決算
2026-02-10T15:30
2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
SEMITEC株式会社 (6626)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
- 会社名・決算期間: SEMITEC株式会社 / 2026年3月期第3四半期(2025年4月1日~12月31日)
- 総合評価: 売上高は微増したものの、原材料価格高騰や研究開発費増加により営業利益が8.7%減、経常利益が12.4%減と悪化。地域別では中華圏・北米が利益増を達成したが、日本・その他アジアで収益性が低下した。
- 主な変化点:
- 売上原価率の上昇(前年同期60.9%→今期61.7%)
- 固定資産除却損の計上(営業外費用96.6百万円)
- 自己株式取得の積極化(期末自己株式数:前年729,894株→今期1,488,129株)
2. 業績結果
| 科目 | 2026年3月期第3四半期(百万円) | 前年同期比増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 19,132 | +0.1% |
| 営業利益 | 2,849 | △8.7% |
| 経常利益 | 2,902 | △12.4% |
| 当期純利益 | 2,240 | △4.4% |
| EPS(円) | 220.57 | +1.4% |
| 配当金(年間予想) | 47.00円 | - |
業績結果に対するコメント:
- 減益要因: 原材料価格高騰による売上総利益率低下(前年同期39.1%→今期38.3%)、研究開発費の増加(前年同期748百万円→今期862百万円)、固定資産除却損の計上。
- 事業セグメント:
- 中華圏: 自動車用途の商流移管で売上減(△5.6%)だが、生産効率化で利益増(+7.8%)。
- 北米: 医療用途(血糖値測定器)の販売量増加で売上高+5.4%、利益+5.2%。
- 日本: 産業機器用途は回復基調だが、研究開発費増加でセグメント損失拡大(△26.5%)。
3. 貸借対照表(単位: 百万円)
【資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 22,143 | △1,273 |
| 現金及び預金 | 9,650 | △2,490 |
| 受取手形・売掛金 | 4,428 | △8 |
| 棚卸資産 | 5,779 | +314 |
| 固定資産 | 8,965 | +1,186 |
| 有形固定資産 | 7,801 | +714 |
| 投資有価証券 | 659 | +460 |
| 資産合計 | 31,109 | △87 |
【負債の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動負債 | 4,601 | △296 |
| 支払手形・買掛金 | 1,496 | +133 |
| 固定負債 | 2,591 | △482 |
| 長期借入金 | 483 | △330 |
| 負債合計 | 7,192 | △779 |
【純資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 資本金 | 773 | 0 |
| 利益剰余金 | 21,895 | +1,815 |
| 自己株式 | △3,060 | △1,658 |
| 為替換算調整勘定 | 3,660 | +536 |
| 純資産合計 | 23,917 | +693 |
| 負債純資産合計 | 31,109 | △87 |
貸借対照表コメント:
- 自己資本比率: 76.8%(前期74.4%)と業界トップクラスの安定性。
- 流動比率: 481%(流動資産22,143 ÷ 流動負債4,601)で短期支払能力は極めて高い。
- 主な変動点: 現預金が2,490百万円減少した一方、投資有価証券(+460百万円)と有形固定資産(+714百万円)が増加。
4. 損益計算書(単位: 百万円)
| 科目 | 金額 | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 19,132 | +0.1% | 100.0% |
| 売上原価 | 11,798 | +1.4% | 61.7% |
| 売上総利益 | 7,334 | △1.7% | 38.3% |
| 販管費 | 4,485 | +3.3% | 23.4% |
| 営業利益 | 2,849 | △8.7% | 14.9% |
| 営業外費用 | 171 | +135% | - |
| 経常利益 | 2,902 | △12.4% | 15.2% |
| 当期純利益 | 2,240 | △4.4% | 11.7% |
損益計算書コメント:
- 収益性指標: 売上高営業利益率14.9%(前期16.4%)、ROE(年率換算)約7.5%(前期8.9%)。
- コスト構造: 原材料費上昇で売上原価率が0.8pt悪化、研究開発費が113百万円増加。
- 特記事項: 固定資産除却損96.6百万円が営業外費用に計上され、経常利益を押し下げた。
5. キャッシュフロー
記載なし
6. 今後の展望
- 業績予想: 2026年3月期通期予想は売上高23,382百万円(△7.7%)、営業利益3,000百万円(△23.3%)を維持。
- リスク要因: 為替変動(ドル円レート)、自動車向け半導体需給の不透明性。
- 成長機会: 医療機器向けセンサー・EV関連部品の需要拡大を見込む。
7. その他の重要事項
- セグメント戦略: 中華圏の自動車用途と北米の医療用途に経営資源を集中。
- 株主還元: 年間配当予想47円(前期40円)で増配実施。
- 組織変更: 中国子会社「江蘇興順電子有限公司」を連結除外。
(注)数値は開示資料に基づき百万円単位で作成。キャッシュフロー計算書は非開示のため記載なし。