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更新: 2026-02-12 14:00:00
決算 2026-02-12T14:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社西武ホールディングス (9024)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社西武ホールディングスは、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、営業収益は微増を達成したものの、コスト増加の影響を受け、利益面では大幅な減少となりました。特に、親会社株主に帰属する四半期純利益の減少率は大きく、全体として厳しい業績となりました。前期比では、営業収益は増加しましたが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は全て減少しており、収益性の悪化が顕著です。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比(%)
売上高(営業収益) 388,218 1.9
営業利益 44,898 △11.0
経常利益 44,674 △5.9
親会社株主に帰属する四半期純利益 32,091 △64.9
1株当たり当期純利益(円) 124.13 △60.3
配当金(年間予想) 60.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間における営業収益は、保有物件の流動化、インバウンド需要の取り込み、鉄道業における需要増加などにより、前年同期比1.9%増となりました。しかしながら、賃上げを含む人件費や設備投資の増加に伴う減価償却費等の各種費用の増加が利益を圧迫しました。特に、営業利益は前年同期比11.0%減、経常利益は同5.9%減となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別損失の増加(固定資産売却損、工事負担金等圧縮額など)の影響もあり、前年同期比64.9%減と大幅な減少となりました。1株当たり当期純利益も同様に大きく減少しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|----------------|--------------| | 流動資産 | 164,426 | △45.9 | | 現金及び預金 | 76,955 | △67.3 | | 受取手形及び売掛金 | 30,325 | △2.9 | | 棚卸資産 | 12,386 | 78.9 | | その他 | 33,206 | 7.7 | | 固定資産 | 1,477,416 | 0.2 | | 有形固定資産 | 1,259,374 | △3.0 | | 無形固定資産 | 41,893 | 36.8 | | 投資その他の資産 | 176,147 | 20.7 | | 資産合計 | 1,641,842 | △10.5 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|----------------|--------------| | 流動負債 | 270,330 | △37.1 | | 支払手形及び買掛金 | 13,820 | △30.2 | | 短期借入金 | 75,265 | 11.8 | | その他 | 67,802 | △36.8 | | 固定負債 | 823,169 | △1.7 | | 長期借入金 | 511,973 | △4.3 | | その他 | 38,507 | 15.3 | | 負債合計 | 1,093,499 | △13.7 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|----------------|--------------| | 株主資本 | 442,984 | △5.8 | | 資本金 | 50,000 | 0.0 | | 利益剰余金 | 529,121 | 3.9 | | 自己株式 | △233,935 | 26.1 | | その他の包括利益累計額 | 99,653 | 9.4 | | 純資産合計 | 548,342 | △3.3 | | 負債純資産合計 | 1,641,842 | △10.5 |

貸借対照表に対するコメント: 当期末の総資産は1兆6,418億42百万円となり、前連結会計年度末に比べ10.5%減少しました。これは主に現金及び預金の減少(1,583億68百万円)によるものです。一方で、投資有価証券の増加などにより投資その他の資産が増加し、固定資産合計は微増となりました。負債合計は1兆934億99百万円となり、同13.7%減少しました。流動負債の減少は、未払法人税等の大幅な減少が主因です。固定負債も長期借入金の減少などにより微減しました。純資産合計は5,483億42百万円となり、同3.3%減少しました。自己株式の増加が主な要因です。自己資本比率は33.1%となり、前期末の30.6%から上昇しており、財務の安定性は向上しています。流動比率や当座比率などの短期的な安全性指標については、詳細なデータが不足しているため分析できません。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 388,218 1.9 100.0
売上原価 308,126 4.0 79.4
売上総利益 80,092 △6.7 20.6
販売費及び一般管理費 35,193 7.7 9.1
営業利益 44,898 △11.0 11.6
営業外収益 5,813 65.5 1.5
営業外費用 6,038 △7.0 1.6
経常利益 44,674 △5.9 11.5
特別利益 64,162 △11.3 16.5
特別損失 60,838 911.3 15.7
税引前当期純利益 47,998 △57.9 12.4
法人税等 15,559 △30.0 4.0
当期純利益 32,438 △64.5 8.4

損益計算書に対するコメント: 売上高は増加したものの、売上原価がそれを上回るペースで増加したため、売上総利益は6.7%減少しました。販売費及び一般管理費も7.7%増加しており、営業利益は11.0%減少しました。営業外収益は大幅に増加しましたが、営業外費用も増加し、経常利益は5.9%減少しました。特別利益は減少したものの、特別損失が大幅に増加したため、税引前当期純利益は57.9%減少しました。最終的な当期純利益は、親会社株主に帰属する四半期純利益で320億91百万円となり、前年同期比64.9%減と大幅な落ち込みとなりました。売上高営業利益率は11.6%と、前期から低下しています。ROE(自己資本利益率)については、詳細なデータが不足しているため分析できません。コスト構造としては、売上原価の増加が利益を圧迫する要因となっています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

開示資料にキャッシュフロー計算書の詳細は記載されていませんが、損益計算書における「法人税等」の減少(前年同期比30.0%減)や、貸借対照表における「現金及び預金」の大幅な減少(前連結会計年度末比67.3%減)から、キャッシュフローの状況は注視が必要です。

6. 今後の展望

2026年3月期の連結業績予想は、2025年5月14日公表時点から修正されています。具体的な修正内容は「2026年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」を参照する必要がありますが、第3四半期までの業績を踏まえると、通期での厳しい見通しが示唆されます。会社は、保有物件の流動化、インバウンド需要の取り込み、鉄道業における需要増加などを通じて収益改善を目指すと考えられますが、コスト増加への対応が引き続き課題となるでしょう。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 不動産事業、ホテル・レジャー事業、都市交通・沿線事業、その他事業の4つのセグメントで事業を展開しています。ホテル・レジャー事業の営業収益は増加しましたが、営業利益は減少しました。都市交通・沿線事業も同様に、営業収益は増加したものの営業利益は減少しました。
  • 配当方針: 2025年3月期は年間40.00円の配当を実施しました。2026年3月期は中間配当として20.00円を実施し、期末配当予想は40.00円で、年間合計60.00円の配当を予想しています。
  • 株主還元施策: 配当以外に具体的な株主還元施策に関する記載はありません。
  • M&Aや大型投資: 第1四半期連結会計期間に合同会社IKL匿名組合への出資、第2四半期連結会計期間にAce Hotels Worldwide Inc.の設立、Ace Group International LLCほか19社の株式取得、Modern Housing,LLC、Y Hotel Management Partners LPへの出資など、連結範囲や持分法の適用範囲に変更があります。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

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