2026年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
日本ファルコム株式会社 (3723)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
日本ファルコム株式会社の2026年9月期第1四半期(2025年10月1日~2025年12月31日)の業績は、前年同期比で売上高、営業利益、経常利益、四半期純利益の全てにおいて大幅な増加を記録し、非常に好調なスタートを切りました。これは、主力ゲームシリーズの販売拡大と、ライセンス部門における海外展開の成功が牽引した結果です。貸借対照表においては、自己株式取得等により純資産は微減しましたが、依然として高い自己資本比率を維持しており、財務の健全性は保たれています。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 937 | 150.7%増 |
| 営業利益 | 685 | 670.4%増 |
| 経常利益 | 701 | 497.2%増 |
| 四半期純利益 | 486 | 498.8%増 |
| 1株当たり当期純利益 | 47.89円 | 記載なし |
| 配当金 | 記載なし | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 当第1四半期は、前年同期比で売上高が150.7%増、営業利益が670.4%増と、驚異的な成長を遂げました。この大幅な増収増益は、主に以下の要因によるものです。
- 製品部門: 主力シリーズ「軌跡」の最新作「空の軌跡 the 1st」のワールドワイドでの販売が堅調に推移しました。
- ライセンス部門: 「空の軌跡 the 1st」の海外版展開に加え、「英雄伝説」シリーズや「イース」シリーズの海外版、スマートフォン向けRPGの展開が拡大し、売上を大きく押し上げました。
営業外収益では為替差益が計上されたことも利益を押し上げる一因となりました。販売費及び一般管理費は売上高の増加率と比較して抑制されており、収益性の改善に大きく貢献しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動資産 | | | | 現金及び預金 | 9,976 | 記載なし | | 受取手形及び売掛金 | 755 | 記載なし | | 棚卸資産 | 10 | 記載なし | | その他 | 13 | 記載なし | | 固定資産 | | | | 有形固定資産 | 32 | 記載なし | | 無形固定資産 | 1 | 記載なし | | 投資その他の資産 | 157 | 記載なし | | 資産合計 | 10,947 | 4.8%減 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 流動負債 | | | | 支払手形及び買掛金 | 6 | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 134 | 記載なし | | 固定負債 | | | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 397 | 35.7%減 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------|----------------|--------------| | 株主資本 | | | | 資本金 | 164 | 記載なし | | 利益剰余金 | 10,675 | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 10,549 | 3.0%減 | | 負債純資産合計 | 10,947 | 4.8%減 |
貸借対照表に対するコメント: 当第1四半期末の総資産は10,947百万円となり、前事業年度末比で4.8%減少しました。これは主に現金及び預金の減少(374百万円減)、売掛金の減少(190百万円減)によるものです。 負債合計は397百万円となり、前事業年度末比で35.7%減少しました。買掛金(78百万円減)、未払法人税等(95百万円減)の減少が主な要因です。 純資産合計は10,549百万円となり、前事業年度末比で3.0%減少しました。これは、自己株式の取得(608百万円)および配当金の支払い(205百万円)があった一方で、四半期純利益を486百万円計上したことによるものです。 自己資本比率は96.4%と非常に高く、財務の健全性は極めて良好です。流動比率や当座比率などの安全性指標は、詳細なデータがないため算出できませんが、現金及び預金が潤沢にあり、短期的な支払い能力は高いと推測されます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | 売上高比率(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 937 | 150.7%増 | 100.0% |
| 売上原価 | 16 | 記載なし | 1.7% |
| 売上総利益 | 922 | 記載なし | 98.3% |
| 販売費及び一般管理費 | 237 | 記載なし | 25.3% |
| 営業利益 | 685 | 670.4%増 | 73.1% |
| 営業外収益 | 16 | 記載なし | 1.7% |
| 営業外費用 | 1 | 記載なし | 0.1% |
| 経常利益 | 701 | 497.2%増 | 74.8% |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 税引前当期純利益 | 701 | 記載なし | 74.8% |
| 法人税等 | 215 | 記載なし | 23.0% |
| 当期純利益 | 486 | 498.8%増 | 51.9% |
損益計算書に対するコメント: 当第1四半期は、売上高が大幅に増加したことに加え、売上原価率が大幅に低下したことにより、売上総利益率が98.3%と非常に高い水準となりました。販売費及び一般管理費も売上高の増加率に対して抑制されており、営業利益率は73.1%と極めて高い収益性を実現しました。 営業外収益では為替差益が計上されましたが、その影響は限定的です。 結果として、経常利益は701百万円、当期純利益は486百万円と、いずれも前年同期比で大幅な増加を達成しました。 ROE(自己資本利益率)は、詳細なデータがないため算出できませんが、高い利益水準から見て、非常に高い水準であると推測されます。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
当第1四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。
6. 今後の展望
- 業績予想:
- 第2四半期(中間期)累計期間では、売上高、営業利益、経常利益、中間純利益が前回公表予想を上回る見通しです。これは、「空の軌跡 the 1st」のワールドワイドでの販売が堅調に推移しているためです。
- 通期の業績予想は、売上高2,600百万円(前期比△0.5%)、営業利益1,300百万円(前期比△3.0%)、経常利益1,300百万円(前期比△4.7%)、当期純利益900百万円(前期比△0.4%)と、微減を見込んでいます。下期に発売を予定している新プロジェクト「亰都ザナドゥ-桜花幻舞-」に関して不確定要素が多く、販売の見通しが難しいため、前回公表値を据え置いています。
- 戦略:
- 「空の軌跡 the 2nd」の全世界同時発売(2026年)や、「イースX -Proud NORDICS-」の発売(2026年2月)など、新作タイトルや続編のリリースが予定されており、今後の収益拡大が期待されます。
- 海外版の展開も引き続き積極的に行っており、グローバル市場での成長を目指しています。
- リスク要因:
- 新プロジェクトの販売見通しの不確実性。
- ゲーム業界における競争の激化。
- 為替レートの変動。
7. その他の重要事項
- セグメント情報: ゲーム開発・販売事業の単一セグメントであるため、記載は省略されています。
- 配当方針: 2026年9月期の年間配当予想は10.00円となっています。
- 株主還元施策: 自己株式の取得(608百万円)を実施しました。
- M&Aや大型投資: 記載なし。
- 人員・組織変更: 記載なし。