2026年1月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ACCESS (4813)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: 株式会社ACCESS
- 決算期間: 2025年2月1日~2025年10月31日
- 総合評価: 売上高はDX需要の高まりを背景に29.5%増加したが、ネットワーク事業のコスト増や過去の不適切会計問題の影響で営業損失が拡大。自己資本比率は54.4%と健全性は維持しているものの、継続的な赤字と流動資産の減少(前期末比△46.1%)が経営課題。
- 主な変化点:
- IoT事業の売上高75.9%増とWebプラットフォーム事業の黒字転換が明るい材料
- ネットワーク事業のセグメント損失が前年同期比119.8%悪化
- 総資産が前期末比37.7%減少(215億円→134億円)
2. 業績結果
| 科目 | 2026年1月期第3四半期(百万円) | 前年同期比増減率 |
|---|---|---|
| 売上高 | 13,971 | +29.5% |
| 営業利益 | △2,028 | △43.3% |
| 経常利益 | △2,165 | △60.5% |
| 当期純利益 | △2,810 | △71.2% |
| EPS(円) | △74.82 | △71.4% |
| 配当金 | 0.00 | 変更なし |
業績コメント:
- 増減要因:
- IoT事業のプロフェッショナルサービス拡大(売上高+75.9%)が増収を牽引
- ネットワーク事業の研究開発費増加が損失拡大の主因(セグメント損失△2,822百万円)
- 事業セグメント:
- IoT事業: 売上高69億28百万円(+75.9%)、セグメント利益5億10百万円(黒字転換)
- Webプラットフォーム事業: 売上高15億87百万円(+12.7%)、セグメント利益1億47百万円(黒字化)
- ネットワーク事業: 売上高54億56百万円(横ばい)、セグメント損失28億22百万円(前年比悪化)
3. 貸借対照表(単位: 百万円)
【資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|------|------|--------|
| 流動資産 | 9,293 | △46.1% |
| 現金及び預金 | 4,843 | △55.2% |
| 受取手形・売掛金 | 3,034 | △22.4% |
| 棚卸資産 | 459 | △58.1% |
| 固定資産 | 4,110 | △4.0% |
| 有形固定資産 | 1,163 | △10.3% |
| 無形固定資産 | 1,669 | +3.2% |
| 資産合計 | 13,402 | △37.7% |
【負債の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|------|------|--------|
| 流動負債 | 4,704 | △33.3% |
| 買掛金等 | 1,935 | △25.0% |
| 固定負債 | 1,381 | △50.0% |
| 負債合計 | 6,085 | △38.5% |
【純資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|------|------|--------|
| 株主資本 | 7,294 | △27.2% |
| 資本金 | 1,000 | 横ばい |
| 利益剰余金 | △3,859 | △266.0% |
| 純資産合計 | 7,316 | △27.2% |
| 自己資本比率 | 54.4% | +7.9pt |
貸借対照表コメント:
- 現預金が55.2%減少(108億円→48億円)し流動性が悪化
- 自己資本比率は54.4%と高水準だが、利益剰余金の累積赤字(△38億円)が課題
- 流動比率197.6%(前期末比△25pt)で短期支払能力に懸念
4. 損益計算書(単位: 百万円)
| 科目 | 金額 | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 13,971 | +29.5% | 100.0% |
| 売上総利益 | 非公表 | - | - |
| 営業費用 | 16,000 | +34.0% | 114.5% |
| 営業利益 | △2,028 | △43.3% | △14.5% |
| 経常利益 | △2,165 | △60.5% | △15.5% |
| 当期純利益 | △2,810 | △71.2% | △20.1% |
損益計算書コメント:
- 売上高営業利益率△14.5%(前年同期△13.1%)と収益性が悪化
- 営業費用率114.5%(前年同期109.3%)でコスト増加が顕著
- ネットワーク事業の開発費増加が主因
5. キャッシュフロー
記載なし
6. 今後の展望
- 業績予想(2026年1月期通期):
- 売上高205億円(+28.7%)、当期純損失14億円(前年度比改善)
- リスク要因:
- ネットワーク事業の大口顧客取引不確実性
- 特別注意銘柄指定に伴う上場維持審査(2026年8月)
- 成長機会:
- IoT事業のDX需要取り込み
- データセンター向けAI関連案件の拡大
7. その他の重要事項
- 特別注意銘柄指定: 過去の不適切会計(2018-2025年)を理由に東京証券取引所より指定(2025年8月27日~)
- 継続企業の前提: 多額の累積赤字により継続性に懸念(監査報告書で「重要な不確実性」指摘)
- 再発防止策: 内部統制強化と経営陣の意識改革を実施中
- 配当方針: 無配継続(2026年1月期も予定なし)
(注)数値は決算短信に基づき百万円単位で作成。非公表項目は「-」表記。