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更新: 2026-04-03 09:15:38
決算 2026-02-13T14:00

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

クリアル株式会社 (2998)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

クリアル株式会社の2026年3月期第3四半期連結累計期間の決算は、堅調な業績を示しました。売上高は前年同期比11.0%増の295億84百万円となり、利益面では売上総利益が46.3%増、営業利益が63.1%増と、大幅な伸びを記録しました。これは、不動産特定共同事業法における新たな免許取得により、ファンド運営のオフバランス化が進み、収益構造が改善されたことが主な要因です。これにより、自己資本比率も大幅に向上し、財務の健全性が高まっています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比 (%)
売上高(営業収益) 29,584 11.0
売上総利益 5,270 46.3
営業利益 1,897 63.1
経常利益 1,787 67.1
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,315 62.3
1株当たり四半期純利益(円銭) 42.71 56.4
配当金(年間予想、円銭) 14.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、不特法3号・4号免許取得に伴うサービスローンチ準備期間の影響で微増にとどまりましたが、売上総利益は46.3%と大幅に増加しました。これは、販売用在庫をオフバランス化し、アセットマネジメントフィー収入への移行が進んだことによるものです。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も、それぞれ63.1%、67.1%、62.3%と大幅に増加しており、収益性の向上が顕著です。1株当たり当期純利益も大幅に増加しており、株主価値の向上に繋がっています。配当については、年間予想が7.00円(分割調整後)と記載されていますが、前期の配当実績との比較はできませんでした。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 49,184 | -3.1 | | 現金及び預金 | 17,913 | 14.1 | | 預託金 | 4,929 | 87.2 | | 売掛金 | 149 | 57.3 | | 販売用不動産 | 23,541 | -23.3 | | 仕掛販売用不動産 | 241 | 591.7 | | 貯蔵品 | 2 | 517.6 | | 証券業における預託金 | 1,070 | 23.4 | | 証券業における信用取引資産 | 2 | -43.7 | | その他 | 1,334 | 90.0 | | 固定資産 | 2,357 | 8.1 | | 有形固定資産 | 980 | 3.3 | | 無形固定資産 | 181 | 106.9 | | 投資その他の資産 | 1,232 | 0.8 | | 貸倒引当金 | △37 | -52.5 | | 資産合計 | 51,542 | -2.6 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 38,957 | -15.3 | | 買掛金 | 0 | 記載なし | | 短期借入金 | 1,069 | -47.0 | | 1年内返済予定の長期借入金 | 5,199 | 376.8 | | 未払法人税等 | 246 | -38.4 | | 賞与引当金 | 21 | -89.6 | | 転貸損失引当金 | 5 | -51.5 | | クラウドファンディング預り金 | 4,936 | 86.0 | | 匿名組合出資預り金 | 23,929 | -35.8 | | 証券業における預り金 | 1,114 | 47.6 | | 証券業における信用取引負債 | 2 | -43.7 | | その他 | 2,431 | 54.2 | | 固定負債 | 1,756 | 5.6 | | 長期借入金 | 1,736 | 6.1 | | 転貸損失引当金 | 12 | -28.6 | | その他 | 7 | -34.6 | | 特別法上の準備金 | 0 | -100.0 | | 金融商品取引責任準備金 | 0 | -100.0 | | 負債合計 | 40,714 | -14.6 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |--------------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 10,652 | 105.7 | | 資本金 | 3,450 | 169.8 | | 資本剰余金 | 3,350 | 183.7 | | 利益剰余金 | 3,852 | 41.7 | | 自己株式 | △0 | 0.0 | | その他の包括利益累計額 | 13 | 119.2 | | その他有価証券評価差額金 | 0 | 記載なし | | 為替換算調整勘定 | 13 | 119.2 | | 新株予約権 | 161 | 82.0 | | 純資産合計 | 10,827 | 105.3 | | 負債純資産合計 | 51,542 | -2.6 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は20.7%と、前期の9.8%から大幅に改善しました。これは、第三者割当増資の実施や新株予約権の行使による資本金の増加、および不特法3号・4号免許取得によるオフバランス化の推進が主な要因です。流動資産は販売用不動産の減少により微減しましたが、現金及び預金、預託金は増加しています。負債合計は、匿名組合出資預り金の減少や短期借入金の減少があったものの、1年内返済予定の長期借入金の増加などにより、全体としては減少しました。純資産は、増資等により大幅に増加し、財務基盤の強化が図られています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 29,584 11.0 100.0%
売上原価 24,314 5.5 82.2%
売上総利益 5,270 46.3 17.8%
販売費及び一般管理費 3,373 38.3 11.4%
営業利益 1,897 63.1 6.4%
営業外収益 36 710.0 0.1%
営業外費用 146 48.7 0.5%
経常利益 1,787 67.1 6.0%
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 1,787 67.1 6.0%
法人税等 472 81.9 1.6%
当期純利益 1,315 62.3 4.4%

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は6.4%と、前期の4.3%から大幅に改善しました。これは、売上総利益率が17.8%と前期の13.5%から大きく向上したことが主な要因です。販売費及び一般管理費は人員拡充等により38.3%増加しましたが、売上総利益の増加がそれを上回りました。ROE(自己資本利益率)は、純資産の増加により計算が複雑になりますが、利益の伸びを考慮すると改善していると推測されます。コスト構造としては、売上原価率が82.2%と依然として高いものの、売上総利益の増加により収益性が向上しています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。

6. 今後の展望

2026年3月期通期連結業績予想に変更はなく、売上総利益30.8%増、営業利益35.1%増、経常利益36.6%増、親会社株主に帰属する当期純利益33.2%増を見込んでいます。これは、不特法3号・4号免許を活用したファンド運営の本格化や、SBIホールディングス株式会社等との資本提携による成長資金の獲得が寄与すると考えられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 資産運用プラットフォーム事業の単一セグメントであるため、記載はありません。
  • 配当方針: 2026年3月期の年間配当予想は7.00円(分割調整後)です。
  • 株主還元施策: 具体的な株主還元施策に関する記載はありません。
  • M&Aや大型投資: SBIホールディングス株式会社をはじめとする5社に対する第三者割当増資を実施し、成長投資資金の獲得と財務基盤の強化を進展させました。
  • 人員・組織変更: 事業拡大に伴い人員の拡充が進んでいます。また、新たにクリアルアセットマネジメント株式会社を設立し、連結範囲に含めています。

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