適時開示情報 要約速報

更新: 2026-02-12 15:30:00
決算 2026-02-12T15:30

2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

SBIアルヒ株式会社 (7198)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

SBIアルヒ株式会社は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、営業収益18,985百万円(前年同期比15.0%増)と堅調な増収を達成しました。リカーリング収益およびアセット・その他収益の力強い伸びが、オリジネーション関連収益の微減を補い、全体の収益を押し上げました。営業費用は増加したものの、増収効果により利益も増加しており、全体として良好な業績を維持しています。貸借対照表においては、資産・負債ともに増加しており、特に社債や借入債務の変動が見られます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比 (%)
売上高(営業収益) 18,985 15.0
税引前利益 2,499 8.3
四半期利益 1,697 8.8
親会社の所有者に帰属する四半期利益 1,714 9.5
1株当たり当期純利益(EPS) 38.61円 9.3
配当金(年間予想) 40.00円 記載なし

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間の営業収益は、前年同期比15.0%増の18,985百万円となりました。主力商品である「フラット35」の融資実行件数は前年実績を上回ったものの、変動金利商品との金利差縮小により、オリジネーション関連収益は2.5%減少しました。しかしながら、リカーリング収益はサービシング事業の譲り受け等による増加や、保険及び家賃保証による売上の堅調な推移により、18.7%増加しました。また、アセット・その他収益も、不動産担保ローンや物件売却収益の増加により、45.3%増加しました。 営業費用は、調達金利の上昇による金融費用の増加、増収に伴う関連費用の増加、株式会社優良住宅ローンの完全子会社化やM&A関連費用の計上などにより、16.5%増加しました。 これらの結果、税引前利益は8.3%増の2,499百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は9.5%増の1,714百万円となりました。1株当たり当期純利益も38.61円と、前年同期比で増加しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | | | | 現金及び預金 | 24,080 | 19.5 | | 受取手形及び売掛金 | 1,408 | △13.7 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | | | | 営業貸付金 | 117,035 | 4.5 | | 受益権 | 31,611 | △2.2 | | その他流動資産 | 1,111 | 7.5 | | 固定資産 | | | | 有形固定資産 | 5,727 | 43.7 | | 無形固定資産 | 6,099 | △7.0 | | 投資その他の資産 | 記載なし | 記載なし | | 資産合計 | 214,674 | 4.4 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動負債 | | | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | | | | 預り金 | 7,784 | 37.3 | | リース負債 | 525 | △13.0 | | その他流動負債 | 2,684 | 6.4 | | 固定負債 | | | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | | | | 社債 | 11,424 | 229.3 | | その他固定負債 | 44,256 | △0.6 | | 負債合計 | 172,555 | 5.5 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 株主資本 | | | | 資本金 | 3,471 | 0.0 | | 利益剰余金 | 21,436 | △0.3 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 42,118 | △0.1 | | 負債純資産合計 | 214,674 | 4.4 |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期連結会計期間末の資産合計は214,674百万円となり、前連結会計年度末比で4.4%増加しました。主な増加要因は、現金及び現金同等物の増加(19.5%増)および営業貸付金の増加(4.5%増)です。有形固定資産も43.7%と大きく増加しており、これはM&A等による影響が考えられます。 負債合計は172,555百万円となり、前連結会計年度末比で5.5%増加しました。特に社債が229.3%と大幅に増加しており、資金調達の多様化を示唆しています。預り金も37.3%増加しています。 純資産合計は42,118百万円となり、前連結会計年度末比で微減しました。これは、四半期利益を計上したものの、配当金の支払により利益剰余金が減少したためです。 自己資本比率は約19.6%であり、業界平均と比較して高いとは言えませんが、負債の増加が事業拡大に伴うものであるとすれば、一定の許容範囲内と考えられます。流動比率や当座比率といった短期的な支払い能力を示す指標は、詳細なデータがないため分析できませんが、現金及び預金の増加は流動性の維持に寄与していると考えられます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 18,985 15.0 100.0%
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 10,726 4.2 56.5%
営業利益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 2,499 8.3 13.2%
法人税等 801 6.7 4.2%
当期純利益 1,697 8.8 8.9%

損益計算書に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間の営業収益は18,985百万円(前年同期比15.0%増)と、大幅な増収を達成しました。販売費及び一般管理費は10,726百万円(同4.2%増)と、売上高の伸びに比べて増加率は低く抑えられており、収益性の改善に寄与しています。 税引前利益は2,499百万円(同8.3%増)、当期純利益は1,697百万円(同8.8%増)と、増収効果により利益も着実に増加しています。売上高に対する当期純利益率は8.9%であり、前年同期比での変化は記載されていませんが、堅調な収益性を維持していると考えられます。 営業利益、経常利益に関する具体的な数値は開示されていませんが、税引前利益の増加は、営業外損益の変動が限定的であったか、または営業利益の増加が大きかったことを示唆しています。 コスト構造としては、販売費及び一般管理費が売上高の約56.5%を占めており、これが主要な費用項目となっています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 346百万円(前年同期: 4,470百万円)
    • 営業活動によるキャッシュ・フローは大幅に減少しました。これは、営業貸付金の増加(△7,189百万円)や、預り金の増加(2,099百万円)などが影響していると考えられます。
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △1,041百万円(前年同期: △1,092百万円)
    • 投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と同程度のマイナスとなりました。無形資産の取得による支出(△601百万円)などが主な要因です。
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: 4,625百万円(前年同期: △7,647百万円)
    • 財務活動によるキャッシュ・フローは、大幅なプラスに転じました。これは、社債の発行による収入(8,774百万円)や長期借入による収入(14,500百万円)が大きく増加した一方で、短期借入金の減少や長期借入金の返済、配当金の支払いなどがあったためです。
  • フリーキャッシュフロー: (記載なし)
    • フリーキャッシュフローの計算に必要な情報(営業活動CF - 投資活動CF)は算出可能ですが、開示されていません。

6. 今後の展望

2026年3月期の年間連結業績予想に変更はありません。通期予想は、営業収益23,000百万円(前期比3.2%増)、税引前利益2,500百万円(前期比3.0%増)、当期純利益1,700百万円(前期比△10.4%減)となっています。 当第3四半期までの業績は、営業収益、税引前利益、当期純利益ともに前年同期比で増加しており、通期予想達成に向けて順調に進捗していると考えられます。ただし、通期予想では当期純利益が前期比で減少する見込みとなっており、これは第4四半期における特別な費用計上や、前期との比較における一時的な要因などが影響している可能性があります。 会社は住宅金融事業の単一セグメントであり、今後も住宅ローン事業を中心に、グループシナジーを活かした事業展開を進めていくと予想されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 住宅金融事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略されています。
  • 配当方針: 2025年3月期は年間40.00円、2026年3月期は年間40.00円(予想)の配当を予定しています。第3四半期末時点での配当は20.00円です。
  • 株主還元施策: 配当金の支払いが主な株主還元策と考えられます。
  • M&Aや大型投資: 株式会社優良住宅ローンの完全子会社化や、SBIエステートファイナンス、SBIスマイルといったグループ会社との連携強化が業績に貢献しています。
  • 人員・組織変更: 当四半期連結累計期間において、連結範囲に重要な変更があり、新規に2社(株式会社優良住宅ローン、ノースアセット株式会社)が追加され、1社(アルヒ住み替えコンシェルジュ株式会社)が除外されています。これは、事業戦略に基づいた組織再編の一環と考えられます。

関連する開示情報(同じ企業)