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更新: 2026-02-12 14:00:00
決算 2026-02-12T14:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社 山善 (8051)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社山善は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、堅調な売上成長と大幅な利益改善を達成しました。国内の設備投資は鈍化傾向が見られるものの、自動化・省人化ニーズや省エネ関連投資が堅調に推移し、海外でも生産移管に伴う設備投資需要が活発化しました。消費財関連事業においても、住建事業での省エネ改修需要や家庭機器事業でのプライベートブランド商品の販売が好調でした。これらの要因が複合的に作用し、売上高は前期比4.1%増、利益は大幅に増加しました。特に、営業利益は40.2%増と大きく伸長しており、収益性が著しく改善した四半期となりました。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 398,455 4.1
営業利益 8,479 40.2
経常利益 9,208 42.4
親会社株主に帰属する四半期純利益 6,639 16.6
1株当たり当期純利益(円) 78.04 19.1
配当金(中間配当) 20.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は前期比4.1%増と堅調に推移しました。特に、生産財関連事業は3.7%増、消費財関連事業は住建事業が10.3%増、家庭機器事業が1.1%増と、各セグメントで売上を伸ばしました。利益面では、営業利益が40.2%増、経常利益が42.4%増と大幅に増加しました。これは、売上増加に加え、販売費及び一般管理費の効率化や、特別利益の計上(投資有価証券売却益 1,186百万円)などが寄与したと考えられます。親会社株主に帰属する四半期純利益も16.6%増と堅調な伸びを示しました。1株当たり当期純利益は78.04円となり、前期比で19.1%増加しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 流動資産 | 252,205 | 10.0 | | 現金及び預金 | 72,496 | 12.7 | | 受取手形 | 4,589 | △32.7 | | 売掛金 | 74,351 | △2.9 | | 電子記録債権 | 27,722 | 21.8 | | 有価証券 | 20,991 | 110.0 | | 商品及び製品 | 46,227 | 10.0 | | その他 | 6,195 | △13.9 | | 固定資産 | 67,393 | 7.2 | | 有形固定資産 | 15,340 | 2.5 | | 無形固定資産 | 11,187 | 2.1 | | 投資その他の資産 | 40,865 | 10.7 | | 資産合計 | 319,602 | 9.3 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 流動負債 | 172,910 | 20.3 | | 支払手形及び買掛金 | 60,830 | △5.3 | | 電子記録債務 | 58,293 | 5.0 | | 短期借入金 | 20,048 | 59,630.3 | | 1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債 | 10,003 | 新規 | | その他 | 8,044 | 4.0 | | 固定負債 | 12,409 | △39.6 | | 長期借入金 | 33 | △29.8 | | その他 | 2,480 | 25.8 | | 負債合計 | 185,319 | 12.8 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 株主資本 | 112,428 | 1.3 | | 資本金 | 7,909 | 0.0 | | 利益剰余金 | 109,641 | 2.0 | | 自己株式 | △12,684 | 6.1 | | その他の包括利益累計額 | 20,270 | 29.8 | | 純資産合計 | 134,282 | 5.0 | | 負債純資産合計 | 319,602 | 9.3 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は41.5%と、前期の43.3%から1.8ポイント低下しましたが、健全な水準を維持しています。流動資産は10.0%増加し、特に有価証券が110.0%増加したことが目立ちます。これは短期運用目的の有価証券の取得や株価上昇によるものと考えられます。一方で、受取手形や売掛金は微減、棚卸資産は増加しています。負債合計は12.8%増加しましたが、これは短期借入金が大幅に増加したこと(59,630.3%増)と、1年内に償還予定の転換社債型新株予約権付社債の発行によるものです。固定負債は39.6%減少しており、これは転換社債型新株予約権付社債の償還による影響が大きいと考えられます。純資産は5.0%増加し、利益剰余金の増加やその他の包括利益累計額の増加が寄与しました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 398,455 4.1 100.0
売上原価 337,530 1.9 84.7
売上総利益 60,924 14.8 15.3
販売費及び一般管理費 52,445 3.1 13.2
営業利益 8,479 40.2 2.1
営業外収益 954 21.2 0.2
営業外費用 225 △39.7 0.1
経常利益 9,208 42.4 2.3
特別利益 1,193 △51.8 0.3
特別損失 1 △92.9 0.0
税引前当期純利益 10,399 16.5 2.6
法人税等 3,587 15.0 0.9
当期純利益 6,812 17.4 1.7
親会社株主に帰属する当期純利益 6,639 16.6 1.7

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比4.1%増となりました。売上原価の伸び率(1.9%増)が売上高の伸び率を下回ったため、売上総利益は14.8%増と大きく増加し、売上総利益率は15.3%と前期の14.0%から改善しました。販売費及び一般管理費は3.1%増に抑えられており、売上高比率も13.2%と前期の13.4%から微減しています。これらの結果、営業利益は40.2%増と大幅に増加しました。営業外収益は受取利息の増加などにより21.2%増、営業外費用は支払利息の減少などにより39.7%減となり、経常利益は42.4%増となりました。特別利益では、投資有価証券売却益が前期の2,469百万円から1,186百万円へと減少しましたが、それでも税引前当期純利益は16.5%増となりました。当期純利益は17.4%増、親会社株主に帰属する当期純利益は16.6%増と、最終利益も堅調に増加しました。売上高営業利益率は2.1%と、前期の1.6%から改善しています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

決算短信にはキャッシュフロー計算書の詳細な記載はありませんが、以下の情報から推測できます。 * 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし。ただし、当期純利益が16.6%増であり、売上高も増加していることから、プラスで推移している可能性が高いです。 * 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし。有価証券の取得(資産の部で増加)や有形固定資産の取得などが行われている可能性があります。 * 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし。短期借入金の増加や転換社債型新株予約権付社債の発行などが行われていることから、プラスのキャッシュフローが発生している可能性があります。 * フリーキャッシュフロー: 記載なし。

6. 今後の展望

2026年3月期の通期連結業績予想は、2025年10月15日付で公表された予想から変更ありません。売上高は530,000百万円(前期比2.7%増)、営業利益は10,000百万円(前期比4.9%増)、経常利益は10,000百万円(前期比0.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は7,150百万円(前期比8.9%減)と予想されています。 会社は、国内の設備投資は鈍い動きとなる一方、人手不足対策としての自動化・省人化ニーズや省エネ関連投資は堅調に推移すると見ています。海外では、中国やASEANでの設備投資需要が期待されます。個人消費については、物価上昇と賃上げのバランスが重要となります。 リスク要因としては、世界経済の動向、為替変動、原材料価格の変動などが挙げられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 生産財関連事業: 売上高 251,234百万円(前年同期比3.7%増)、セグメント利益 6,230百万円
    • 消費財関連事業:
      • 住建事業: 売上高 64,151百万円(前年同期比10.3%増)、セグメント利益 2,398百万円
      • 家庭機器事業: 売上高 79,967百万円(前年同期比1.1%増)、セグメント利益 4,321百万円
  • 配当方針: 2026年3月期の年間配当予想は52.00円(中間配当20.00円、期末配当32.00円)となっています。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

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