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更新: 2026-02-12 15:35:00
決算 2026-02-12T15:35

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

AIinside株式会社 (4488)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

AIinside株式会社の2026年3月期第3四半期累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の決算は、売上高は増加したものの、販売費及び一般管理費の増加により営業利益は減少しました。一方で、補助金収入の増加が寄与し、経常利益および四半期純利益は大幅に増加しました。財政状態としては、自己資本比率が上昇し、財務の健全性は維持されています。

2. 業績結果

科目 当期(百万円) 前期(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 3,523 3,240 108.7
営業利益 201 250 80.4
経常利益 315 234 134.4
当期純利益 191 99 193.0
1株当たり当期純利益(EPS) 48.41円 25.07円 193.0
配当金 記載なし 記載なし -

業績結果に対するコメント: 売上高は、AI-OCRソリューション「DXSuite」の利用ライセンス数の増加や販売パートナー経由での新規契約獲得により、堅調に推移しました。特に、リカーリング型モデルの売上は堅調に推移し、セリング型モデルの売上も大幅に増加しました。 営業利益は、のれんの償却額が減少したものの、人件費、研究開発費、新オフィスの賃借料、広告宣伝費、業務利用WEBサービスの利用料などの販売費及び一般管理費が増加したことが響き、前期比で減少しました。 経常利益は、補助金収入が大幅に増加したことが主な要因となり、前期比で大幅に増加しました。 当期純利益も、経常利益の増加と法人税等調整額の影響により、前期比で大幅に増加しました。 1株当たり当期純利益も同様に大幅な増加を示しています。 配当金については、現時点では実施されていません。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|----------------| | 流動資産 | | | | 現金及び預金 | 4,734 | △359 | | 受取手形及び売掛金 | 545 | △24 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 53 | 43 | | 固定資産 | | | | 有形固定資産 | 527 | 280 | | 無形固定資産 | 219 | 30 | | 投資その他の資産 | 426 | △101 | | 資産合計 | 6,901 | △41 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|----------------| | 流動負債 | | | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 1,200 | △400 | | その他 | 637 | 186 | | 固定負債 | | | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 10 | △8 | | 負債合計 | 2,126 | △292 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|----------------| | 株主資本 | | | | 資本金 | 1,234 | 0 | | 利益剰余金 | 1,483 | 191 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 4,774 | 251 | | 負債純資産合計 | 6,901 | △41 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は69.2%となり、前期末の65.2%から4.0ポイント増加しており、財務の健全性が向上しています。 流動資産は現金及び預金の減少が主な要因で減少しましたが、有形固定資産は本社移転やサーバー取得により増加しました。 負債合計は、短期借入金の減少などにより前期末比で減少しました。 純資産は、利益剰余金の増加や資本剰余金の増加により、前期末比で増加しました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 3,523 282 108.7
売上原価 635 9 101.5
売上総利益 2,887 273 110.4
販売費及び一般管理費 2,686 322 113.6
営業利益 201 △49 80.4
営業外収益 127 126 記載なし
営業外費用 13 △3 記載なし
経常利益 315 81 134.4
特別利益 記載なし 記載なし -
特別損失 11 11 記載なし
税引前当期純利益 303 68 記載なし
法人税等 112 △23 記載なし
当期純利益 191 92 193.0

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は5.7%となり、前期の10.0%から低下しました。これは、売上総利益の増加率を上回る販売費及び一般管理費の増加が主な要因です。 売上総利益率は82.0%と、前期の80.7%から改善しました。 経常利益率は8.9%となり、前期の7.2%から改善しました。これは、営業外収益の増加(特に補助金収入)が大きく寄与したためです。 当期純利益率は5.4%となり、前期の3.1%から改善しました。 コスト構造としては、売上原価は売上高の増加率と同程度に抑えられましたが、販売費及び一般管理費が売上高を上回るペースで増加しました。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当第3四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 ただし、減価償却費及びのれんの償却額は以下の通りです。 - 減価償却費: 154,600千円 (前期: 116,603千円) - のれんの償却額: 0千円 (前期: 246,715千円)

6. 今後の展望

2026年3月期の通期業績予想は、売上高50.5億円(前期比14.8%増)、営業利益2.05億円(前期比46.8%減)、経常利益3.81億円(前期比5.9%減)、当期純利益2.52億円(前期比63.95%増)と予想されています。 AIエージェントを実装したAI-OCRソリューション「DXSuite」や、マルチモーダルAI統合基盤「AnyData」を主力製品として展開し、社会的なデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の追い風を受ける中で、売上高の伸長を目指しています。 一方で、通期業績予想では営業利益・経常利益の減少が見込まれており、販売費及び一般管理費の抑制や効率化が課題となる可能性があります。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 人工知能事業の単一セグメントであるため、記載は省略されています。
  • 配当方針: 現時点では配当は実施されていません。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: 本社移転及び自社利用サーバーの取得により有形固定資産が増加しています。
  • 人員・組織変更: 記載なし。
  • 会計上の見積りの変更: 本社移転に伴う原状回復義務に係る資産除去債務について、耐用年数を短縮し、移転予定日までの期間で減価償却が完了するように耐用年数を変更しました。この変更による当第3四半期累計期間の利益への影響は軽微です。
  • 従業員向け株式給付信託制度: 従業員の勤労意欲向上や経営参画意識を高める目的で導入されています。

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