2026年10月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社エイチ・アイ・エス (9603)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社エイチ・アイ・エス(9603)は、2026年10月期第1四半期(2025年11月1日~2026年1月31日)決算を発表しました。売上高は1,012億39百万円(前年同期比+8.5%)、営業利益は53億24百万円(同+2.2%)となり、増収増益を達成しました。旅行需要の回復基調を背景に、主力の旅行事業をはじめホテル事業、九州産交グループが好調に推移し、グループ全体の収益性が向上しています。前期比では売上高は堅調に伸びていますが、営業利益の伸びは鈍化しており、コスト増加などの影響も一部に見られます。
2. 業績結果
- 売上高: 1,012億39百万円(前年同期比+8.5%)
- 営業利益: 53億24百万円(同+2.2%)
- 経常利益: 51億61百万円(同-2.1%)
- 当期純利益: 34億27百万円(同-2.5%)
- EPS: 45.86円(前年同期比-2.5%)
- 配当金: 未定(前期は年20円)
業績結果に対するコメント: 売上高は堅調に伸び、旅行事業の好調が全体を牽引しました。海外旅行事業では「初夢フェア2026」が好調で、年末年始の欧州・中近東方面の高付加価値商材やアジア路線の需要回復が寄与しました。国内旅行事業では体験型商品の拡充と大型セールが奏功し、訪日旅行事業も北米・欧米からの団体旅行が堅調でした。一方、営業利益の伸びは鈍化しており、販売費及び一般管理費の増加(同+4.1%)が利益を圧迫した可能性があります。経常利益は為替差損や営業外費用の増加で前年割れとなりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 185,807 | +3.3% | | 現金及び預金 | 109,554 | -3.8% | | 受取手形、売掛金及び契約資産 | 35,711 | +29.5% | | 棚卸資産 | 14,610 | +22.6% | | その他 | 26,332 | +3.8% | | 固定資産 | 209,356 | +1.6% | | 有形固定資産 | 162,064 | +1.0% | | 無形固定資産 | 14,757 | +2.1% | | 投資その他の資産 | 32,533 | +1.6% | | 資産合計 | 395,218 | +2.3% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 223,142 | -7.6% | | 支払手形及び買掛金 | 17,044 | +8.0% | | 短期借入金 | 7,914 | -9.0% | | その他 | 198,184 | -9.4% | | 固定負債 | 99,414 | +30.4% | | 長期借入金 | 69,647 | +47.4% | | その他 | 29,767 | +0.1% | | 負債合計 | 322,556 | +0.9% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 46,307 | +3.1% | | 資本金 | 100 | ±0% | | 利益剰余金 | 30,817 | +9.4% | | その他の包括利益累計額 | 13,668 | +21.4% | | 純資産合計 | 72,661 | +8.2% | | 負債純資産合計 | 395,218 | +2.3% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は15.2%(前期末14.4%)とやや改善しました。流動比率は83.3%(前期末82.6%)と安全余裕率は低下傾向にあります。資産構成では受取手形・売掛金や旅行前払金が増加し、営業活動の活発化を示しています。負債面では短期借入金の減少や未払金の減少が見られ、財務体質は改善傾向にあります。純資産は利益剰余金の増加と為替換算調整勘定の増加で増加しました。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 1,012,390 | +8.5% | 100.0% |
| 売上原価 | 692,347 | +10.6% | 68.4% |
| 売上総利益 | 319,943 | +2.2% | 31.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 266,785 | +4.1% | 26.4% |
| 営業利益 | 53,240 | +2.2% | 5.3% |
| 営業外収益 | 593 | -43.6% | 0.1% |
| 営業外費用 | 755 | +4.8% | 0.1% |
| 経常利益 | 51,610 | -2.1% | 5.1% |
| 特別利益 | 199 | -99.0% | 0.0% |
| 特別損失 | 1 | -85.7% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 53,600 | +0.1% | 5.3% |
| 法人税等 | 1,268 | +2.6% | 0.1% |
| 当期純利益 | 34,270 | -2.5% | 3.4% |
損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は5.3%(前年同期5.6%)とやや低下しました。売上総利益率は31.6%(同31.1%)と改善しましたが、販売費及び一般管理費の増加(同+4.1%)が利益を圧迫しました。営業外収益の減少(同-43.6%)や為替差損の増加(同+30.8%)も経常利益の減少に影響しました。税引前当期純利益はほぼ横ばいでしたが、法人税等の増加で当期純利益は減少しました。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
記載なし
6. 今後の展望
2026年10月期通期の連結業績予想に変更はなく、売上高1,890億円(前期比+12.6%)、営業利益140億円(同+20.4%)、経常利益140億円(同+23.0%)、当期純利益90億円(同+90.7%)を見込んでいます。旅行需要の回復基調を背景に、引き続き堅調な成長が期待されます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 旅行事業(売上836億75百万円、営業利益36億38百万円)、ホテル事業(売上74億75百万円、営業利益17億68百万円)、九州産交グループ(売上71億28百万円、営業利益4億11百万円)
- 配当方針: 未定(前期年20円)
- 株主還元施策: 配当性向20%以上を目指す
- M&Aや大型投資: 南米ペルーにリマ支店開設、メキシコ法人における観光プロモーション代理事業受託
- 人員・組織変更: 東京都奥多摩町、静岡県松崎町、宮城県仙台市への「地域活性化起業人制度」社員派遣
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