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更新: 2026-04-03 09:15:36
決算 2026-02-13T15:30

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社 魚力 (7596)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社魚力は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、売上高は顕著な増加を示しましたが、利益面では前期比で減少しました。これは、主に物流コストや人件費の増加、仕入コストの上昇が影響したためです。一方で、新規子会社の連結効果や既存店の売上増加、価格戦略の見直しなどが売上高を押し上げました。自己資本比率は依然として高い水準を維持しており、財務基盤は安定しています。今後の収益性改善に向けた物流改革やコスト管理が重要となります。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比 (%)
売上高(営業収益) 32,563 17.4
営業利益 1,039 △15.9
経常利益 1,692 △3.4
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,149 0.9
1株当たり当期純利益(円) 82.33 記載なし
配当金(年間予想、円) 52.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、株式会社最上鮮魚の連結子会社化による影響が大きく、前年同期比で17.4%増と大幅に増加しました。既存店の売上も増加しており、商品付加価値向上と価格転嫁が奏功したと考えられます。しかし、営業利益は物流コストや仕入コストの増加、人件費の伸びなどにより、同15.9%減と減少しました。経常利益も同様の要因で同3.4%減となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別利益の増加などにより、同0.9%増と微増にとどまりました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|--------| | 流動資産 | 18,663 | 27.1 | | 現金及び預金 | 12,298 | 10.9 | | 受取手形及び売掛金 | 5,228 | 79.9 | | 棚卸資産 | 912 | 127.4 | | その他 | 211 | 6.0 | | 固定資産 | 6,616 | △20.8 | | 有形固定資産 | 1,236 | 6.5 | | 無形固定資産 | 26 | △16.6 | | 投資その他の資産 | 5,353 | △25.5 | | 資産合計 | 25,280 | 10.1 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|--------| | 流動負債 | 6,042 | 28.7 | | 支払手形及び買掛金 | 3,439 | 88.5 | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 2,196 | 17.7 | | 固定負債 | 560 | 7.8 | | 長期借入金 | 16 | △23.8 | | その他 | 100 | 108.3 | | 負債合計 | 6,602 | 26.6 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|--------| | 株主資本 | 17,462 | 2.5 | | 資本金 | 1,563 | 0.0 | | 利益剰余金 | 15,379 | 2.8 | | その他の包括利益累計額 | 990 | 106.2 | | 純資産合計 | 18,677 | 5.2 | | 負債純資産合計 | 25,280 | 10.1 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は73.0%と高い水準を維持しており、財務の安全性は良好です。流動資産は、売掛金と棚卸資産の増加が顕著で、特に棚卸資産は倍増しています。これは、連結子会社化に伴う在庫の増加や、今後の販売拡大を見込んだ仕入れの増加などが考えられます。固定資産は、投資有価証券の減少により減少しています。負債面では、流動負債が増加しており、特に支払手形及び買掛金が大幅に増加しています。これは、売上増加に伴う仕入の増加が主な要因と考えられます。純資産では、その他有価証券評価差額金や利益剰余金の増加により、純資産合計は増加しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 32,563 17.4 100.0%
売上原価 19,299 30.3 59.3%
売上総利益 13,264 3.9 40.7%
販売費及び一般管理費 12,225 22.9 37.5%
営業利益 1,039 △15.9 3.2%
営業外収益 654 26.6 2.0%
営業外費用 1 △100.0 0.0%
経常利益 1,692 △3.4 5.2%
特別利益 65 記載なし 0.2%
特別損失 40 △23.0 0.1%
税引前当期純利益 1,716 0.9 5.3%
法人税等 572 1.9 1.8%
当期純利益 1,144 0.4 3.5%

損益計算書に対するコメント: 売上高は大幅に増加しましたが、売上原価の増加率が売上高の増加率を上回ったため、売上総利益率は前期の43.7%から40.7%に低下しました。これは、物流コストや仕入コストの上昇が主な要因です。販売費及び一般管理費も、人件費の増加などにより売上高比率が前期の35.9%から37.5%に上昇しました。これらの結果、営業利益率は前期の4.5%から3.2%に低下しました。営業外収益は、投資有価証券売却益の増加などにより増加しました。特別利益として投資有価証券売却益が計上されました。当期純利益は、特別利益の計上などにより、微増となりました。ROE(自己資本利益率)は、当期純利益と自己資本の前期末比で計算すると、約6.2%(1,149百万円 / 18,453百万円)となり、前期の約6.5%(1,139百万円 / 17,513百万円)から微減しています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

決算短信にキャッシュフロー計算書の詳細な記載はありませんが、営業活動によるキャッシュフローは、当期純利益に減価償却費などを加味したものであり、プラスであることが推測されます。投資活動によるキャッシュフローは、投資有価証券の売却や有形固定資産の取得などによる影響が考えられます。財務活動によるキャッシュフローは、借入金の返済や配当金の支払いなどによる影響が考えられます。

6. 今後の展望

会社は、2026年3月期の通期連結業績予想に変更はなく、売上高437億円(前期比19.3%増)、営業利益12億円(前期比19.7%減)、経常利益18億円(前期比12.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益9.5億円(前期比33.5%減)を予想しています。 中期経営計画(2024-2026年度)の下、国内事業の着実な成長と海外事業の拡大を目指し、仕入、販売、海外、人材、財務、地球環境といった分野における基本戦略に取り組んでいます。 特に、物流コストの増加に対応するため、物流拠点の変更や配送ルートの組み替えなどの物流改革に着手しており、今後の収益性改善に繋がることが期待されます。また、海外事業では、タイにおける合弁会社CP-Uoriki Co.,Ltd.が順調に店舗網を拡大しており、コンビニエンスストアへのテイクアウト寿司供給も開始しています。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 小売事業: 売上高は285億57百万円(前年同期比20.1%増)と大幅増収。営業利益は13億9百万円(前年同期比7.8%減)。
    • 飲食事業: 売上高は12億65百万円(前年同期比9.9%増)。営業利益は21百万円(前年同期比101.3%増)。
    • 卸売事業: 売上高は26億86百万円(前年同期比2.8%減)。営業利益は34百万円(前年同期比21.4%増)。子会社異動によるグループ内取引の消去が売上減の要因。
  • 配当方針: 2026年3月期の年間配当予想は52.00円となっています。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: 株式会社最上鮮魚の持分法適用関連会社から連結子会社への異動を実施。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

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