。
  • 株主還元施策: 配当増額継続。
  • M&Aや大型投資: 連結範囲変更(トーソー・ベトナム・ポリウレタン社新規)、設備投資増加。
  • 人員・組織変更: 研究開発体制再編(7→6研究所、機能別センター新設)、高度専門職制度新設。

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