2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
株式会社レナサイエンス (4889)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社レナサイエンスの2026年3月期第3四半期(2025年4月1日~2025年12月31日)は、臨床試験拡大に伴う研究開発費の増加により、収益面で大幅な悪化を記録した。事業収益は前年同期比39.2%減の40百万円、営業損失は△255百万円と赤字幅が拡大。一方で第三者割当増資により自己資本比率94.2%を維持し、財務基盤は依然強固。現在進行中の悪性黒色腫第Ⅲ相試験(登録率57.3%)や抗加齢分野の国際共同試験(米国・台湾・サウジアラビア)の進捗が今後の収益化の鍵となる。
2. 業績結果
| 科目 | 2026年3月期第3四半期(百万円) | 前年同期比(百万円) | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 事業収益 | 40 | 65 | △39.2% |
| 営業利益 | △255 | △139 | △83.5% |
| 経常利益 | △217 | △140 | △55.0% |
| 当期純利益 | △218 | 154 | △241.6% |
| EPS(円) | △17.15 | 12.12 | △241.5% |
| 配当金 | 0.00 | 0.00 | 0.0% |
業績結果に対するコメント: - 大幅減益の要因:PAI-1阻害薬RS5614の臨床試験拡大(悪性黒色腫第Ⅲ相試験、血管肉腫第Ⅱ相試験等)に伴う研究開発費の増加 - 収益構造:医薬品開発特化型のため製品販売収益がなく、助成金・委託研究収益が主収益源 - 特記事項:国立研究開発法人等から計3件の研究助成獲得(悪性黒色腫第Ⅲ相試験など)
3. 貸借対照表(単位:百万円)
【資産の部】 | 科目 | 金額 | 前期比 | |------|------|--------| | 流動資産 | - | - | | 現金及び預金 | 記載なし | - | | 受取手形・売掛金 | 記載なし | - | | 棚卸資産 | 記載なし | - | | 固定資産 | - | - | | 有形固定資産 | 記載なし | - | | 無形固定資産 | 記載なし | - | | 資産合計 | 2,560 | +36.8% |
【負債の部】 | 科目 | 金額 | 前期比 | |------|------|--------| | 流動負債 | - | - | | 支払手形・買掛金 | 記載なし | - | | 短期借入金 | 記載なし | - | | 固定負債 | - | - | | 長期借入金 | 記載なし | - | | 負債合計 | 144 | +1.4% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額 | 前期比 | |------|------|--------| | 株主資本 | 2,413 | +40.3% | | 資本金 | 記載なし | - | | 利益剰余金 | 記載なし | - | | 純資産合計 | 2,416 | +40.5% | | 負債純資産合計 | 2,560 | +36.8% |
貸借対照表に対するコメント: - 自己資本比率94.2%(前期91.9%から改善)と極めて高い財務健全性 - 2025年11月の第三者割当増資により純資産が前年度比+40.5%増加 - 流動比率・当座比率は開示なしだが、負債総額144百万円に対し現預金含む流動資産の内訳不明
4. 損益計算書(単位:百万円)
| 科目 | 金額 | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 事業収益 | 40 | △39.2% | 100.0% |
| 売上原価 | 記載なし | - | - |
| 売上総利益 | 記載なし | - | - |
| 販管費 | 記載なし | - | - |
| 営業利益 | △255 | △83.5% | -637.5% |
| 営業外収益 | 記載なし | - | - |
| 営業外費用 | 記載なし | - | - |
| 経常利益 | △217 | △55.0% | -542.5% |
| 税引前利益 | △218 | △241.6% | -545.0% |
| 当期純利益 | △218 | △241.6% | -545.0% |
損益計算書に対するコメント: - 売上高営業利益率-637.5%と大幅な収益性悪化 - 研究開発費率:事業収益の637.5%に相当する支出(主に臨床試験経費) - 固定費構造:人件費・外注費等の固定費が収益を圧迫
5. キャッシュフロー
- 営業CF:記載なし
- 投資CF:記載なし
- 財務CF:記載なし
- フリーキャッシュフロー:記載なし
6. 今後の展望
- 通期予想(2026年3月期):事業収益1,330.9百万円、当期純損失△345百万円を見込み
- 成長戦略:
- 抗加齢分野の国際共同臨床試験拡大(米国・台湾・サウジアラビア)
- 悪性黒色腫第Ⅲ相試験の2026年内完了目標(現在登録率57.3%)
- 動物用医薬品(イヌ・ネコ)領域への適応拡大
- リスク要因:
- 臨床試験の遅延・失敗リスク
- 資金需要増大に伴う追加調達可能性
- 競合他社のsenolytic薬開発動向
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:医薬品開発事業のみ(非連結)
- 配当方針:無配継続(2026年3月期予想配当0.00円)
- 人員体制:外部研究機関とのアライアンスにより人的資源を効率化
- 知的財産:PAI-1阻害薬の国際特許出願中(主要国で優先権主張)
(注)本レポートは株式会社レナサイエンスの適時開示情報(2026年2月13日公表)に基づき作成。数値は百万円未満切捨て。