2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社パリミキホールディングス (7455)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社パリミキホールディングスは、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、堅調な業績を達成しました。国内事業の好調と海外事業の損失縮小が牽引し、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて前年同期比で増加しました。特に営業利益の伸び率は顕著であり、収益性の改善が見られます。一方で、店舗出店計画の遅延や、人件費・物価高騰によるコスト増加は今後の課題となる可能性があります。
2. 業績結果
以下の数値は、2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)のものです。
| 科目 | 金額(百万円) | 前年同期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 39,532 | 2.1 |
| 営業利益 | 1,743 | 35.2 |
| 経常利益 | 1,906 | 15.0 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 1,146 | 18.7 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 20.33 | 記載なし |
| 配当金(年間予想) | 4.00 | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比2.1%増と堅調に推移しました。これは、国内事業における眼鏡単価の上昇、サングラスおよび補聴器の売上増加が主な要因です。販売費及び一般管理費は人件費や物価高騰の影響で増加しましたが、売上高の増加がこれを吸収し、営業利益は同35.2%増と大幅に増加しました。経常利益も同15.0%増、親会社株主に帰属する四半期純利益も同18.7%増と、増収増益を達成しました。海外事業では、中国国内景気の低迷により売上は減少しましたが、不採算店の整理等により営業損失額は縮小しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 流動資産 | 27,668 | 1.9 |
| 現金及び預金 | 13,231 | △2.8 |
| 受取手形及び売掛金 | 3,407 | 13.6 |
| 棚卸資産 | 9,491 (商品・原材料) | 5.2 (商品・原材料合計) |
| その他 | 1,561 | △0.3 |
| 固定資産 | 16,005 | 1.0 |
| 有形固定資産 | 6,231 | 0.9 |
| 無形固定資産 | 394 | △18.4 |
| 投資その他の資産 | 9,379 | 2.1 |
| 資産合計 | 43,674 | 1.6 |
【負債の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 流動負債 | 7,616 | △12.0 |
| 支払手形及び買掛金 | 1,658 | 19.8 |
| 短期借入金 | 82 | △95.3 |
| その他 | 5,876 (未払金、未払法人税等、契約負債、賞与引当金、その他) | 記載なし |
| 固定負債 | 1,605 | 3.1 |
| 長期借入金 | 99 | △23.3 |
| その他 | 1,506 (退職給付に係る負債、繰延税金負債、資産除去債務、その他) | 記載なし |
| 負債合計 | 9,222 | △9.7 |
【純資産の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 株主資本 | 30,762 | 4.4 |
| 資本金 | 6,224 | 5.3 |
| 利益剰余金 | 17,434 | 4.1 |
| その他の包括利益累計額 | 3,186 | 20.9 |
| 純資産合計 | 34,452 | 5.1 |
| 負債純資産合計 | 43,674 | 1.6 |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は77.7%と非常に高く、財務の健全性は極めて良好です。流動資産は商品及び製品の増加により微増しました。負債合計は短期借入金の大幅な減少により減少しましたが、支払手形及び買掛金、未払金は増加しています。純資産は、資本金、資本剰余金、利益剰余金の増加に加え、その他有価証券評価差額金や為替換算調整勘定を含むその他の包括利益累計額の増加により、大幅に増加しました。これは、当期の利益の蓄積と、為替変動の影響によるものです。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | 売上高比率(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 39,532 | 2.1 | 100.0% |
| 売上原価 | 12,521 | 0.5 | 31.7% |
| 売上総利益 | 27,011 | 3.1 | 68.3% |
| 販売費及び一般管理費 | 25,267 | 1.3 | 63.9% |
| 営業利益 | 1,743 | 35.2 | 4.4% |
| 営業外収益 | 351 | △27.5 | 0.9% |
| 営業外費用 | 188 | 62.1 | 0.5% |
| 経常利益 | 1,906 | 15.0 | 4.8% |
| 特別利益 | 94 | 135.0 | 0.2% |
| 特別損失 | 111 | 23.3 | 0.3% |
| 税引前当期純利益 | 1,889 | 17.6 | 4.8% |
| 法人税等 | 720 | 17.8 | 1.8% |
| 当期純利益 | 1,169 | 17.5 | 2.9% |
損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は68.3%と高い水準を維持しています。販売費及び一般管理費は増加しましたが、売上高の増加により売上高比率は63.9%となり、前年同期比で微増に留まりました。営業利益率は4.4%となり、前年同期比で1.0ポイント上昇しました。営業外収益は為替差益の減少等により減少しましたが、営業外費用も減少したため、経常利益は同15.0%増となりました。特別利益の増加や特別損失の増加がありましたが、税引前当期純利益は同17.6%増、当期純利益は同17.5%増と、最終利益も大きく伸びています。
5. キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間においては、四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。減価償却費は765百万円でした。
6. 今後の展望
会社は2026年3月期の通期連結業績予想を据え置いており、売上高514億51百万円、営業利益15億48百万円、経常利益17億48百万円、親会社株主に帰属する当期純利益10億05百万円を予想しています。これは、現時点での業績推移に基づいたものであり、今後の世界情勢の変化等により修正が必要となる可能性もあります。国内事業の好調を維持しつつ、海外事業の立て直しが引き続き重要な課題となります。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- 日本事業: 売上高35,300百万円(前年同期比2.8%増)、営業利益2,123百万円(前年同期比26.3%増)
- 海外事業: 売上高4,374百万円(前年同期比3.2%減)、営業損失379百万円(前年同四半期はセグメント損失391百万円)
- 店舗展開: 国内事業では、出店・改装計画が建材・工事費高騰の影響で当初計画を下回り、7店舗での着地見込みとなっています。
- 配当方針: 2025年3月期は年間8.00円、2026年3月期は年間4.00円(予想)の配当を実施しています。