2026年8月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
株式会社ABEJA (5574)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
【企業名】 企業名: 株式会社ABEJA
【決算評価】 決算評価: 非常に良い
【簡潔な要約】 株式会社ABEJAは2026年8月期第2四半期(中間期)決算において、売上高2,351百万円(前年同期比30.0%増)、営業利益384百万円(前年同期比32.6%増)、経常利益389百万円(前年同期比33.3%増)、中間純利益336百万円(前年同期比37.6%増)と大幅な増収増益を達成しました。同社は「ゆたかな世界を、実装する」を企業理念に掲げ、エンタープライズプラットフォーム事業を展開しており、LLM関連需要の取り込みとABEJA Platformを通じた継続運用・利用拡大が業績拡大の主な要因です。また、株式会社富士山マガジンサービスと株式会社アンリアレイジへの出資を実施し、出版領域とクリエイティブ領域におけるAI活用に関する協業検討を開始しました。
【詳細な財務分析レポート】
1. 総評
株式会社ABEJA(5574)は2026年8月期第2四半期(中間期)決算において、売上高2,351百万円(前年同期比30.0%増)、営業利益384百万円(前年同期比32.6%増)、経常利益389百万円(前年同期比33.3%増)、中間純利益336百万円(前年同期比37.6%増)と大幅な増収増益を達成しました。同社はエンタープライズプラットフォーム事業の単一セグメントであり、LLM関連需要の取り込みとABEJA Platformを通じた継続運用・利用拡大が業績拡大の主な要因です。また、株式会社富士山マガジンサービスと株式会社アンリアレイジへの出資を実施し、出版領域とクリエイティブ領域におけるAI活用に関する協業検討を開始しました。
2. 業績結果
- 売上高: 2,351百万円(前年同期比30.0%増)
- 営業利益: 384百万円(前年同期比32.6%増)
- 経常利益: 389百万円(前年同期比33.3%増)
- 当期純利益: 336百万円(前年同期比37.6%増)
- 1株当たり当期純利益(EPS): 33.94円(前年同期比29.9%増)
- 配当金: 0円(前年同期比0円)
業績結果に対するコメント: 売上高の増加は、LLM関連需要の取り込みとABEJA Platformを通じた継続運用・利用拡大が主な要因です。営業利益の増加は、売上高の増加に加え、販管費のコントロールが寄与しました。経常利益の増加は、営業利益の増加に加え、営業外収益の増加が寄与しました。当期純利益の増加は、経常利益の増加に加え、法人税等の減少が寄与しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 4,992 | 1.4% | | 現金及び預金 | 4,249 | -7.4% | | 受取手形及び売掛金 | 568 | 22.6% | | 棚卸資産 | 12 | -13.9% | | その他 | 163 | 116.0% | | 固定資産 | 560 | 163.2% | | 有形固定資産 | 20 | 17.7% | | 無形固定資産 | 12 | -13.9% | | 投資その他の資産 | 528 | 190.1% | | 資産合計 | 5,553 | 4.4% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 665 | -21.4% | | 支払手形及び買掛金 | 0 | -100.0% | | 短期借入金 | 0 | 0.0% | | その他 | 665 | -21.4% | | 固定負債 | 0 | 0.0% | | 長期借入金 | 0 | 0.0% | | その他 | 0 | 0.0% | | 負債合計 | 665 | -21.4% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 4,888 | 9.3% | | 資本金 | 926 | 3.3% | | 利益剰余金 | 1,230 | 37.8% | | その他の包括利益累計額 | 21 | 0.0% | | 純資産合計 | 4,888 | 9.3% | | 負債純資産合計 | 5,553 | 4.4% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は88.0%と高い水準を維持しています。流動比率は7,507.4%、当座比率は6,321.6%と安全性指標は良好です。資産構成では、現金及び預金が資産の76.6%を占めており、流動性が高い状態です。負債構成では、流動負債が負債の100.0%を占めており、短期的な資金需要に対応しています。純資産の増加は、新株予約権行使等により資本金及び資本剰余金が増加し、中間純利益の計上により利益剰余金が増加したことが主な要因です。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 2,351 | 30.0% | 100.0% |
| 売上原価 | 993 | 44.6% | 42.3% |
| 売上総利益 | 1,358 | 21.1% | 57.8% |
| 販売費及び一般管理費 | 974 | 17.0% | 41.4% |
| 営業利益 | 384 | 32.6% | 16.3% |
| 営業外収益 | 6 | 71.4% | 0.3% |
| 営業外費用 | 1 | -13.0% | 0.0% |
| 経常利益 | 390 | 33.3% | 16.6% |
| 特別利益 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 特別損失 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 390 | 33.3% | 16.6% |
| 法人税等 | 53 | -11.5% | 2.3% |
| 当期純利益 | 336 | 37.6% | 14.3% |
損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は16.3%、ROEは6.9%と収益性指標は改善しています。コスト構造では、販売費及び一般管理費が売上高に占める割合は41.4%と前年同期比で低下しています。前期からの主な変動要因は、売上高の増加と販管費のコントロールです。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: -51百万円(前年同期比-818百万円)
- 投資活動によるキャッシュフロー: -333百万円(前年同期比-324百万円)
- 財務活動によるキャッシュフロー: 47百万円(前年同期比23百万円)
- フリーキャッシュフロー: -384百万円
6. 今後の展望
- 会社が公表している業績予想: 2026年8月期通期業績予想を修正しており、売上高4,500百万円(前期比25.5%増)、営業利益600百万円(前期比34.6%増)、経常利益614百万円(前期比35.8%増)、当期純利益540百万円(前期比20.5%増)を見込んでいます。
- 中期経営計画や戦略: エンタープライズプラットフォーム事業の拡大とフィジカルAI等の将来成長領域への取り組みを進めています。
- リスク要因: 米国の政策動向、中東情勢の影響や金融資本市場の変動等による先行き不透明感があります。
- 成長機会: LLM関連需要の取り込みとABEJA Platformを通じた継続運用・利用拡大が成長機会です。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: エンタープライズプラットフォーム事業の単一セグメントです。
- 配当方針: 配当性向20-30%を目安としています。
- 株主還元施策: 配当金の支払いを予定しています。
- M&Aや大型投資: 株式会社富士山マガジンサービスと株式会社アンリアレイジへの出資を実施しました。
- 人員・組織変更: 戦略的アライアンスの推進および体制強化を目的とした出資に伴い、人員・組織変更を実施しています。