2026年8月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
ナガイレーベン株式会社 (7447)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
企業名
企業名: ナガイレーベン株式会社
決算評価
決算評価: 悪い
簡潔な要約
ナガイレーベン株式会社の2026年8月期第1四半期(2025年9月1日~11月30日)は、売上高29.2億円(前年同期比9.0%減)、営業利益4.1億円(同28.8%減)、当期純利益3.2億円(同23.2%減)と全指標で減収減益となった。主力のコア市場が11.3%減と不振だった一方、海外市場は11.5%増と成長。原材料高や販管費増加が収益を圧迫したが、2026年2月の価格改定や海外生産比率拡大で改善を見込む。通期予想は売上高180億円(+6.0%)、営業利益40億円(+12.3%)を維持。堅固な財務基盤(自己資本比率92.3%)を背景に、第2四半期以降の大口案件獲得に注力する方針。
詳細な財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: ナガイレーベン株式会社
- 決算期間: 2026年8月期第1四半期(2025年9月1日~11月30日)
- 総合評価: 医療ウェア専門メーカーとして、原材料高や国内医療機関の需要減により厳しいスタート。ただし海外市場の成長や政府の医療支援策を追い風に、通期目標達成に向けた基盤は維持。
- 前期比主な変化点:
- 売上高△9.0%減(コア市場△11.3%減/海外市場+11.5%増)
- 営業利益率14.1% → 前年同期比4.0ポイント低下
- 現預金20.4億円(前期末比△38.9億円)
2. 業績結果
| 科目 | 2026年8月期第1四半期 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 29.2億円 | △9.0% |
| 営業利益 | 4.1億円 | △28.8% |
| 経常利益 | 4.6億円 | △23.0% |
| 当期純利益 | 3.2億円 | △23.2% |
| EPS | 10.42円 | △21.0% |
| 配当金(第1四半期) | 0円 | - |
業績コメント:
- 減収要因: コア市場の大口案件期ズレ(第2四半期以降に集中)、原材料高で売上総利益率39.0%(前年比0.8ポイント低下)
- セグメント動向:
- コア市場(医療機関向け): △11.3%(反動減)
- 海外市場: +11.5%(期ズレ案件納入)
- 特記事項: 営業外収益75.7%増(預金利息増加)、販管費4.0%増(人件費上昇)
3. 貸借対照表(単位: 百万円)
【資産の部】
| 科目 | 2025/11/30 | 前期末比 |
|------|------------|----------|
| 流動資産 | 33,033 | △3,166 |
| 現預金 | 20,350 | △3,895 |
| 売掛金 | 1,789 | △489 |
| 棚卸資産 | 8,026 | +975 |
| 固定資産 | 8,502 | +10 |
| 有形固定資産 | 7,204 | △51 |
| 資産合計 | 41,535 | △3,156 |
【負債の部】
| 科目 | 2025/11/30 | 前期末比 |
|------|------------|----------|
| 流動負債 | 2,342 | △165 |
| 固定負債 | 857 | △9 |
| 負債合計 | 3,199 | △174 |
【純資産の部】
| 科目 | 2025/11/30 | 前期末比 |
|------|------------|----------|
| 資本金 | 1,925 | 0 |
| 利益剰余金 | 34,943 | △10,460 |
| 自己株式 | △615 | +7,493※ |
| 純資産合計 | 38,336 | △2,981 |
※自己株式消却(77.6億円)と取得(2.6億円)の影響
B/Sコメント:
- 安全性: 自己資本比率92.3%(業界最高水準)、流動比率1,411%
- 変動要因: 現預金減少(配当支払い)、棚卸資産増(販売計画に伴う在庫積増)
- リスク: 現金減少著しいが無借金経営(有利子負債ゼロ)
4. 損益計算書(単位: 百万円)
| 科目 | 第1四半期実績 | 前年同期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,920 | △9.0% | 100.0% |
| 売上原価 | 1,781 | △7.8% | 61.0% |
| 売上総利益 | 1,139 | △10.8% | 39.0% |
| 販管費 | 727 | +4.0% | 24.9% |
| 営業利益 | 412 | △28.8% | 14.1% |
| 経常利益 | 463 | △23.0% | 15.9% |
| 当期純利益 | 318 | △23.2% | 10.9% |
P/Lコメント:
- 収益性悪化: 売上高営業利益率14.1%(前年同期18.1%)
- コスト構造: 原材料高で売上総利益率39.0%(前年比0.8ポイント低下)
- 改善策: 価格改定(2026年2月)・海外生産比率拡大
5. キャッシュフロー
- 記載なし(四半期CF計算書未作成)
- 参考: 減価償却費6,729万円(前年同期比△0.7%)
6. 今後の展望
- 業績予想: 通期売上高180億円(+6.0%)、営業利益40億円(+12.3%)を堅持
- 成長戦略:
- 第2四半期以降の大口案件獲得
- 海外市場拡大と価格改定効果
- リスク: 原材料高持続・医療機関の経営悪化
7. その他の重要事項
- 配当方針: 通期60円(前期比20円減、記念配当終了)
- 株主還元: 自己株式消却(500万株)と取得(14万株)
- 事業構造: 単一事業(医療ウェア)で市場別では海外が成長軸
- 経営体制: 特記事項なし(代表取締役社長・澤登一郎体制継続)