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更新: 2026-02-12 14:00:00
決算 2026-02-12T14:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

ステラファーマ株式会社 (4888)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

ステラファーマ株式会社の2026年3月期第3四半期累計期間の決算は、売上高は微増したものの、大幅な損失拡大を伴う厳しい結果となりました。医薬品業界の厳しい事業環境の中、アンメットメディカルニーズの高い疾患領域での新薬創出に向けた取り組みを推進していますが、研究開発費の増加や製造体制の見直し等により、収益性は悪化しています。特に、販売費及び一般管理費の増加が営業損失拡大の主因となっています。

2. 業績結果

科目 当期第3四半期累計(2025年4月-12月) 前期第3四半期累計(2024年4月-12月) 前期比
売上高(営業収益) 261,791千円 254,091千円 +3.0%
営業利益 △512,579千円 △375,011千円 大幅増(損失拡大)
経常利益 △509,980千円 △371,485千円 大幅増(損失拡大)
当期純利益 △512,143千円 △373,638千円 大幅増(損失拡大)
1株当たり当期純利益(EPS) △15.05円 △11.27円 悪化
配当金 記載なし 0.00円 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比で微増しましたが、これは主に研究開発活動の進展やパートナーシップ契約締結によるものと考えられます。しかし、販売費及び一般管理費が前年同期比で143,148千円増加したことが、営業損失の大幅な拡大に直結しました。この増加要因としては、医薬品開発における臨床試験費用や学術講演会・セミナー開催費用、海外展開に関する費用などが考えられます。また、主要な製造委託先の準自己破産に伴う製造体制の見直しや、それに伴う技術移管・製造所変更対応も、一時的なコスト増に影響している可能性があります。経常利益、当期純利益も同様に損失が拡大しており、収益性の改善が急務となっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 4,637 | △606 | | 現金及び預金 | 2,691 | △515 | | 受取手形及び売掛金 | 573 | △142 | | 棚卸資産 | 215 (製品 82, 仕掛品 1,101, 原材料 33) | 記載なし | | その他 | 1,155 | 記載なし | | 固定資産 | 140 | △34 | | 有形固定資産 | 51 | △16 | | 無形固定資産 | 45 | △5 | | 投資その他の資産 | 44 | △13 | | 資産合計 | 4,777 | △640 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 248 | △143 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし (買掛金 0) | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 248 | △143 | | 固定負債 | 1,834 | +15 | | 長期借入金 | 628 | +20 | | その他 | 1,206 | △5 | | 負債合計 | 2,081 | △128 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 2,695 | △512 | | 資本金 | 2,859 | 0 | | 利益剰余金 | △512 | △371 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 2,695 | △512 | | 負債純資産合計 | 4,777 | △640 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は56.4%(前期末59.2%)と、依然として健全な水準を維持していますが、前期末と比較して低下しています。これは、当期純損失の計上により利益剰余金が減少したことが主な要因です。流動資産は現金及び預金、売掛金の減少により全体として減少しました。負債合計は微減ですが、固定負債のうち長期借入金が増加しています。純資産は、当期純損失の計上により大幅に減少しました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 261,791 +3.0% 100.0%
売上原価 35,807 +6.3% 13.7%
売上総利益 225,983 +2.5% 86.3%
販売費及び一般管理費 738,563 +23.9% 282.1%
営業利益 △512,579 大幅増(損失拡大) △195.8%
営業外収益 16,445 +48.2% 6.3%
営業外費用 13,846 +82.8% 5.3%
経常利益 △509,980 大幅増(損失拡大) △194.8%
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 △509,980 大幅増(損失拡大) △194.8%
法人税等 2,163 +0.5% 0.8%
当期純利益 △512,143 大幅増(損失拡大) △195.6%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益は売上高の増加に伴い微増しましたが、販売費及び一般管理費が前年同期比で23.9%と大幅に増加したことが、営業損失の拡大に大きく影響しています。売上高に対する販売費及び一般管理費の比率が282.1%と非常に高く、収益性の悪化が顕著です。営業外収益では販売協力金が計上されていますが、営業外費用の増加も経常損失拡大の一因となっています。当期純利益も同様に損失が拡大しており、コスト構造の抜本的な見直しが求められます。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当第3四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。

6. 今後の展望

2026年3月期の通期業績予想に変更はなく、売上高377百万円、営業損失△922百万円、経常損失△908百万円、当期純利益△911百万円、1株当たり当期純利益△26.80円と予想されています。これは、第3四半期累計期間の損失拡大を踏まえると、厳しい見通しと言えます。 会社は、アンメットメディカルニーズの高い疾患領域における革新的な新薬創出を目指し、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の開発を推進しています。切除不能な皮膚血管肉腫および再発高悪性度髄膜腫に対する臨床試験結果は良好であり、厚生労働省及びPMDAへの申請準備を進めています。また、胸部固形悪性腫瘍に対する臨床試験や、診断薬開発など、パイプラインの進捗も報告されています。 しかし、主要な製造委託先の準自己破産に伴う製造体制の見直しは、安定供給体制の再構築を最優先課題としており、2027年3月期中の本格的な製造開始を目指しています。この製造体制の再構築が業績に与える影響は注視が必要です。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 医薬品開発事業のみの単一セグメントであり、セグメント情報等の記載は省略されています。
  • 配当方針: 現在、配当は実施されていません。2026年3月期の期末配当予想も0円となっています。
  • 株主還元施策: 具体的な株主還元施策に関する記載はありません。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 記載なし。
  • 資本剰余金の減少と利益剰余金の処分: 2025年7月1日付で資本剰余金の額の減少並びに利益剰余金の処分が行われ、資本剰余金が140,811千円減少し、利益剰余金が140,811千円増加しています。

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