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更新: 2026-02-12 15:30:00
決算 2026-02-12T15:30

2025年12月期決算短信〔IFRS〕(連結)

株式会社ネクソン (3659)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ネクソンは、2025年12月期において、売上収益は過去最高を更新し、堅調な成長を示しました。これは、既存主力タイトルの再活性化と新規タイトルの貢献によるものです。しかし、コスト増加や為替差損の影響により、利益面では前期比で減少しました。財務基盤は引き続き強固であり、自己資本比率も高い水準を維持しています。配当金は大幅に増配されており、株主還元への意欲が見られます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上収益(営業収益) 475,102 +6.5%
営業利益 124,012 -0.1%
税引前当期純利益 140,451 -28.3%
親会社の所有者に帰属する当期純利益 92,052 -31.7%
1株当たり当期純利益(EPS) 114.48円 -26.8%
配当金(年間合計) 45.00円 +100.0% (22.50円→45.00円)

業績結果に対するコメント: 売上収益は、PC版「アラド戦記」の中国および韓国市場での好調、韓国「メイプルストーリー」の大型アップデート成功、新規タイトル「マビノギモバイル」「ARC Raiders」「MapleStory:IdleRPG」の貢献により、前期比6.5%増と過去最高を達成しました。 一方で、売上原価は「マビノギモバイル」等によるロイヤリティ費用増加、販売費及び一般管理費は新作タイトルに係る広告宣伝費やプラットフォーム利用料の増加により、それぞれ前期比で増加しました。また、前期に為替差益が発生していたのに対し、当期は為替差損を認識したことも、税引前当期純利益および親会社の所有者に帰属する当期純利益が大幅に減少した要因です。 1株当たり当期純利益は、利益の減少に伴い前期比で低下しました。配当金については、前期の22.50円から倍増の45.00円となり、株主還元を強化しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 記載なし | 記載なし | | 現金及び預金 | 498,868 (期末残高) | +166,937 (現金及び現金同等物) | | 受取手形及び売掛金 | 記載なし | 記載なし | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 有形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 記載なし | 記載なし | | 資産合計 | 1,410,188 | +153,417 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 記載なし | 記載なし | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債 | 記載なし | 記載なし | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 344,270 | +118,024 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 記載なし | 記載なし | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 記載なし | +85,014 (親会社の所有者に帰属する当期利益の計上等に伴う増加) | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 1,065,918 | +35,393 | | 負債純資産合計 | 1,410,188 | +153,417 |

貸借対照表に対するコメント: 当期末の資産合計は1,410,188百万円となり、前期末比で153,417百万円増加しました。主な増加要因は、現金及び現金同等物の大幅な増加(166,937百万円増)とその他の預金の増加です。一方で、その他の金融資産の減少(126,903百万円減)が相殺されました。 負債合計は344,270百万円となり、前期末比で118,024百万円増加しました。これは、繰延収益の増加、仕入債務及びその他の債務の増加、未払法人所得税の増加などが主な要因です。 純資産合計は1,065,918百万円となり、前期末比で35,393百万円増加しました。これは、当期純利益の計上による利益剰余金の増加が主な要因ですが、自己株式の取得(44,662百万円減)がその増加分を一部相殺しました。 親会社所有者帰属持分比率は75.0%(前期末81.1%)となり、自己株式取得の影響で若干低下しましたが、依然として高い水準を維持しており、財務の健全性を示しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 475,102 +6.5% 100.0%
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 124,012 -0.1% 26.1%
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 140,451 -28.3% 29.6%
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 92,052 -31.7% 19.4%

損益計算書に対するコメント: 売上収益は過去最高を記録したものの、売上原価および販売費及び一般管理費の増加、為替差損の発生により、営業利益は前期比で微減となりました。売上高営業利益率は26.1%と、前期の27.8%から低下しましたが、依然として高い収益性を維持しています。 税引前当期純利益および当期純利益は、前期比で大幅な減少となりました。これは、主に為替差損の発生と、前期に計上されたのれんの減損損失の反動減(前期は特別損失が減少要因、当期は特別利益の計上)などが影響しています。 当期純利益率は19.4%となり、前期の27.8%から低下しました。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比
営業活動によるキャッシュフロー 171,872 +70,904
投資活動によるキャッシュフロー 102,247 +94,802
財務活動によるキャッシュフロー △118,688 △53,911
現金及び現金同等物 期末残高 498,868 +166,937
フリーキャッシュフロー 69,625 (171,872 - 102,247) 記載なし

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは、前期比で大幅に増加し、171,872百万円となりました。これは、税引前当期利益の減少にもかかわらず、繰延収益の増加が大きく貢献したためです。 投資活動によるキャッシュフローは、前期比で大幅な増加となり、102,247百万円となりました。これは、有価証券の売却及び償還による収入が増加したことが主な要因です。 財務活動によるキャッシュフローは、前期比で支出が増加し、118,688百万円となりました。これは、自己株式の取得による支出の増加(96,885百万円)と配当金の支払い(24,396百万円)によるものです。 これらの結果、期末の現金及び現金同等物は498,868百万円と、前期末比で大幅に増加しました。フリーキャッシュフローは69,625百万円となり、堅調なキャッシュ創出力が見られます。

6. 今後の展望

株式会社ネクソンは、2026年12月期の第1四半期(累計)の業績予想を開示しており、売上収益は前年同期比32.1%~44.0%増、営業利益は同23.0%~46.9%増と、大幅な成長を見込んでいます。通期の業績予想については、市場の変動性や不確定要素が大きいため、現時点では算定が困難としてレンジ形式での開示を行っています。 同社は、「IP成長戦略」を推進しており、主要IPの再活性化・拡張(垂直方向の成長)と、新たなヒット作の創出(水平方向の成長)を目指しています。特に、各地域のプレイヤーの好みに合わせたコンテンツカスタマイズ(ハイパー・ローカライゼーション)を重視しています。 リスク要因としては、ゲーム市場の競争激化、ユーザー嗜好の変化、為替変動などが挙げられます。成長機会としては、新規IPの創出、既存IPの多角的な展開、eスポーツ市場の拡大などが考えられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 日本: 売上収益 5,509百万円(前期比10.0%減)、セグメント損失 4,098百万円
    • 韓国: 売上収益 400,657百万円(前期比3.0%減)、セグメント利益 132,945百万円
    • 中国: 売上収益 1,774百万円(前期比32.3%減)、セグメント損失 152百万円
    • 北米: 売上収益 28,125百万円(前期比59.7%増)、セグメント利益 712百万円
    • その他: 売上収益 39,037百万円(前期比477.1%増)、セグメント損失 9,463百万円
  • 配当方針: 連結配当性向30%以上を目安としていますが、当期は39.3%と高水準でした。
  • 株主還元施策: 当期は大幅な増配を実施しました。また、自己株式の取得も継続的に行っています。
  • M&Aや大型投資: 決算短信からは直接的な言及はありませんが、新規タイトルの開発やサービス拡大は継続的に行われています。
  • 人員・組織変更: IP成長戦略に沿った組織再編を行っています。

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