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更新: 2026-04-03 09:15:36
決算 2026-02-13T15:30

2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社ブシロード (7803)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ブシロードの2026年6月期第2四半期(中間期)連結業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益の全てにおいて、前年同期比で大幅な増加を達成しました。これは、IPディベロッパー戦略のもと、TCG(トレーディングカードゲーム)事業を主軸に、グローバル展開を推進したこと、またライブエンタメ事業やスポーツ事業における大型イベントの成功などが寄与した結果です。特に利益面での伸びが顕著であり、収益性が大きく向上しています。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 27,839 8.2
営業利益 2,908 68.5
経常利益 3,488 81.8
親会社株主に帰属する中間純利益 2,577 107.4
1株当たり中間純利益(円) 19.00 107.4
配当金(年間予想) 2.50 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、TCG事業の堅調な推移に加え、ライブエンタメ事業やスポーツ事業における大型イベントの開催、グローバル展開の進展により、前年同期比8.2%増となりました。 利益面では、売上高の増加に加え、為替差益の計上(313,927千円)や、営業外費用の減少(前年同期比約62%減)などが大きく寄与し、営業利益は68.5%増、経常利益は81.8%増と大幅に増加しました。 親会社株主に帰属する中間純利益は、これらの好調な業績を背景に、前年同期比107.4%増と倍増以上の伸びを示しました。1株当たり中間純利益も同様に大きく増加しています。 なお、2025年10月1日付の株式分割(1株につき2株)を考慮した数値となっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|----------------|--------------| | 流動資産 | 37,763 | △3.8 | | 現金及び預金 | 23,404 | △6.6 | | 受取手形及び売掛金 | 6,789 | △9.5 | | 棚卸資産 | 4,784 | 17.3 | | その他 | 2,880 | △2.1 | | 固定資産 | 12,980 | 23.1 | | 有形固定資産 | 3,423 | △1.2 | | 無形固定資産 | 503 | 78.2 | | 投資その他の資産 | 9,054 | 33.2 | | 資産合計 | 50,742 | 1.9 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|----------------|--------------| | 流動負債 | 15,528 | △6.6 | | 支払手形及び買掛金 | 5,730 | △15.1 | | 未払金 | 1,615 | △30.7 | | その他 | 1,961 | △11.9 | | 固定負債 | 7,064 | △11.1 | | 長期借入金 | 5,523 | △9.0 | | 社債 | 1,000 | △26.7 | | その他 | 169 | 9.5 | | 負債合計 | 22,592 | △8.1 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|----------------|--------------| | 株主資本 | 25,088 | 9.1 | | 資本金 | 5,787 | 0.1 | | 利益剰余金 | 13,905 | 8.1 | | 自己株式 | △327 | △79.1 | | その他の包括利益累計額 | 1,418 | 50.5 | | 純資産合計 | 28,151 | 11.6 | | 負債純資産合計 | 50,742 | 1.9 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は52.2%となり、前期末の47.7%から5.5ポイント上昇しました。これは、利益剰余金の増加と自己株式の減少(消却によるものと推測される)が主な要因であり、財務基盤の健全性が向上しています。 流動資産は減少しましたが、これは現金及び預金の減少(定期預金への預入によるものと推測される)や売掛金の減少によるものです。一方で、棚卸資産は増加しており、今後の販売拡大を見込んでいる可能性があります。 固定資産は、投資有価証券の増加(2,032,239千円増)や無形固定資産の増加(ソフトウエア関連)により、大きく増加しています。これは将来の成長に向けた投資と見られます。 負債合計は、買掛金や未払金、長期借入金、社債の減少により、前期末比で8.1%減少しました。 純資産は、利益剰余金の増加(中間純利益の計上によるもの)と自己株式の減少により、前期末比で11.6%増加し、財務の安定性を高めています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 27,839 8.2 100.0%
売上原価 17,613 4.5 63.3%
売上総利益 10,226 20.7 36.7%
販売費及び一般管理費 7,318 2.2 26.3%
営業利益 2,908 68.5 10.4%
営業外収益 620 79.6 2.2%
営業外費用 40 △73.6 0.1%
経常利益 3,488 81.8 12.5%
特別利益
特別損失
税引前当期純利益 3,488 67.3 12.5%
法人税等 827 5.5 3.0%
当期純利益 2,661 104.5 9.6%
親会社株主に帰属する当期純利益 2,577 107.4 9.3%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は36.7%と、前期の33.7%から3.0ポイント改善しました。これは、売上原価の増加率が売上高の増加率を下回ったことによります。 販売費及び一般管理費は売上高の増加率を大きく下回る伸びに留まり、効率的な運営がなされていることを示唆しています。 営業利益率は10.4%と、前期の6.8%から大幅に改善しました。 営業外収益は、為替差益の計上(313,927千円)が大きく寄与し、大幅に増加しました。一方、営業外費用は、支払利息の減少などにより大幅に減少しました。 これらの結果、経常利益率は12.5%と、前期の7.5%から大きく向上しました。 法人税等は増加していますが、税引前当期純利益の伸びがそれを上回ったため、親会社株主に帰属する当期純利益は107.4%増と、大幅な増益を達成しました。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー 649
投資活動によるキャッシュ・フロー △6,009
財務活動によるキャッシュ・フロー △354
現金及び現金同等物の増減額 △5,592
期首残高 25,019
期末残高 19,427

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは649百万円となりました。税金等調整前中間純利益は大きく増加しましたが、仕入債務の減少や棚卸資産の増加などがキャッシュ・フローを圧迫しました。 投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入や投資有価証券の取得により、大幅なマイナスとなりました。これは将来の成長に向けた積極的な投資姿勢を示しています。 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の収入と返済、社債の償還などにより、マイナスとなりました。 全体として、投資活動への支出が大きかったため、現金及び現金同等物は減少しましたが、営業活動によるキャッシュ・フローがプラスであることは、事業の継続性において重要です。

6. 今後の展望

2026年6月期の連結業績予想は、売上高560億円(前期比0.3%減)、営業利益45億円(同7.6%減)、経常利益46億円(同5.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益27億円(同21.0%減)と、中間期とは異なり、通期では減収減益を見込んでいます。 これは、第3四半期にTCGの仕様変更に伴う調整期間や、新規IP発表、新規モバイルゲームリリースに伴う広告宣伝・マーケティング費用の増加を見込んでいるためです。 しかし、第2四半期までの業績は予想を上回る水準で推移しており、通期業績予想の達成に向けた進捗は良好と考えられます。 為替差損益の影響は業績予想に織り込んでいません。

7. その他の重要事項

  • セグメント再編: 「エンターテイメント事業」と「スポーツ事業」を統合し、「エンタテインメント事業」の単一セグメントに報告セグメントを変更しました。TCGユニット、BIユニット、アドユニットなどの名称変更や区分の再構築が行われています。
  • 株式分割: 2025年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施しています。
  • 配当: 2026年6月期中間配当は実施されていません。期末配当予想は2.50円(株式分割後換算)です。
  • フィギュアブランド「PalVerse」: 国内外で好調であり、ブランド評価が向上しています。
  • スポーツ事業: 「新日本プロレス」は棚橋弘至選手の引退までのファイナルロードが盛り上がり、動員が増加しました。「スターダム」も過去最多の動員を記録しました。

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