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更新: 2026-04-03 09:15:33
決算 2026-02-13T15:30

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

ニューラルグループ株式会社 (4056)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

ニューラルグループ株式会社の2025年12月期連結決算は、売上高が前期比7.5%減となりました。これは、収益性向上のための構造改革や不採算案件の整理が主な要因です。営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも赤字に転落または赤字幅が拡大しました。しかし、自己資本比率は大幅に改善しており、財務基盤は強化されています。今後は、生成AI技術を活用したサービス拡張と新規開発、M&Aなどを通じて、売上成長と収益性向上を両立させる事業体制の構築を目指します。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 3,299 △7.5%
営業利益 △6
経常利益 △46
親会社株主に帰属する当期純利益 △107
1株当たり当期純利益(EPS) △6.76円
配当金 記載なし

業績結果に対するコメント: 当期は、収益性の高いコアサービス領域への経営資源集中と営業体制強化、不採算案件の整理を含むポートフォリオ最適化を進めた結果、売上高は前期比で減少しました。これにより、営業利益、経常利益、当期純利益は赤字に転落または赤字幅が拡大しました。特に、当期純利益の赤字幅は前期よりも拡大しています。一方で、これらの構造改革により既存事業領域における損益分岐点は大幅に改善しており、足元ではM&Aの実施による売上伸長を背景に、利益面においても収益改善の傾向が顕著に現れているとのことです。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 流動資産 | 2,870 | 90.1% | | 現金及び預金 | 2,217 | 230.8% | | 受取手形及び売掛金 | 320 | △31.1% | | 棚卸資産 | 162 | △22.0% | | その他 | 162 | 27.1% | | 固定資産 | 1,328 | △9.5% | | 有形固定資産 | 61 | 10.8% | | 無形固定資産 | 986 | △11.6% | | 投資その他の資産 | 280 | △5.4% | | 資産合計 | 4,198 | 41.0% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 流動負債 | 1,378 | △9.7% | | 支払手形及び買掛金 | 53 | △8.0% | | 短期借入金 | 600 | △14.3% | | その他 | 725 | △10.0% | | 固定負債 | 935 | 11.9% | | 長期借入金 | 844 | 13.3% | | その他 | 91 | 10.6% | | 負債合計 | 2,313 | △2.1% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 株主資本 | 1,865 | 213.7% | | 資本金 | 10 | △18.4% | | 利益剰余金 | △412 | 76.9% | | その他の包括利益累計額 | △3 | - | | 純資産合計 | 1,885 | 206.9% | | 負債純資産合計 | 4,198 | 41.0% |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は前期の20.0%から44.3%へと大幅に改善しました。これは、新株発行による資本金の増加や、欠損填補による資本剰余金の減少と利益剰余金の増加などが影響しています。流動資産は現金及び預金の増加により大幅に増加しましたが、売掛金や棚卸資産は減少しました。固定資産は、のれんの減少などにより微減しました。負債合計は微減しましたが、固定負債の長期借入金が増加しています。全体として、財務基盤は大きく強化されたと言えます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 3,299 △7.5% 100.0%
売上原価 1,154 △3.7% 35.0%
売上総利益 2,145 △9.4% 65.0%
販売費及び一般管理費 2,152 10.5% 65.2%
営業利益 △6 0.0%
営業外収益 記載なし
営業外費用 記載なし
経常利益 △46 △1.4%
特別利益 記載なし
特別損失 記載なし
税引前当期純利益 △53 △1.6%
法人税等 記載なし
当期純利益 △107 △3.3%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は前期の65.7%から65.0%へと微減しました。販売費及び一般管理費は前期比で10.5%増加しており、これが営業損失の主な要因となっています。営業利益は赤字に転落し、経常利益、当期純利益も赤字となりました。売上高営業利益率は前期の1.0%から当期は0.0%(マイナス)となり、収益性は悪化しています。ROE(自己資本利益率)は、自己資本が大幅に増加したものの、当期純利益が赤字のため計算不能です。コスト構造としては、売上原価の抑制は進んでいるものの、販売費及び一般管理費の増加が利益を圧迫しています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 150百万円(前年同期は194百万円の増加)
  • 投資活動によるキャッシュフロー: △28百万円(前年同期は4百万円の支出)
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 1,395百万円(前年同期は344百万円の支出)
  • フリーキャッシュフロー: 営業活動によるCF - 投資活動によるCF = 150 - 28 = 122百万円

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローはプラスを維持していますが、前期からは減少しています。投資活動では、定期預金の預入により資金が流出しました。財務活動では、株式の発行による収入が大幅に増加し、資金調達に成功しています。これにより、期末の現金及び現金同等物は大幅に増加しました。

6. 今後の展望

2026年12月期の連結業績予想として、売上高5,300百万円(前期比60.6%増)、調整後EBITDA400百万円を見込んでいます。これは、生成AI技術を活用した既存サービス拡張と新規開発、M&Aやアライアンスによる事業領域拡大、営業体制および開発体制の強化、プロジェクト管理の高度化などを通じて、売上成長と収益性向上を同時に実現できる事業体制を構築することを目指すものです。 リスク要因としては、AI技術の急速な進化に伴う競争激化や、経済情勢の変動が考えられます。成長機会としては、DX推進やIT投資需要の高まり、データ活用を前提としたシステム高度化、クラウドサービスの活用拡大などが挙げられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: AIエンジニアリング事業の単一セグメントのため、セグメント別の記載は省略されています。
  • 配当方針: 2024年12月期、2025年12月期ともに配当金の実施はありません。2026年12月期も配当予想は0円です。
  • 株主還元施策: 現時点では積極的な株主還元策は公表されていません。
  • M&Aや大型投資: 成長戦略の一環として、既存事業との高いシナジーが見込まれる分野を中心にM&Aやアライアンスの活用を柔軟かつ機動的に検討しています。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

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