2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
オープンワーク株式会社 (5139)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
オープンワーク株式会社の2025年12月期決算は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てにおいて前期比で大幅な増加を達成し、非常に好調な業績となりました。特に「OpenWorkリクルーティング」事業の成長が顕著であり、これが全体の業績を力強く牽引しました。積極的なマーケティング投資や採用強化にも関わらず、高い利益率を維持しており、健全な財務基盤と将来への成長戦略が伺えます。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 4,653 | 31.4 |
| 営業利益 | 1,199 | 16.9 |
| 経常利益 | 1,201 | 17.0 |
| 当期純利益 | 837 | 10.5 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 40.22 | 13.1 |
| 配当金(円) | 記載なし | - |
業績結果に対するコメント: 売上高は前期比31.4%増と大幅に増加しました。これは主に「OpenWorkリクルーティング」事業における求人企業の採用活動活性化や求職者からの応募活発化、そして「OpenWork」サービスにおける提携企業への送客単価引き上げが貢献したためです。営業利益も16.9%増と堅調に伸びており、売上高の増加に伴う増収効果が、採用費や人件費、マーケティング費用といった営業費用の増加を上回った形です。経常利益も同様に17.0%増、当期純利益も10.5%増と、増収増益基調が続いています。1株当たり当期純利益も前期比で増加しており、株主価値の向上に繋がっています。配当については、現時点では実施されていません。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 8,183 | 16.1 | | 現金及び預金 | 7,633 | 15.6 | | 受取手形及び売掛金 | 437 | 35.3 | | 棚卸資産 | 記載なし | - | | その他 | 113 | △65.1 | | 固定資産 | 223 | 13.9 | | 有形固定資産 | 26 | △6.5 | | 無形固定資産 | 記載なし | - | | 投資その他の資産 | 196 | 17.4 | | 資産合計 | 8,406 | 16.1 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 1,538 | 96.4 | | 支払手形及び買掛金 | 6 | 129.4 | | 短期借入金 | 記載なし | - | | その他 | 1,532 | 104.1 | | 固定負債 | 記載なし | - | | 長期借入金 | 記載なし | - | | その他 | 記載なし | - | | 負債合計 | 1,538 | 96.4 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 6,868 | 6.3 | | 資本金 | 1,649 | 0.0 | | 利益剰余金 | 4,116 | 25.4 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | - | | 純資産合計 | 6,868 | 6.3 | | 負債純資産合計 | 8,406 | 16.1 |
貸借対照表に対するコメント: 総資産は前期比16.1%増の84.1億円となりました。これは主に現金及び預金の増加(10.1億円増)と売掛金の増加(1.1億円増)によるものです。流動負債は96.4%増と大幅に増加しましたが、これは主に契約負債の増加(4.6億円増)や未払金、賞与引当金の増加によるもので、事業拡大に伴う一時的な増加と考えられます。 自己資本比率は81.7%と非常に高く、前期の89.2%から低下しましたが、依然として健全な財務状況を示しています。流動比率や当座比率といった安全性指標は、詳細なデータが不足しているため算出できませんが、現金及び預金の潤沢さから、短期的な支払い能力は高いと推測されます。資産構成としては、現金及び預金が大部分を占めており、流動性の高い資産を多く保有しています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | 売上高比率 (%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 4,653 | 31.4 | 100.0% |
| 売上原価 | 記載なし | - | - |
| 売上総利益 | 記載なし | - | - |
| 販売費及び一般管理費 | 3,454 | 37.3 | 74.2% |
| 営業利益 | 1,199 | 16.9 | 25.8% |
| 営業外収益 | 10 | 564.3 | 0.2% |
| 営業外費用 | 7 | 1400.0 | 0.2% |
| 経常利益 | 1,201 | 17.0 | 25.8% |
| 特別利益 | 記載なし | - | - |
| 特別損失 | 2 | - | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | 1,199 | 16.8 | 25.8% |
| 法人税等 | 362 | 34.4 | 7.8% |
| 当期純利益 | 837 | 10.5 | 18.0% |
損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比31.4%増と大きく伸長しました。営業利益率は25.8%と前期の29.0%から低下していますが、依然として高い水準を維持しています。これは、売上高の増加に伴い、販売費及び一般管理費も37.3%増と増加したためです。特に、事業拡大のための採用費及び人件費、マーケティング費用への投資が影響していると考えられます。 営業外収益は、受取利息の増加などにより大幅に増加しています。特別損失として固定資産除却損が計上されています。 当期純利益率は18.0%と、前期の21.4%から低下していますが、これは法人税等の増加(34.4%増)が影響しています。
5. キャッシュフロー
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 1,424 | 76.3 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △3,014 | △14400.0 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △434 | 415.3 |
| 現金及び現金同等物 期末残高 | 4,633 | △30.4 |
キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは14.2億円と、前期の8.1億円から大幅に増加しました。これは、税引前当期純利益の増加に加え、契約負債の増加が主な要因です。 一方、投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出が30億円あったため、大幅なマイナス(△30.1億円)となっています。 財務活動によるキャッシュ・フローも、自己株式の取得による支出が4.6億円あったため、前期の△0.8億円から△4.3億円とマイナス幅が拡大しています。 期末の現金及び現金同等物は46.3億円となり、前期末の66.6億円から減少しました。これは、定期預金の預入と自己株式取得による支出が大きかったためです。
6. 今後の展望
2026年12月期は、企業の設備投資継続と内需主導の緩やかな成長が見込まれる中、賃金の伸びや労働人口減少による人手不足を背景に、企業の採用意欲は一段と高まると予想されています。これに伴い、営業収益は57億円(前期比22.5%増)と堅調な増加が見込まれます。 費用面では、事業拡大のための採用費、人件費、マーケティング費用への投資を予定していますが、投資効果を鑑みながら一定の利益率を保持する方針です。 業績予想としては、営業収益57億円(前期比22.5%増)、営業利益14.5億円(前期比20.9%増)、経常利益14.5億円(前期比20.6%増)、当期純利益9.7億円(前期比15.3%増)と、増収増益を見込んでいます。 サービス別では、「OpenWorkリクルーティング」が74.4%と収益構成比を高め、30.5%増の42.4億円を見込んでいます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 当社はワーキングデータプラットフォーム事業の単一セグメントですが、サービス別では以下の通りです。
- OpenWork: 2025年12月期 営業収益 12.4億円(前期比20.0%増)、2026年12月期予想 12.4億円(前期比99.7%)
- OpenWorkリクルーティング: 2025年12月期 営業収益 32.5億円(前期比34.2%増)、2026年12月期予想 42.4億円(前期比130.5%)
- オルタナティブデータサービス: 2025年12月期 営業収益 1.6億円(前期比記載なし)、2026年12月期予想 2.2億円(前期比135.6%)
- 配当方針: 決算短信上、配当は実施されていません。
- 株主還元施策: 自己株式の取得を実施しています。
- M&Aや大型投資: 定期預金の預入による30億円の支出がありましたが、これは将来の投資に向けた資金確保の可能性があります。
- 人員・組織変更: 詳細な記載はありませんが、事業拡大に伴う採用費・人件費の増加から、人員増強が行われていると推測されます。