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更新: 2026-04-03 09:16:25
決算短信 2025-11-11T15:30

2025年12月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)

株式会社アルプス技研 (4641)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社アルプス技研の2025年12月期第3四半期連結決算(2025年1月1日~9月30日)は、技術者派遣を中心としたアウトソーシングサービス事業の稼働人数・契約単価の上昇、グローバル事業の半導体需要拡大により、売上高・各利益が前期比で増加し、堅調な業績を達成した。親会社株主帰属四半期純利益は13.6%増の2,683百万円と特に好調で、利益率も改善。総資産は前期末比2.1%増の28,665百万円、自己資本比率は66.1%と高水準を維持し、財務健全性が高い。主要変化点は繰延税金資産の増加と賞与引当金の積み増し。

2. 業績結果

項目 当期(百万円) 前期比(%)
売上高 38,190 +6.2
営業利益 3,924 +9.4
経常利益 4,065 +9.4
当期純利益 2,700 +13.8
親会社株主帰属四半期純利益 2,683 +13.6
1株当たり四半期純利益(EPS) 136.62円 +14.9
配当金 中間47円(第2四半期末) +6.8(中間)

業績結果に対するコメント
売上高増は主力アウトソーシングサービス事業(売上高約336百万円、前年比3.7%増、営業利益34億65百万円、5.0%増)の稼働人数・単価上昇と、グローバル事業(売上高32億58百万円、43.0%増、営業利益5億2百万円、51.4%増)の半導体・プラント需要拡大が主因。営業利益率は10.3%(前期10.0%)に改善。特別損失が前期の解約違約金15百万円から216百万円に減少したことも寄与。EPS向上は自己株式取得・消却による株式数減少効果も大きい。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |-----------------------|---------------|-------------| | 流動資産 | 21,565 | -0.4 | | 現金及び預金 | 13,020 | -2.4 | | 受取手形及び売掛金 | 7,071 | +0.3 | | 棚卸資産 | 679 | +20.2 | | その他 | 794 | +6.5 | | 固定資産 | 7,101 | +10.4 | | 有形固定資産 | 3,887 | -1.5 | | 無形固定資産 | 198 | -3.6 | | 投資その他の資産 | 3,015 | +32.3 | | 資産合計 | 28,665 | +2.1 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |-----------------------|---------------|-------------| | 流動負債 | 9,263 | +3.6 | | 支払手形及び買掛金 | 259 | -40.1 | | 短期借入金 | 209 | -0.8 | | その他 | 8,796 | +10.3 | | 固定負債 | 391 | -1.0 | | 長期借入金 | 4 | -59.9 | | その他 | 387 | +1.4 | | 負債合計 | 9,655 | +3.4 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------------|---------------|-------------| | 株主資本 | 18,056 | +0.8 | | 資本金 | 2,347 | 0.0 | | 利益剰余金 | 14,716 | -4.9 | | その他の包括利益累計額 | 893 | +14.4 | | 純資産合計 | 19,011 | +1.4 | | 負債純資産合計 | 28,665 | +2.1 |

貸借対照表に対するコメント
自己資本比率66.1%(前期66.6%)と高く、財務安全性が高い。流動比率233%(21,565/9,263)、当座比率140%(13,020+7,071/9,263)と流動性も良好。資産構成は流動資産75%、投資その他資産が繰延税金資産増加(+5,393百万円)で固定資産を押し上げ。負債は賞与引当金増加(+17,666百万円)が主因で、利益剰余金減少は配当・自己株式消却による。借入金は低水準で無借入経営に近い。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 38,190 +6.2 100.0
売上原価 29,397 +6.3 77.0
売上総利益 8,794 +6.0 23.0
販売費及び一般管理費 4,869 +3.3 12.8
営業利益 3,924 +9.4 10.3
営業外収益 157 +3.8 0.4
営業外費用 16 -25.3 0.0
経常利益 4,065 +9.4 10.6
特別利益 2 +580.3 0.0
特別損失 0 -98.8 0.0
税引前当期純利益 4,067 +10.0 10.7
法人税等 1,366 +3.1 3.6
当期純利益 2,700 +13.8 7.1

損益計算書に対するコメント
売上総利益率23.0%(前期23.1%)と安定、営業利益率10.3%(前期10.0%)に改善し収益性向上。販管費抑制が寄与。経常利益率10.6%と高水準で、ROE(年率換算約14%推定)と優良。コスト構造は売上原価77%が主力(人件費中心)。変動要因はグローバル事業拡大と特別損失減少。税効果で実効税率低下。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

記載なし(四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成せず)。

6. 今後の展望

  • 会社公表業績予想(通期):売上高52,700百万円(+5.7%)、営業利益5,400百万円(+4.7%)、経常利益5,500百万円(+3.5%)、親会社株主帰属純利益3,700百万円(+0.6%)、EPS186.17円。
  • 中期戦略:宇宙事業推進室新設、先端技術・航空宇宙・環境分野教育強化、新事業(農業・介護・SCM)開拓、ものづくり拡大。
  • リスク要因:米通商政策影響(自動車産業)、地政学リスク、人材獲得競争激化。
  • 成長機会:企業投資意欲高く、派遣要請堅調。グローバル半導体需要継続。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:アウトソーシングサービス事業(売上高336百万円前後、+3.7%、営業利益346百万円、+5.0%)、グローバル事業(売上高33百万円、+43.0%、営業利益52百万円、+51.4%)。
  • 配当方針:安定配当維持、通期94円予想(前期93円、中間47円・期末47円)。
  • 株主還元施策:自己株式取得(267千株)、消却(1,000千株)実施。
  • M&Aや大型投資:記載なし。
  • 人員・組織変更:宇宙事業推進室設置(2025年9月)、採用強化(新卒初任給改定、リファラル採用)。

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