2026年10月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
巴工業株式会社 (6309)
決算評価: 普通主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
巴工業株式会社は2026年10月期第1四半期において、売上高は微増ながら利益が減少する結果となりました。機械製造販売事業と化学工業製品販売事業の両事業で販売は堅調だったものの、販管費の増加が利益を圧迫しました。自己資本比率は77.6%と高い水準を維持しており、財務基盤は安定しています。
2. 業績結果
- 売上高: 15,333百万円(前年同期比+1.6%)
- 営業利益: 1,672百万円(前年同期比-6.8%)
- 経常利益: 1,687百万円(前年同期比-6.5%)
- 当期純利益: 1,110百万円(前年同期比-10.3%)
- EPS: 37.61円(前年同期比-9.1%)
業績結果に対するコメント: 売上高は機械製造販売事業が5.6%増、化学工業製品販売事業がほぼ横ばいと、両事業ともに堅調な販売を維持しました。しかし、販管費の増加(特に人件費)により利益は減少しました。機械製造販売事業では国内官需向け販売が好調だった一方、海外向け機械・装置の販売は低調でした。化学工業製品販売事業では合成樹脂関連の販売が減少したものの、工業材料関連や鉱産関連の販売が伸長しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 39,332 | -3.5% | | 現金及び預金 | 9,045 | -32.5% | | 受取手形及び売掛金 | 15,076 | +11.5% | | 棚卸資産 | 8,410 | -1.2% | | その他 | 7,801 | +94.5% | | 固定資産 | 15,098 | +2.1% | | 有形固定資産 | 7,975 | +2.1% | | 無形固定資産 | 70 | -6.7% | | 投資その他の資産 | 7,053 | +5.0% | | 資産合計 | 54,430 | -3.5% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 10,626 | -16.2% | | 支払手形及び買掛金 | 4,137 | -9.8% | | 電子記録債務 | 1,903 | +14.4% | | その他 | 4,586 | -17.6% | | 固定負債 | 1,552 | +62.2% | | 長期借入金 | 0 | ±0% | | その他 | 1,552 | +62.2% | | 負債合計 | 12,178 | -10.8% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 38,843 | -2.0% | | 資本金 | 1,061 | ±0% | | 利益剰余金 | 37,202 | +0.1% | | その他の包括利益累計額 | 3,408 | +12.0% | | 純資産合計 | 42,251 | -1.1% | | 負債純資産合計 | 54,430 | -3.5% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は77.6%と高い水準を維持しており、財務基盤は安定しています。流動資産は受取手形・売掛金の増加により増加したものの、現金・預金の減少により全体では減少しました。負債は電子記録債務の増加などにより減少幅は縮小しました。純資産はその他有価証券評価差額金や為替換算調整勘定の増加により減少幅は縮小しました。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 15,333 | +1.6% | 100.0% |
| 売上原価 | 11,202 | +2.5% | 73.0% |
| 売上総利益 | 4,130 | -0.5% | 27.0% |
| 販売費及び一般管理費 | 2,458 | +4.3% | 16.0% |
| 営業利益 | 1,672 | -6.8% | 10.9% |
| 営業外収益 | 33 | +23.8% | 0.2% |
| 営業外費用 | 18 | +20.0% | 0.1% |
| 経常利益 | 1,687 | -6.5% | 11.0% |
| 特別利益 | 0 | -100.0% | 0.0% |
| 特別損失 | 7 | ±0% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 1,679 | -7.2% | 11.0% |
| 法人税等 | 569 | -0.2% | 3.7% |
| 当期純利益 | 1,110 | -10.3% | 7.2% |
損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は10.9%と前年同期の11.9%から低下しました。売上原価率は73.0%と前年同期の72.6%から上昇し、販売費及び一般管理費率は16.0%と前年同期の15.6%から上昇しました。営業外収益は受取配当金の増加などにより増加しましたが、営業外費用も為替差損の増加などにより増加しました。
5. キャッシュフロー
第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。減価償却費は76百万円でした。
6. 今後の展望
2026年10月期の連結業績予想は売上高63,200百万円(前期比+6.5%)、営業利益5,750百万円(前期比+7.4%)、経常利益5,770百万円(前期比+7.0%)、当期純利益4,200百万円(前期比+9.1%)としています。年間配当金は72円/株を予定しています。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 機械製造販売事業(売上高4,512百万円、営業利益858百万円)、化学工業製品販売事業(売上高10,820百万円、営業利益814百万円)
- 配当方針: 年間配当金72円/株を予定
- 中期経営計画: 2026年10月期~2028年10月期「Create The New Future~新たな未来の創造~」を策定
- 自己資本比率は77.6%と高い水準を維持
巴工業株式会社は機械製造販売事業と化学工業製品販売事業の2つの事業を展開しており、両事業ともに販売は堅調ながら、販管費の増加により利益は減少しました。自己資本比率は高い水準を維持しており、財務基盤は安定しています。