2026年7月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社Ridge-i (5572)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社Ridge-iは2026年7月期第2四半期(中間期)決算で、売上高1,150百万円(前年同期比18.2%減)、営業利益169百万円(同15.5%減)と減収減益となりました。2025年9月にSBIホールディングスとの資本業務提携を締結し、第三者割当増資を実施したことで現金及び預金が大幅に増加し、自己資本比率は84.7%と高い水準を維持しています。AIソリューション事業では既存顧客の継続案件や生成AI関連案件が増加したものの、大型衛星AI案件の完了やマーケティング案件の減少により全体として減収減益となりました。
2. 業績結果
- 売上高: 1,150百万円(前年同期比18.2%減)
- 営業利益: 169百万円(前年同期比15.5%減)
- 経常利益: 168百万円(前年同期比17.0%減)
- 当期純利益: 105百万円(前年同期比5.4%増)
- EPS: 25.12円(前年同期比2.7%増)
- 配当: 0円
業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比18.2%減と大幅に減少しました。これは、前期にあった大型の衛星AI案件が完了し保守運用フェーズに移行したこと、およびプラットフォーマーからのマーケティング案件が減少したことが主な要因です。営業利益も同様に15.5%減となりましたが、比較的大型案件が多く利益率がよかったため、営業利益率は14.7%と想定より高い水準を維持しています。経常利益は営業利益の減少と第三者割当増資による株式交付費6,740千円の計上により17.0%減となりました。当期純利益は、法人税等の減少と非支配株主に帰属する中間純利益の減少により、5.4%増と増益を確保しています。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 3,463 | +58.9% | | 現金及び預金 | 2,952 | +61.2% | | 受取手形及び売掛金 | 437 | +7.3% | | 棚卸資産 | - | - | | その他 | 41 | +2.4% | | 固定資産 | 503 | -7.3% | | 有形固定資産 | 46 | -27.5% | | 無形固定資産 | 306 | -5.6% | | 投資その他の資産 | 151 | -0.8% | | 資産合計 | 3,966 | +39.4% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 326 | -25.7% | | 支払手形及び買掛金 | 157 | -11.1% | | 短期借入金 | - | - | | その他 | 169 | -30.3% | | 固定負債 | 3 | -81.8% | | 長期借入金 | - | - | | その他 | 3 | -81.8% | | 負債合計 | 329 | -25.0% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 3,359 | +45.3% | | 資本金 | 12 | -69.7% | | 利益剰余金 | 400 | +35.8% | | その他の包括利益累計額 | - | - | | 純資産合計 | 3,637 | +48.1% | | 負債純資産合計 | 3,966 | +39.4% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は84.7%と非常に高く、財務基盤は安定しています。流動比率は10.63倍と高く、短期的な支払い能力に問題はありません。資産構成を見ると、現金及び預金が2,952百万円と全体の74.4%を占めており、SBIホールディングスとの資本業務提携に伴う第三者割当増資の影響が大きいことがわかります。負債は前連結会計年度末に比べ58.1%減少しており、特に固定負債が81.8%減少しています。これはオフィス賃借契約更新時の条件変更に伴い資産除去債務が減少したためです。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 1,151 | -18.2% | 100.0% |
| 売上原価 | 479 | -29.9% | 41.6% |
| 売上総利益 | 671 | -7.2% | 58.4% |
| 販売費及び一般管理費 | 502 | -4.2% | 43.6% |
| 営業利益 | 170 | -15.5% | 14.7% |
| 営業外収益 | 5 | +36.8% | 0.5% |
| 営業外費用 | 7 | 100.0% | 0.6% |
| 経常利益 | 168 | -17.0% | 14.6% |
| 特別利益 | 3 | 100.0% | 0.3% |
| 特別損失 | - | - | - |
| 税引前当期純利益 | 171 | -15.6% | 14.9% |
| 法人税等 | 57 | -11.1% | 5.0% |
| 当期純利益 | 105 | +5.4% | 9.1% |
損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は14.7%と前年同期の14.3%からわずかに改善しました。これは、売上高の減少に伴い販売費及び一般管理費も4.2%減少したこと、および比較的大型案件が多く利益率がよかったためです。売上総利益率は58.4%と前年同期の51.3%から大幅に改善しました。これは、売上原価の減少率(29.9%)が売上高の減少率(18.2%)よりも大きかったためです。ROE(自己資本利益率)は3.1%と前年同期の4.1%から低下しましたが、自己資本比率の高さを考慮すると、収益性は十分な水準を維持しています。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: +77百万円(前年同期比+186.8%)
- 投資活動によるキャッシュフロー: -11百万円(前年同期比+75.9%)
- 財務活動によるキャッシュフロー: +1,057百万円(前年同期比+8,697.6%)
- フリーキャッシュフロー: +66百万円
6. 今後の展望
2026年7月期の業績予想は、売上高2,800百万円(前期比8.0%増)、営業利益345百万円(同21.8%増)、経常利益346百万円(同21.6%増)、当期純利益211百万円(同4.8%増)としています。SBIホールディングスとの資本業務提携を通じた金融データや企業ネットワークを使った各種施策の進展、および生成AI関連の需要拡大を見込んでいます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: カスタムAIソリューション事業(売上638百万円、営業利益154百万円)、デジタルマーケティング事業(売上512百万円、営業利益15百万円)
- 配当方針: 年間配当金0円(前年同期比変わらず)
- 株主還元施策: 配当性向0%
- M&Aや大型投資: SBIホールディングスとの資本業務提携、第三者割当増資
- 人員・組織変更: 記載なし
【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用しています - データが不明な場合は「記載なし」と明記しています - 表形式はmarkdown形式で見やすく整形しています - 金額の単位を明確に記載しています(百万円)