適時開示情報 要約速報

更新: 2026-02-13 12:00:00
決算 2026-02-13T12:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

リゾートトラスト株式会社 (4681)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

リゾートトラスト株式会社の2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の業績は、会計上の損益においては減収減益となりました。これは、前年同期に会員制ホテルの新規開業に伴う不動産収益の一括計上があったのに対し、当期は新規開業がなかったことが主な要因です。しかしながら、ホテルの開業有無の影響を除いた「評価営業利益」では、新規会員募集の好調やメディカル事業の貢献により大幅な増益を達成しており、実力ベースでは堅調な推移を示しています。通期業績予想に変更はなく、過去最高業績を見込んでいます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比(%)
売上高(営業収益) 168,819 △14.6
営業利益 19,862 △23.0
経常利益 19,768 △23.7
親会社株主に帰属する四半期純利益 13,544 △25.1
1株当たり四半期純利益 63.87 円 △25.1
配当金(年間予想) 34.00 円 (分割調整後)

業績結果に対するコメント: 会計上の損益においては、前年同期に「サンクチュアリコート琵琶湖」が開業し、繰延べていた不動産収益を一括で収益認識した影響が大きかったため、当期は新規開業がないことから減収減益となりました。特に会員権事業においては、契約高は前年同期を上回ったものの、不動産収益の大部分が繰延べられたこと、および前年同期にホテルの開業があったことなどから、会計上の期間損益では減収減益となりました。 一方で、ホテルの開業有無の影響を除いた「評価営業利益」は、29,393百万円となり、前年同期比で+26.0%と大幅な増益を達成しています。これは、新規会員募集が好調に推移し、メディカル事業における会員増加に伴う会費収入の積み上がりが収益に貢献したこと、ホテルレストラン等事業においても、価格改定などによりコストアップを吸収したことなどが要因です。 1株当たり当期純利益は、株式分割を考慮して算定されています。配当金については、年間予想は34円(分割後)であり、前年同期比で実質増配となる見込みです。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 241,703 | +23.1 | | 現金及び預金 | 43,315 | +52.7 | | 受取手形及び売掛金 | 13,871 | +8.7 | | 割賦売掛金 | 107,306 | +17.0 | | 仕掛販売用不動産 | 39,734 | +54.6 | | その他 | 7,418 | +4.2 | | 固定資産 | 303,584 | +2.4 | | 有形固定資産 | 207,952 | +1.6 | | 無形固定資産 | 6,066 | △3.1 | | 投資その他の資産 | 89,564 | +4.5 | | 資産合計 | 545,288 | +10.6 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 206,355 | +21.4 | | 支払手形及び買掛金 | 2,532 | +35.5 | | 短期借入金 | 3,569 | △25.8 | | 前受金 | 141,783 | +32.2 | | その他 | 10,301 | △22.9 | | 固定負債 | 181,838 | +5.6 | | 長期借入金 | 2,040 | △19.4 | | リース債務 | 22,901 | △4.2 | | 償却型長期預り保証金 | 117,618 | +10.3 | | その他 | 5,761 | +5.1 | | 負債合計 | 388,194 | +13.4 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 141,298 | +4.9 | | 資本金 | 19,590 | 0.0 | | 利益剰余金 | 104,532 | +6.2 | | 自己株式 | △6,789 | +38.1 | | その他の包括利益累計額 | 9,240 | △4.5 | | 純資産合計 | 157,093 | +4.2 | | 負債純資産合計 | 545,288 | +10.6 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は27.6%であり、前期の29.3%からやや低下していますが、健全な水準を維持しています。流動資産は現金及び預金、割付売掛金、仕掛販売用不動産の増加により大幅に増加しています。負債では、未開業物件の会員権販売増加に伴う前受金、償却型長期預り保証金の増加が目立ちます。純資産は利益剰余金の増加により増加していますが、その他の包括利益累計額は減少しています。全体として、事業拡大に向けた投資や会員募集の活発化が資産・負債の増加に繋がっていると考えられます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 168,819 △14.6 100.0%
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 19,862 △23.0 11.8%
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 19,768 △23.7 11.7%
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 記載なし 記載なし 記載なし
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 13,544 △25.1 8.0%

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は11.8%であり、前年同期比で低下しています。これは、前述の通り、会計上の損益においては新規開業がないことによる影響が大きいためです。しかし、「評価営業利益」では大幅な増益を達成しており、実質的な収益性は高いと推察されます。 損益計算書の詳細な内訳(売上原価、販管費など)は開示されていませんが、セグメント別の業績を見ると、会員権事業は減収減益、ホテルレストラン等事業およびメディカル事業は増収増益となっています。特にホテルレストラン等事業は、新規開業ホテルの稼働貢献や価格改定により、増収増益を達成しています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

開示情報にキャッシュフロー計算書の詳細な記載はありませんでした。

6. 今後の展望

リゾートトラストは、「新しい会員制事業モデルの確立」を目指す中期5ヵ年経営計画(2025年4月~2030年3月)を策定しています。 2026年3月期通期では、売上高260,000百万円(前年同期比4.3%増)、営業利益29,000百万円(同10.0%増)、経常利益29,000百万円(同8.0%増)と、過去最高の売上高、営業利益、経常利益を更新する見込みです。これは、新規会員権販売の開始、会員制リゾートホテル「サンクチュアリコート日光」の開業による不動産収益の一括計上、ホテルレストラン等事業およびメディカル事業における運営収益の拡大、さらには生産性と創造性の向上による好循環が期待されるためです。 親会社株主に帰属する当期純利益は、前期に計上された特別利益の剥落により、20,300百万円(同0.8%増)とわずかな増益に留まる見込みです。 配当金については、年間配当金68円(分割前換算)と過去最高額となる見込みです。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 会員権事業: 減収減益(評価ベースでは増収増益、過去最高更新)。
    • ホテルレストラン等事業: 増収増益。
    • メディカル事業: 増収増益。
    • その他: 微減収微減益。
  • 配当方針: DOE4.5%を下限とし、DOE5.0%を目標とする。
  • 株主還元施策: 過去最高の配当金額となる見込み。
  • M&Aや大型投資: 中期経営計画に基づく事業拡大に向けた投資が継続される見込み。
  • 人員・組織変更: 事業拡大に備えた採用強化を継続。

関連する開示情報(同じ企業)