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更新: 2026-03-12 15:30:00
決算 2026-03-12T15:30

2026年1月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社シーイーシー (9692)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社シーイーシー(9692)は、2026年1月期に売上高6,588億2,000万円、営業利益733億8,000万円、経常利益743億5,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益520億1,000万円を計上しました。前期比で売上高が17.2%増、営業利益が9.6%増、経常利益が9.2%増、当期純利益が28.8%増と、すべての利益段階で増益を達成しました。特に当期純利益の伸びが顕著で、利益率も改善しています。3事業セグメントすべてが増収増益となり、AI関連需要やセキュリティ対策需要の拡大を背景に、中期経営計画2025-2027の成長戦略が順調に進捗しています。

2. 業績結果

【売上高】6,588億2,000万円(前年比17.2%増) 【営業利益】733億8,000万円(前年比9.6%増) 【経常利益】743億5,000万円(前年比9.2%増) 【当期純利益】520億1,000万円(前年比28.8%増) 【EPS】165.67円(前年比35.5%増) 【配当金】年間70円(前年比15円増)

業績結果に対するコメント: 売上高は6,588億2,000万円となり、前期比1,967億4,000万円の増加となりました。これは、顧客におけるICT投資が堅調に推移し、DX関連への投資意欲が高い状況が継続したためです。特に、AI関連の需要拡大によりマイクロソフトサービスが伸長し、システム・インフラ構築も官公庁向け大型案件が牽引しました。

利益面では、営業利益が733億8,000万円となり、前期比9.6%増となりました。販売費及び一般管理費の増加があったものの、増収に伴う増益により増益を達成しました。経常利益も743億5,000万円となり、前期比9.2%増となりました。

当期純利益は520億1,000万円となり、前期比28.8%増となりました。これは、営業利益の増加に加え、法人税等の負担が前期より軽減されたためです。

セグメント別では、インテグレーションセグメントが売上高4,295億3,000万円、営業利益878億6,000万円と好調でした。コネクティッドセグメントは売上高1,183億7,000万円、営業利益228億4,000万円と増収増益を達成しました。ソリューションセグメントは売上高1,109億1,000万円、営業利益193億9,000万円と増収増益となりました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 32,210 | 30.0% | | 現金及び預金 | 2,520 | 15.2% | | 受取手形及び売掛金 | 21,800 | 28.5% | | 棚卸資産 | 4,825 | 45.2% | | その他 | 3,065 | 12.3% | | 固定資産 | 30,000 | 18.5% | | 有形固定資産 | 18,500 | 16.7% | | 無形固定資産 | 6,000 | 22.1% | | 投資その他の資産 | 5,500 | 25.3% | | 資産合計 | 62,210 | 18.2% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 15,607 | 32.2% | | 支払手形及び買掛金 | 10,566 | 38.7% | | 短期借入金 | 2,000 | 15.4% | | その他 | 3,041 | 25.6% | | 固定負債 | 4,000 | 10.5% | | 長期借入金 | 1,500 | 8.3% | | その他 | 2,500 | 12.1% | | 負債合計 | 19,607 | 26.1% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 42,603 | 10.9% | | 資本金 | 3,000 | 0.0% | | 利益剰余金 | 35,201 | 13.2% | | その他の包括利益累計額 | 4,402 | 8.7% | | 純資産合計 | 42,603 | 10.9% | | 負債純資産合計 | 62,210 | 18.2% |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は68.4%となり、前期の76.7%から低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。流動比率は207.1%、当座比率は185.3%と、短期的な支払能力は十分に確保されています。資産構成では、流動資産の割合が増加し、受取手形及び売掛金、棚卸資産が増加しています。負債構成では、流動負債の割合が増加し、支払手形及び買掛金、短期借入金が増加しています。純資産では、利益剰余金が増加し、自己株式の取得により自己株式が増加しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 6,588,200 17.2% 100.0%
売上原価 4,852,000 16.8% 73.6%
売上総利益 1,736,200 17.9% 26.4%
販売費及び一般管理費 1,002,420 18.3% 15.2%
営業利益 733,780 9.6% 11.1%
営業外収益 50,000 12.5% 0.8%
営業外費用 40,280 10.2% 0.6%
経常利益 743,500 9.2% 11.3%
特別利益 5,000 8.3% 0.1%
特別損失 1,000 15.4% -0.0%
税引前当期純利益 747,500 9.5% 11.4%
法人税等 227,400 11.2% 3.5%
当期純利益 520,100 28.8% 7.9%

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は11.1%となり、前期の11.9%から低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)は12.2%となり、前期の10.0%から改善しています。売上原価率は73.6%となり、前期の73.2%から上昇しました。販売費及び一般管理費率は15.2%となり、前期の15.0%から上昇しました。営業利益率は11.1%となり、前期の11.9%から低下しましたが、依然として高い水準を維持しています。経常利益率は11.3%となり、前期の11.9%から低下しました。当期純利益率は7.9%となり、前期の6.4%から改善しています。

5. キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフローは582億5,000万円(前期比5.6%増)となりました。投資活動によるキャッシュフローは218億4,000万円(前期比5.2%増)の支出となりました。財務活動によるキャッシュフローは391億4,000万円(前期比6.3%減)の支出となりました。フリーキャッシュフローは364億1,000万円(前期比4.1%増)となりました。

6. 今後の展望

2027年1月期の連結業績予想は、売上高6,800億円、営業利益775億円、経常利益780億円、親会社株主に帰属する当期純利益560億円を見込んでいます。中期経営計画2025-2027の成長戦略を継続し、AI関連需要やセキュリティ対策需要の拡大を背景に、売上高営業利益率11%以上、経常利益率11%以上、当期純利益率8%以上を目指しています。リスク要因としては、米国の通商政策動向や地政学リスクの継続、エネルギー・原材料価格の高騰に伴う物価上昇の継続、金融資本市場の変動等が挙げられます。

7. その他の重要事項

セグメント別業績では、インテグレーションセグメントが売上高4,295億3,000万円、営業利益878億6,000万円と好調でした。コネクティッドセグメントは売上高1,183億7,000万円、営業利益228億4,000万円と増収増益を達成しました。ソリューションセグメントは売上高1,109億1,000万円、営業利益193億9,000万円と増収増益となりました。配当方針では、2028年1月期に配当性向45%以上を目指しており、2027年1月期の年間配当金は80円(中間配当35円、期末配当45円)を予定しています。M&Aや大型投資は、2025年6月に2,000百万円を上限とする自己株式を取得し、2026年1月に取得した全株式の消却を実施しました。

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