適時開示情報 要約速報

更新: 2026-02-13 16:30:00
決算 2026-02-13T16:30

2025年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社フルキャストホールディングス (4848)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社フルキャストホールディングスの2025年12月期連結業績は、売上高が前期比12.6%増の772億円となり、堅調な成長を示しました。営業利益、経常利益も増収効果と戦略的投資費用の削減により増加しました。しかし、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に計上した特別利益の反動により減少しました。財政状態においては、M&A等による事業拡大に伴い、総資産、負債ともに増加しましたが、自己資本比率は52.7%を維持しており、一定の安定性を保っています。2026年12月期は、さらなる事業拡大と収益力向上を見込んでおり、積極的な成長戦略が継続される見込みです。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 77,227 12.6
営業利益 7,915 10.9
経常利益 7,778 6.4
親会社株主に帰属する当期純利益 4,784 △12.9
1株当たり当期純利益(円銭) 136.84 △12.9
配当金(年間合計、円銭) 63.00 -

業績結果に対するコメント: 売上高は、短期業務支援事業の堅調な推移に加え、警備・その他事業の大幅な増加が牽引しました。営業利益、経常利益も増収効果と前期比での戦略的投資費用の削減により増加しました。しかし、親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に㈱BOD株式譲渡に伴う特別利益1,295百万円を計上していた反動により、大幅な減少となりました。1株当たり当期純利益も同様の理由で減少しています。配当金は前期比で増配となっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 34,806 | 26.6 | | 現金及び預金 | 21,089 | 20.3 | | 受取手形及び売掛金 | 10,094 | 31.7 | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 3,411 | 53.3 | | 固定資産 | 23,401 | 67.0 | | 有形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 無形固定資産 | 記載なし | 記載なし | | 投資その他の資産 | 記載なし | 記載なし | | 資産合計 | 58,207 | 40.4 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 21,703 | 114.9 | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | 記載なし | | 短期借入金 | 10,500 | 800.0 | | その他 | 2,875 | - | | 固定負債 | 3,850 | 59.7 | | 長期借入金 | 1,357 | - | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 25,553 | 88.5 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 30,662 | 7.0 | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 記載なし | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 32,654 | 13.1 | | 負債純資産合計 | 58,207 | 40.4 |

貸借対照表に対するコメント: 総資産は前期比40.4%増の58,207百万円となりました。これは、M&A等による連結子会社の増加に伴う、のれん(8,041百万円、前期比増)や土地(5,052百万円、前期比増)の増加が主な要因です。負債合計も前期比88.5%増と大きく増加しており、特に短期借入金が9,500百万円増加し10,500百万円となったことが目立ちます。これは、M&A資金の調達等によるものと考えられます。純資産は前期比13.1%増の32,654百万円となり、自己資本比率は52.7%と、前期の69.0%から低下しましたが、依然として健全な水準を維持しています。流動比率や当座比率に関する具体的な数値は記載がありませんが、現金及び預金が大幅に増加している点はポジティブです。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 77,227 12.6 100.0
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 7,915 10.9 10.2
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 7,778 6.4 10.1
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 7,883 △12.6 10.2
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 4,784 △12.9 6.2

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比12.6%増と好調でした。営業利益率は10.2%(前期10.4%)と微減、経常利益率は10.1%(前期10.7%)と低下しましたが、これは売上高の増加率に対して、売上原価や販管費の増加が上回ったためと考えられます。税引前当期純利益は前期比12.6%減となりましたが、これは前期に計上された特別利益の反動によるものです。当期純利益は前期比12.9%減となりました。ROE(自己資本利益率)は16.1%(前期20.3%)と低下しており、利益率の低下が影響しています。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
営業活動によるキャッシュフロー 1,356 △76.4
投資活動によるキャッシュフロー △6,037 -
財務活動によるキャッシュフロー 6,159 -
現金及び現金同等物 期末残高 21,029 19.9
フリーキャッシュフロー △4,681 -

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは、前期比76.4%減の1,356百万円となりました。これは、税金等調整前当期純利益の減少に加え、差入保証金の増加や法人税等の支払額の増加などが影響しています。投資活動によるキャッシュフローは、子会社株式の取得等により大幅なマイナスとなりました。財務活動によるキャッシュフローは、短期借入金の増加等によりプラスとなりました。フリーキャッシュフローは、営業キャッシュフローの減少と投資キャッシュフローのマイナスにより、大幅なマイナスとなっています。

6. 今後の展望

2026年12月期の連結業績予想は、売上高が前期比35.6%増の1,047億円、営業利益が同9.9%増の87億円、経常利益が同12.9%増の87.8億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.5%増の54.3億円と、大幅な増収増益を見込んでいます。これは、M&Aによる事業領域の拡充や、短期業務支援事業の生産性向上、人材関連サービスの拡充などが奏功すると見込んでいるためです。セグメントの見直しや子会社の再編も予定されており、事業運営の最適化と収益力向上を目指します。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 短期業務支援事業: 売上高61,097百万円(前期比10.6%増)、セグメント利益8,469百万円(前期比1.7%増)。
    • 営業支援事業: 売上高5,050百万円(前期比52.1%増)、セグメント利益247百万円(前期比11.5%増)。
    • 飲食事業: 売上高7,442百万円(前期比2.6%減)、セグメント利益456百万円(前期比17.7%減)。
    • 警備・その他事業: 売上高3,639百万円(前期比53.7%増)、セグメント利益530百万円(前期比170.7%増)。
  • 配当方針: 総還元性向50%を目標とし、株主への利益還元を充実させる方針です。2025年12月期の年間配当金は63.00円(前期比増配)でした。
  • M&Aや大型投資: 2025年中には複数の企業を買収・連結しており、今後の事業拡大に向けた積極的な姿勢が見られます。
  • 人員・組織変更: 2026年12月期よりセグメントの変更を実施予定です。

関連する開示情報(同じ企業)