適時開示情報 要約速報

更新: 2026-02-13 15:30:00
決算 2026-02-13T15:30

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

ホシザキ株式会社 (6465)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

ホシザキ株式会社の2025年12月期連結決算は、売上高が前期比9.1%増と堅調な成長を示しました。特にアジア地域での好調や、米州における買収企業の連結開始が業績を牽引しました。利益面では、のれん償却やトルコにおける超インフレ会計の影響により、営業利益は微増、経常利益は減益となりましたが、調整後営業利益は増加しました。当期純利益は増加し、配当金も増配となりました。全体として、売上高の増加と利益の底堅さから、良好な業績と言えます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 485,890 9.1
営業利益 51,932 1.7
調整後営業利益 61,094 5.5
経常利益 56,305 △1.9
親会社株主に帰属する当期純利益 38,148 3.3
1株当たり当期純利益(EPS) 269.66 円 記載なし
配当金(年間) 115.00 円 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、日本国内での飲食市場および飲食外市場への拡販、アジア地域(特にインド)での冷蔵庫販売の好調、米州における買収企業の連結開始などが寄与し、大幅な増加となりました。営業利益は、売上増加に伴う増益効果があったものの、企業結合に係る投資差額(のれん及び無形固定資産等)の償却費や、トルコにおける超インフレ会計の適用によるマイナス影響が増加したため、伸び率は限定的となりました。経常利益は、為替差益の減少も影響し、前期比で減益となりました。当期純利益は、前期に計上した段階取得に係る差損の反動もあり、増加しました。調整後営業利益は、これらの特殊要因を除いた実質的な収益力を示す指標として、増加しており、事業の収益性は維持されていると考えられます。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 342,313 | △12.3 | | 現金及び預金 | 177,089 | △25.9 | | 受取手形及び売掛金 | 76,736 | 9.2 | | 棚卸資産 | 80,932 (商品・仕掛品・原材料) | 記載なし | | その他 | 8,556 (その他 - 貸倒引当金) | 記載なし | | 固定資産 | 233,332 | 48.3 | | 有形固定資産 | 91,630 | 14.1 | | 無形固定資産 | 101,077 | 130.6 | | 投資その他の資産 | 40,624 | 23.1 | | 資産合計 | 575,646 | 5.1 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 135,598 | 4.4 | | 支払手形及び買掛金 | 36,255 | 0.0 | | 短期借入金 | 6,390 | 30.4 | | その他 | 93,000 (契約負債、賞... | 記載なし | | 固定負債 | 26,133 | △25.1 | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 161,731 | △1.9 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 392,608 | 8.0 | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 記載なし | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 21,306 | 記載なし | | 純資産合計 | 413,914 | 7.6 | | 負債純資産合計 | 575,646 | 5.1 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は68.2%と高い水準を維持しており、財務の健全性は良好です。流動資産は減少しましたが、これは子会社株式の取得等による現金及び預金の減少が主な要因であり、事業活動に支障をきたすものではありません。固定資産は、買収した企業に係るのれんの増加により大幅に増加しました。負債合計は微減しましたが、流動負債は増加しています。純資産合計は、利益剰余金の増加等により増加し、自己資本比率の上昇に寄与しています。全体として、買収による資産・負債の変動はありますが、財務基盤は安定しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 485,890 9.1 100.0
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 51,932 1.7 10.7
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 56,305 △1.9 11.6
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 記載なし 記載なし 記載なし
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 38,148 3.3 7.8

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は10.7%と、前期の11.5%から微減しましたが、依然として高い収益性を維持しています。経常利益率は11.6%と、前期の11.3%から微増しました。当期純利益率は7.8%と、前期の7.8%からほぼ横ばいです。売上高の増加に対して、営業利益の伸びが限定的であった要因として、のれん償却費や超インフレ会計の影響が挙げられます。これらの特殊要因を除いた調整後営業利益は増加しており、事業本来の収益力は堅調であることが示唆されます。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
営業活動によるキャッシュ・フロー 30,528 △35.5
投資活動によるキャッシュ・フロー △75,876 △103.0
財務活動によるキャッシュ・フロー △15,006 △62.6
現金及び現金同等物期末残高 159,442 △25.6
フリーキャッシュフロー △45,348 (営業CF - 投資CF) 記載なし

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは、前期比で減少しました。これは、税金等調整前当期純利益の増加があったものの、法人税等の支払額や退職給付信託の設定額が増加したためです。投資活動によるキャッシュ・フローは、子会社株式の取得等により大幅な支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額等により支出となりました。フリーキャッシュフローはマイナスとなりましたが、これは主に投資活動によるものです。現金及び現金同等物残高は減少しましたが、依然として潤沢な水準を維持しています。

6. 今後の展望

2026年12月期の連結業績予想は、売上高5,200億円(前期比7.0%増)、営業利益556億円(同7.1%増)、調整後営業利益682億円(同11.6%増)、経常利益590億円(同4.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益382億円(同0.1%増)としています。世界経済の緩やかな成長が見込まれる一方、地政学リスクやインフレ動向など不確実性も残ります。日本国内ではサービス消費の底堅さやインバウンド需要の堅調さが期待されます。海外では、マクロ経済動向や競争激化が懸念されるものの、主要製品の需要は堅調と見込まれます。グループ会社間の連携強化によるシナジー創出を通じて、持続的な成長を目指す方針です。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 日本は売上高3.9%増、セグメント利益5.8%増。米州は売上高12.5%増、セグメント利益2.6%減。欧州は売上高7.4%増、セグメント利益54.6%減。アジアは売上高18.1%増、セグメント利益25.0%増。
  • 配当方針: 継続的かつ安定的な配当を目指し、配当性向40%以上を目標としています。2025年12月期は1株当たり115円(前期比10円増配)となりました。2026年12月期は1株当たり115円(予想)です。
  • 株主還元施策: 配当に加え、資本効率を意識した自己株式の取得も検討しています。
  • M&Aや大型投資: 2025年12月期は、米州における買収企業の連結開始により、のれんが大幅に増加しました。
  • 人員・組織変更: 連結範囲の変更として、新規3社が追加されています。

関連する開示情報(同じ企業)