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更新: 2025-04-30 15:30:00
決算短信 2025-04-30T15:30

2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)

アルプスアルパイン株式会社 (6770)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

アルプスアルパイン株式会社の2025年3月期(2024年4月1日~2025年3月31日)連結決算は、売上高9,904億円(前期比2.7%増)、営業利益341億円(同73.0%増)と大幅増益を達成した。円安効果、コンポーネント事業の需要拡大、経営構造改革(コスト削減)の成果が主な要因で、特別利益(事業売却益等334億円)により当期純利益378億円と前期の純損失から黒字転換した。自己資本比率は55.9%(前期51.9%)に向上し、財務体質強化が進んだ。

2. 業績結果

項目 当期(百万円) 前期比(%) 前期(百万円)
売上高(営業収益) 990,407 2.7 964,090
営業利益 34,106 73.0 19,711
経常利益 30,521 23.0 24,809
当期純利益 37,837 △29,814
1株当たり当期純利益(EPS) 184.00円 △145.04円
配当金 60.00円 倍増 30.00円

業績結果に対するコメント: 売上高は円安とコンポーネント事業(民生・モバイル・車載向け)の14.0%増が牽引。営業利益は同事業の48.5%増と構造改革効果で大幅改善。一方、センサー・コミュニケーション事業は開発費増で営業損失拡大(33億円)、モジュール・システム事業は売上3.1%減も黒字転換(56億円)。特別利益(アルプス物流売却270億円、パワーインダクター譲渡64億円)が純利益を押し上げ。持分法投資損益は△19.6億円と悪化。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |-------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 49,490 | +340 | | 現金及び預金 | 記載なし | 記載なし | | 受取手形及び売掛金 | 記載なし | 記載なし | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定資産 | 24,570 | △1,670 | | 有形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産| 記載なし | 記載なし | | 資産合計 | 740,715 | △13,274 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |-------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 22,680 | △2,080 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債 | 9,830 | △1,510 | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 32,520 | △3,590 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 記載なし | 記載なし | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 記載なし | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 415,515 | +22,691 | | 負債純資産合計 | 740,715 | △13,274 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率55.9%(前期51.9%)と向上、自己資本4,140億円(+229億円)。流動比率は流動資産増(現金・売掛金増、棚卸減)で安全性向上。当座比率も堅調推定。資産は固定資産減(投資有価証券・無形減)が主因、負債は借入金減で軽減。総資産7,407億円(前期比1.8%減)だが財務健全化進む。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 990,407 2.7 100.0
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 34,106 73.0 3.4
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 30,521 23.0 3.1
特別利益 記載なし(注) 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 記載なし 記載なし 記載なし
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 37,837 3.8

(注)特別利益は事業売却益等約334億円計上。

損益計算書に対するコメント: 営業利益率3.4%(前期2.0%)と収益性向上、ROE9.4%(前期△7.6%)。売上総利益率不明だがコスト構造改革(変動費改善、減価償却減)が寄与。経常利益は営業外で一部相殺も堅調。純利益は特別利益主導で黒字転換。為替影響大(円安押し上げ)。

5. キャッシュフロー(記載あり)

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 65,817百万円(前期89,173百万円)
  • 投資活動によるキャッシュフロー: △1,683百万円(前期△55,095百万円)
  • 財務活動によるキャッシュフロー: △37,299百万円(前期△1,808百万円)
  • フリーキャッシュフロー: 64,134百万円(営業+投資) 現金残高1,474億円(前期1,223億円、前期比+251億円)。営業CFは純利益・減価償却・棚卸減で堅調、投資CFは事業売却収入で改善。

6. 今後の展望

  • 会社公表業績予想(2026年3月期): 売上高910,000百万円(△8.1%)、営業利益170億円(△50.2%)、経常利益180億円(△41.0%)、純利益45億円(△88.1%)、EPS21.88円。為替前提1ドル=140円。
  • 中期経営計画: 第2次計画中止後、構造改革完了。新DOE3%目安の株主還元方針(4年間運用)。
  • リスク要因: 自動車市況低迷(中国販売苦戦、追加関税)、地政学リスク、為替変動。
  • 成長機会: 民生・ゲーム機器堅調、デジタルキー製品拡大、Tier2ビジネス。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: コンポーネント3,480億円(+14.0%、営業利益303億円+48.5%)、センサー・コミュニケーション841億円(+0.1%、営業損失33億円)、モジュール・システム5,372億円(△3.1%、営業利益56億円黒字転換)。
  • 配当方針: DOE3%目安、年間60円(配当性向32.6%、純資産配当率3.1%)。
  • 株主還元施策: 自己株取得検討(資本効率勘案)。
  • M&Aや大型投資: アルプス物流売却、パワーインダクター譲渡(特別利益計上)。
  • 人員・組織変更: 記載なし。会計方針変更あり(基準改正)。

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