2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社安楽亭 (7562)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社安楽亭の2026年3月期第3四半期連結累計期間の決算は、売上高は微増したものの、利益面では前期比で減少となりました。外食産業全体が物価上昇や人件費高騰といった厳しい経営環境に置かれる中、同社も同様の影響を受けました。特に「安楽亭・七輪房」業態の業績悪化が全体を押し下げました。一方で、「アークミール」業態は売上・利益ともに増加しており、業態間の明暗が分かれる結果となりました。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 22,989 | +1.9% |
| 営業利益 | 947 | -7.8% |
| 経常利益 | 855 | -11.9% |
| 当期純利益 | 558 | -17.6% |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 記載なし | 記載なし |
| 配当金 | 記載なし | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 売上高は前期比1.9%増と微増を達成しましたが、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも前期比で減少しました。これは、原材料価格やエネルギーコストの高騰、人手不足による人件費上昇が主な要因と考えられます。特に「安楽亭・七輪房」業態の売上高は4.3%減、セグメント利益は57.7%減と大幅に落ち込みました。一方、「アークミール」業態は売上高5.4%増、セグメント利益13.7%増と堅調に推移しました。「その他業態」も売上高は19.4%増となりましたが、セグメント損失は拡大しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 11,696 | +9.7% | | 現金及び預金 | 7,521 | +4.6% | | 受取手形及び売掛金 | 1,518 | +9.8% | | 棚卸資産 | 2,215 (商品・製品、仕掛品、原材料・貯蔵品合計) | +24.6% | | その他 | 484 | +17.6% | | 固定資産 | 14,047 | +3.3% | | 有形固定資産 | 10,082 | +6.3% | | 無形固定資産 | 635 | +7.8% | | 投資その他の資産 | 3,330 | -5.5% | | 資産合計 | 25,757 | +6.2% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 7,947 | +8.6% | | 支払手形及び買掛金 | 1,286 | +14.8% | | 短期借入金 | 2,350 | +21.5% | | その他 | 4,311 (上記以外) | +4.6% | | 固定負債 | 9,847 | +3.6% | | 長期借入金 | 6,891 | -7.0% | | その他 | 2,956 (上記以外) | +29.1% | | 負債合計 | 17,794 | +5.8% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 7,851 | +6.6% | | 資本金 | 3,790 | 0.0% | | 利益剰余金 | 2,908 | +20.2% | | その他の包括利益累計額 | 111 | +72.2% | | 純資産合計 | 7,962 | +7.3% | | 負債純資産合計 | 25,757 | +6.2% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は約30.9%(7,962百万円 / 25,757百万円)であり、前連結会計年度末の約30.6%から微増しています。流動資産は増加しており、特に現金及び預金、棚卸資産が増加しています。これは、今後の販売拡大に向けた仕入れ増加や、一時的な在庫の積み増しなどが考えられます。負債も増加しており、短期借入金や社債の発行(固定負債へ計上)が目立ちます。一方で、長期借入金は減少しています。純資産は利益剰余金の増加により増加しており、財務基盤は概ね安定していると言えます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 22,989 | +1.9% | 100.0% |
| 売上原価 | 8,821 | +3.4% | 38.4% |
| 売上総利益 | 14,168 | +1.0% | 61.6% |
| 販売費及び一般管理費 | 13,221 | +1.7% | 57.5% |
| 営業利益 | 947 | -7.8% | 4.1% |
| 営業外収益 | 記載なし | 記載なし | |
| 営業外費用 | 記載なし | 記載なし | |
| 経常利益 | 855 | -11.9% | 3.7% |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | |
| 税引前当期純利益 | 記載なし | 記載なし | |
| 法人税等 | 記載なし | 記載なし | |
| 当期純利益 | 558 | -17.6% | 2.4% |
損益計算書に対するコメント: 売上高は微増したものの、売上原価が売上高以上に増加したため、売上総利益の伸びは限定的でした。販売費及び一般管理費も増加しており、売上高営業利益率は4.1%と前期の4.5%から低下しました。経常利益、当期純利益も前期比で減少しており、収益性の悪化が懸念されます。これは、前述の通り、原材料費や人件費の高騰が直接的な影響を与えていると考えられます。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
- 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし
- 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし
- 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし
- フリーキャッシュフロー: 記載なし
6. 今後の展望
通期の業績予想に変更はなく、2025年5月14日に公表された予想に基づいています。具体的な数値は記載されていませんが、現状の厳しい経営環境を踏まえると、今後の業績回復には課題が残ると考えられます。会社は、コストパフォーマンスや体験価値を追求した商品開発・販売戦略、既存店舗のリニューアル改装や業態転換などを継続していく方針です。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- 安楽亭・七輪房業態: 売上高81億38百万円(-4.3%)、セグメント利益1億44百万円(-57.7%)
- アークミール業態: 売上高144億76百万円(+5.4%)、セグメント利益10億92百万円(+13.7%)
- その他業態: 売上高3億74百万円(+19.4%)、セグメント損失13百万円(前年同期は47万円の損失)
- 配当方針: 記載なし
- 株主還元施策: 記載なし
- M&Aや大型投資: 記載なし
- 人員・組織変更: 安楽亭2店舗をフォルクス及びしゃぶしゃぶどん亭へ業態転換を実施。