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更新: 2026-02-13 14:00:00
決算 2026-02-13T14:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社鶴見製作所 (6351)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社鶴見製作所は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、売上高は堅調に増加し、増収増益を達成しました。中期経営計画「Transformation2027」を推進し、グローバル事業の拡大や「ものづくり」を軸とした改革を進めています。しかしながら、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前期に計上された特別利益の反動などにより減少しました。通期業績予想は変更されておらず、今後の事業展開に注目が集まります。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 53,315 13.6
営業利益 7,370 11.8
経常利益 9,384 18.3
親会社株主に帰属する四半期純利益 5,973 △15.2
1株当たり当期純利益(円) 124.18 △13.5
年間配当金(予想、分割考慮後) 16.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、各セグメントの堅調な推移に加え、海外子会社(ZENIT INTERNATIONAL S.P.A.)の連結効果により、前期比13.6%増と大幅な増収となりました。営業利益も増収効果により、同11.8%増と増益を達成しました。経常利益は、円安進行による為替差益の計上もあり、同18.3%増と大きく伸長しました。一方、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前期に特別利益として計上された段階取得に係る差益(1,721百万円)の反動などにより、同15.2%減となりました。1株当たり当期純利益も同様に減少しています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 81,270 | △0.5 | | 現金及び預金 | 32,980 | 5.9 | | 受取手形及び売掛金 | 21,176 | △19.8 | | 棚卸資産 | 23,881 | 17.6 | | その他 | 2,284 | △7.1 | | 固定資産 | 52,176 | 4.6 | | 有形固定資産 | 27,906 | 0.0 | | 無形固定資産 | 5,826 | △4.0 | | 投資その他の資産 | 18,443 | 16.2 | | 資産合計 | 133,447 | 1.5 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |--------------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 19,494 | △24.5 | | 支払手形及び買掛金 | 7,065 | △16.7 | | 短期借入金 | 6,471 | △3.4 | | 1年内返済予定の長期借入金 | 440 | △74.1 | | その他 | 4,386 | △32.6 | | 固定負債 | 11,194 | 13.9 | | 長期借入金 | 8,055 | 10.6 | | その他 | 2,988 | 24.7 | | 負債合計 | 30,688 | △13.9 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |--------------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 88,864 | 4.4 | | 資本金 | 5,188 | 0.0 | | 利益剰余金 | 78,068 | 2.7 | | その他の包括利益累計額 | 12,467 | 34.6 | | 純資産合計 | 102,758 | 7.2 | | 負債純資産合計 | 133,447 | 1.5 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は75.9%と非常に高く、財務健全性は良好です。流動資産は棚卸資産の増加が目立ちますが、全体としては微減にとどまっています。負債合計は大幅に減少しており、特に流動負債の減少が顕著です。これは、支払手形及び買掛金、1年内返済予定の長期借入金、賞与引当金などの減少によるものです。純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上やその他の包括利益累計額の増加により、大幅に増加しました。自己株式の取得も行われています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 53,315 13.6 100.0%
売上原価 32,810 13.6 61.5%
売上総利益 20,505 13.6 38.5%
販売費及び一般管理費 13,134 15.0 24.6%
営業利益 7,370 11.8 13.8%
営業外収益 2,164 44.5 4.1%
営業外費用 151 △5.6 0.3%
経常利益 9,384 18.3 17.6%
特別利益 記載なし 0.0%
特別損失 401 102.5 0.8%
税引前当期純利益 8,982 △6.7 16.8%
法人税等 2,802 16.2 5.3%
当期純利益 6,179 △14.4 11.6%
親会社株主に帰属する当期純利益 5,973 △15.2 11.2%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は38.5%で、前期比では横ばいです。販売費及び一般管理費は売上高の伸び率を上回り、同15.0%増加しました。これにより、営業利益率は13.8%となり、前期比では微減しました。営業外収益は為替差益の増加などにより大きく伸び、経常利益率は17.6%と前期比で改善しました。特別損失は前期比で増加しています。法人税等の増加もあり、当期純利益は前期比で減少しました。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

開示情報にキャッシュフロー計算書の詳細は記載されていませんが、以下の情報から推測できます。 * 営業活動によるキャッシュフロー: 四半期純利益が5,973百万円であることから、営業活動によるキャッシュフローはプラスであると推測されます。 * 投資活動によるキャッシュフロー: 投資有価証券の増加(2,494百万円)などから、投資活動によるキャッシュフローはマイナスであると推測されます。 * 財務活動によるキャッシュフロー: 自己株式の取得(987百万円)や長期借入金の増加(771百万円)などから、財務活動によるキャッシュフローはマイナスであると推測されます。

6. 今後の展望

株式会社鶴見製作所は、中期3ヶ年経営計画「Transformation2027」の2年目として、経営基盤の強化と「ものづくり」を軸とした改革を進めています。国内外の景気先行き不透明感は継続すると予想されるものの、社会インフラに不可欠な製品を安定供給することに注力します。資本政策や成長戦略を実行し、株主還元や経営資源の配分を行う方針です。通期の連結業績予想は据え置かれており、売上高74,000百万円、営業利益11,000百万円、経常利益11,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益7,800百万円を見込んでいます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 日本:増収増益(売上高39,325百万円、セグメント利益5,885百万円)
    • 北米:増収増益(売上高11,157百万円、セグメント利益1,164百万円)
    • アジア:増収減益(売上高12,834百万円、セグメント利益1,399百万円)
    • 欧州:軟調な売上、セグメント損失(売上高4,591百万円、セグメント損失325百万円)
    • その他:増収増益(売上高4,842百万円、セグメント利益845百万円)
  • 配当方針: 2026年3月期通期年間配当予想は、株式分割考慮後で16.00円です。記念配当も実施されています。
  • 株主還元施策: 資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応として、適時適切な株主還元を行う方針です。
  • M&Aや大型投資: イタリアのZENIT INTERNATIONAL S.P.A.を100%取得しています。
  • 人員・組織変更: チリ共和国現地法人、タイ王国に東南アジア駐在員事務所を開設し、グローバル事業拡大を図っています。

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