2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
東京都競馬株式会社 (9672)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
東京都競馬株式会社の2025年12月期連結決算は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の全てにおいて前期比で増加し、非常に好調な業績となりました。特に公営競技事業におけるインターネット投票の普及やイベント施策が奏功し、売上・利益ともに堅調に推移しました。遊園地事業は入場者数減の影響を受けたものの、倉庫賃貸事業やサービス事業の好調さが全体業績を牽引しました。財務基盤も自己資本比率75.3%と高い水準を維持しており、安定しています。2026年12月期も増収増益を見込んでおり、中期経営計画に基づいた事業展開に期待が持てます。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 41,758 | 3.3 |
| 営業利益 | 15,414 | 10.7 |
| 経常利益 | 15,448 | 11.0 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 10,461 | 7.8 |
| 1株当たり当期純利益(円銭) | 392.22 | 記載なし |
| 配当金(年間合計、円銭) | 118.00 | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 売上高は前期比3.3%増の41,758百万円となりました。これは、公営競技事業におけるインターネット投票の普及やイベント施策の効果、遊園地事業における集客強化策、倉庫賃貸事業における賃料増額などが寄与した結果です。 営業利益は前期比10.7%増の15,414百万円となりました。売上高の増加に加え、コスト管理の徹底により利益率が改善しました。 経常利益は前期比11.0%増の15,448百万円となりました。営業外収益・費用の影響は限定的でした。 親会社株主に帰属する当期純利益は前期比7.8%増の10,461百万円となりました。税金等調整前当期純利益の増加が主な要因です。 1株当たり当期純利益は392.22円となり、株主価値の向上を示唆しています。 配当金は年間合計で118.00円となり、株主還元も継続されています。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動資産 | 記載なし | 記載なし | | 現金及び預金 | 14,260 | 記載なし | | 受取手形及び売掛金 | 記載なし | 記載なし | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 有形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 記載なし | 記載なし | | 資産合計 | 125,785 | 記載なし |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動負債 | 記載なし | 記載なし | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債 | 記載なし | 記載なし | | 長期借入金 | 記載なし | △1,700 | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 30,882 | 記載なし |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 株主資本 | 記載なし | 記載なし | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 73,120 | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 94,902 | 記載なし | | 負債純資産合計 | 125,785 | 記載なし |
貸借対照表に対するコメント: 2025年12月期末の総資産は125,785百万円となり、前期末比で3,379百万円増加しました。これは、現金及び預金の増加(1,426百万円増)や有価証券の増加(3,000百万円増)などが主な要因です。 負債合計は30,882百万円となり、前期末比で381百万円減少しました。長期借入金の返済(1,700百万円減)などが影響しています。 純資産合計は94,902百万円となり、前期末比で3,760百万円増加しました。利益剰余金の増加(7,312百万円増)が主な要因です。 自己資本比率は75.3%(前期74.4%)と高い水準を維持しており、財務の健全性は非常に良好です。 流動比率や当座比率などの安全性指標に関する具体的な数値は記載がありませんが、自己資本比率の高さから、短期的な支払い能力にも問題はないと推測されます。 資産構成としては、固定資産の割合が高いと考えられますが、具体的な内訳は不明です。負債構成では、長期借入金が減少傾向にあることが伺えます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | 売上高比率(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 41,758 | 3.3 | 100.0 |
| 売上原価 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 売上総利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 販売費及び一般管理費 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 営業利益 | 15,414 | 10.7 | 36.9 |
| 営業外収益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 営業外費用 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 経常利益 | 15,448 | 11.0 | 37.0 |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 税引前当期純利益 | 15,110 | 記載なし | 記載なし |
| 法人税等 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 当期純利益 | 10,461 | 7.8 | 25.0 |
損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比3.3%増の41,758百万円となりました。公営競技事業の堅調な推移が全体を牽引しました。 営業利益は前期比10.7%増の15,414百万円となり、売上高の伸びを上回る増加率を示しました。これは、売上高営業利益率が36.9%と高い水準を維持・向上させたことを意味します。 経常利益は前期比11.0%増の15,448百万円となり、営業利益と同様に堅調な伸びを示しました。 税引前当期純利益は15,110百万円となりました。 当期純利益は前期比7.8%増の10,461百万円となりました。 売上高営業利益率が36.9%と非常に高く、収益性の高さが伺えます。 ROE(自己資本利益率)については、当期純利益と自己資本の具体的な数値から計算可能ですが、ここでは記載がありません。しかし、利益の増加と自己資本の安定性を考慮すると、良好な水準であると推測されます。 コスト構造としては、売上原価や販売費及び一般管理費の詳細な内訳は不明ですが、営業利益の増加率が売上高の増加率を上回っていることから、コスト効率の良い経営が行われていると考えられます。
5. キャッシュフロー
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュフロー | 19,901 | 23.6 |
| 投資活動によるキャッシュフロー | △12,821 | 48.5 |
| 財務活動によるキャッシュフロー | △8,703 | 62.1 |
| 現金及び現金同等物 期末残高 | 14,243 | △10.3 |
| フリーキャッシュフロー | 7,080 | 記載なし |
キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは19,901百万円と、前期比23.6%増加し、非常に堅調でした。これは、利益の増加に加え、運転資本の効率的な管理によるものと考えられます。 投資活動によるキャッシュフローは△12,821百万円の支出となりました。これは、有形固定資産の取得(6,248百万円)や無形固定資産の取得(582百万円)、有価証券の取得(3,000百万円)などが主な要因です。 財務活動によるキャッシュフローは△8,703百万円の支出となりました。これは、自己株式の取得(3,858百万円)や配当金の支払い(3,138百万円)、長期借入金の返済(1,700百万円)などが主な要因です。 フリーキャッシュフロー(営業活動CF - 投資活動CF)は、19,901百万円 - 12,821百万円 = 7,080百万円となり、プラスを維持しています。これは、事業活動で生み出したキャッシュで投資活動を賄える健全な状態を示しています。 期末の現金及び現金同等物は14,243百万円となり、前期末比で1,623百万円減少しましたが、依然として潤沢な資金を保有しています。
6. 今後の展望
2026年12月期の連結業績予想は、売上高42,597百万円(前期比2.0%増)、営業利益15,827百万円(同2.7%増)、経常利益15,860百万円(同2.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益10,792百万円(同3.2%増)と、引き続き増収増益を見込んでいます。 中期経営計画「未来の空間創造プロジェクトthe1stFurlong」では、「空間に思いを馳せ、人々の笑顔を創造する」という企業理念のもと、「笑顔あふれる“まちづくり”を牽引する空間創造企業」を目指しています。 具体的には、公営競技事業における大井競馬場の振興、新トレーニングセンター整備、SPAT4におけるAI活用、次期システム構築などを推進します。また、大井競馬場をランドマークとし、世界に誇れる都心型エンターテインメント競馬場を創造するため、競馬場の再整備やアリーナ整備の検討を進めます。さらに、大井競馬場とその周辺資産のポテンシャルを最大限に発揮し、人が集う空間をデザインするため、既存事業の拡充・強化や勝島エリアの資産価値最大化に取り組む計画です。 リスク要因としては、経済状況の変動、競合の動向、自然災害などが考えられますが、中期経営計画に基づいた着実な実行により、これらのリスクを乗り越え、持続的な成長を目指していくと考えられます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- 公営競技事業:売上高29,694百万円(前期比3.6%増)、セグメント利益12,180百万円(同9.4%増)と好調。
- 遊園地事業:売上高3,783百万円(前期比1.1%減)、セグメント利益475百万円(同11.1%減)と減収減益。入場者数減が影響。
- 倉庫賃貸事業:売上高6,094百万円(前期比4.7%増)、セグメント利益3,998百万円(同15.0%増)と堅調。
- サービス事業:売上高2,372百万円(前期比3.9%増)、セグメント利益343百万円(同57.9%増)と大幅増益。
- 配当方針: 2025年12月期は年間118.00円の配当を実施。2026年12月期は年間146.00円の配当予想。株主還元を重視する姿勢が見られます。
- 株主還元施策: 配当金の増額に加え、自己株式の取得も行われており、株主価値向上に努めています。
- M&Aや大型投資: 中期経営計画における大井競馬場の再整備やアリーナ整備検討など、将来に向けた大型投資を計画しています。
- 人員・組織変更: 決算短信には記載がありません。