2026年10月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社CINC (4378)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社CINCは2026年10月期第1四半期決算において、売上高392百万円(前年同期比16.3%減)、営業損失2,440万円、経常損失1,213万円、親会社株主に帰属する四半期純損失4,198万円と、前年同期から大幅に業績が悪化しました。デジタルマーケティング領域でAI技術を活用したサービス展開を進めていますが、人員不足や成約遅延が収益に影響しています。
2. 業績結果
- 売上高: 392百万円(前年同期比16.3%減)
- 営業利益: -2,440万円(前年同期は+827万円)
- 経常利益: -1,213万円(前年同期は+1,159万円)
- 当期純利益: -4,198万円(前年同期は-2,186万円)
- EPS: -1.43円(前年同期は-6.48円)
業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比16.3%減少し、営業損失に転落しました。ソリューション事業は「Keywordmap」の機能強化を進めましたが、新規営業人員不足により売上が10.8%減少。アナリティクス事業はAI検索最適化コンサルティングが伸長するも、人員不足とAI技術導入コスト増によりセグメント損失29,809万円を計上。M&A仲介事業は収益性重視の体制転換を進め、案件選別と協業体制を構築していますが、デュー・デリジェンスの長期化により成約に至っていません。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 1,035,796 | -2.2% | | 現金及び預金 | 815,255 | -4.2% | | 受取手形及び売掛金 | 158,350 | -6.6% | | 棚卸資産 | 62,766 | +14.7% | | その他 | 62,766 | +14.7% | | 固定資産 | 311,282 | +0.8% | | 有形固定資産 | 68,119 | -1.7% | | 無形固定資産 | 77,664 | +12.2% | | 投資その他の資産 | 165,498 | -2.4% | | その他 | 165,498 | -2.4% | | 資産合計 | 1,347,078 | -2.4% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 257,043 | -11.1% | | 支払手形及び買掛金 | 39,049 | -37.5% | | 短期借入金 | 259 | -99.4% | | その他 | 197,709 | +13.5% | | 固定負債 | 33,791 | +0.4% | | 長期借入金 | 33,791 | +0.4% | | その他 | 0 | 0.0% | | 負債合計 | 290,835 | -10.9% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 1,056,165 | +0.0% | | 資本金 | 12,425 | +23.8% | | 利益剰余金 | 456,913 | -0.9% | | その他の包括利益累計額 | 0 | 0.0% | | 純資産合計 | 1,056,243 | +0.0% | | 負債純資産合計 | 1,347,078 | -2.4% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は78.4%と高い水準を維持しています。流動比率は約4.0倍、当座比率は約3.2倍と安全性は高いです。資産構成では無形固定資産の増加が目立ち、AI技術関連投資の拡大を示しています。負債では買掛金と未払法人税等の大幅減少が特徴で、キャッシュアウトの抑制傾向が見られます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 392,666 | -16.3% | 100.0% |
| 売上原価 | 148,870 | -6.1% | 37.9% |
| 売上総利益 | 243,795 | -21.3% | 62.1% |
| 販売費及び一般管理費 | 246,236 | +0.1% | 62.7% |
| 営業利益 | -2,440 | -395.0% | -0.6% |
| 営業外収益 | 2,451 | +111.4% | 0.6% |
| 営業外費用 | 1,224 | +35.0% | 0.3% |
| 経常利益 | -1,213 | -204.7% | -0.3% |
| 特別利益 | 6 | 0.0% | 0.0% |
| 特別損失 | 0 | 0.0% | 0.0% |
| 税引前当期純利益 | -1,206 | -102.7% | -0.3% |
| 法人税等 | 2,992 | +8.8% | 0.8% |
| 当期純利益 | -4,198 | -80.8% | -1.1% |
損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は-0.6%と大幅に悪化しました。販管費が売上高の62.7%を占め、売上原価率37.9%と合わせるとコスト構造の重さが浮き彫りになっています。営業外収益の増加(助成金収入や償却債権取立益)が経常損失の一部を補っていますが、収益性改善には至っていません。
5. キャッシュフロー
四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。減価償却費は前年同期比4.4%増の1,412万円でした。
6. 今後の展望
2026年10月期通期業績予想は売上高1,681百万円(前期比7.8%減)、営業利益7百万円、経常利益7百万円、親会社株主に帰属する当期純利益4百万円を見込んでいます。AI技術を活用した新サービス開発と業務効率化を推進し、人員不足解消と成約確度向上に注力する方針です。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: ソリューション事業(売上180.7百万円、利益42.6百万円)、アナリティクス事業(売上216.96百万円、損失29.8百万円)、M&A仲介事業(売上0、損失15.2百万円)
- 配当方針: 年間配当金0円(前年同様)
- 株主還元施策: 無配継続
- M&Aや大型投資: M&A仲介事業の収益性重視体制転換
- 人員・組織変更: 新規採用一時停止、AI技術活用による業務標準化推進
【注意事項】 - 数値は決算書に記載されている実際の数字を使用 - データが不明な場合は「記載なし」と明記 - 表形式は markdown形式で見やすく整形 - 金額の単位を明確に記載