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更新: 2026-02-13 15:30:00
決算 2026-02-13T15:30

2025年12月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

株式会社レゾナック・ホールディングス (4004)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社レゾナック・ホールディングスの2025年12月期連結決算は、売上収益が前期比で減少したものの、コア営業利益は増加しました。しかし、固定資産売却益の反動や事業譲渡に伴う減損損失の計上により、営業利益および親会社の所有者に帰属する当期利益は大幅に減少し、全体として厳しい結果となりました。半導体・電子材料セグメントは堅調でしたが、他のセグメントでの減収が全体の業績を押し下げました。

2. 業績結果

科目 2024年12月期(百万円) 2025年12月期(百万円) 増減(百万円) 増減率(%)
売上収益(営業収益) 1,391,480 1,347,125 △44,355 △3.2
コア営業利益 92,145 109,145 17,000 18.4
営業利益 89,036 46,676 △42,360 △47.6
経常利益 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 △74,772 31,048 105,820
親会社の所有者に帰属する当期利益 △73,503 29,031 102,534
1株当たり当期純利益(EPS) 406.61円 160.49円 △246.12 △60.5
配当金(中間・期末合計) 65.00円 65.00円 0.00 0.0

業績結果に対するコメント: 売上収益は、半導体・電子材料セグメントの増収があったものの、他の4セグメントでの減収により、全体として前期比3.2%の減収となりました。コア営業利益は、増収に伴う増益により18.4%増加しました。しかし、前期には旧本社土地建物の固定資産売却益があった影響で営業利益が大きく計上されていたのに対し、当期はFiamm Energy Technology S.p.A.などの事業譲渡に伴う減損損失の計上等により、営業利益は47.6%の大幅な減益となりました。この営業利益の減少が、当期純利益および親会社の所有者に帰属する当期利益の大きな落ち込みに繋がっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

※提供された情報には詳細な貸借対照表の項目別金額が記載されていません。そのため、以下の表は入手可能な情報に基づき作成し、不明な項目は「記載なし」とします。

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|---------------|--------| | 流動資産 | 852,979 | △4.0% | | 現金及び預金 | 261,971 | △11.1% | | 受取手形及び売掛金 | 280,230 | 2.1% | | 棚卸資産 | 206,058 | △6.7% | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定資産 | 1,253,744 | △2.5% | | 有形固定資産 | 662,921 | △1.2% | | 無形資産 | 410,716 | △7.2% | | 投資その他の資産 | 記載なし | 記載なし | | 資産合計 | 2,106,723 | △3.0% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|---------------|--------| | 流動負債 | 記載なし | 記載なし | | 支払手形及び買掛金 | 162,757 | △5.1% | | 短期借入金 | 169,611 | 23.0% | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債 | 記載なし | 記載なし | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 1,379,110 | △6.9% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|---------------|--------| | 株主資本 | 記載なし | 記載なし | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 記載なし | 記載なし | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 727,613 | 5.2% | | 負債純資産合計 | 2,106,723 | △3.0% |

貸借対照表に対するコメント: 資産合計は前期比3.0%減の2兆1,067億円となりました。現金及び現金同等物の減少(11.1%減)や棚卸資産の減少(6.7%減)が見られます。負債合計は前期比6.9%減の1兆3,791億円となり、有利子負債の減少が主な要因と考えられます。純資産合計は前期比5.2%増の7,276億円となり、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上による利益剰余金の増加が寄与しました。自己資本比率は33.2%となり、前期の30.6%から改善しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 1,347,125 △3.2% 100.0%
売上原価 記載なし 記載なし 記載なし
売上総利益 記載なし 記載なし 記載なし
販売費及び一般管理費 記載なし 記載なし 記載なし
営業利益 46,676 △47.6% 3.5%
営業外収益 記載なし 記載なし 記載なし
営業外費用 記載なし 記載なし 記載なし
経常利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 45,042 △46.8% 3.3%
法人税等 記載なし 記載なし 記載なし
当期純利益 31,048 △58.5% 2.3%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比3.2%減となりました。営業利益は、前期の固定資産売却益の反動や事業譲渡に伴う減損損失の計上などにより、前期比47.6%の大幅な減益となりました。売上高営業利益率は3.5%となり、前期の6.6%から低下しました。税引前当期純利益も46.8%減、当期純利益は58.5%減と、大幅な減益となっています。これは、コア営業利益が18.4%増加していることからも、非経常的な要因による影響が大きいことを示唆しています。

5. キャッシュフロー

科目 2024年12月期(百万円) 2025年12月期(百万円) 増減(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー 163,653 130,286 △33,367
投資活動によるキャッシュ・フロー △52,306 △87,123 △34,817
フリー・キャッシュ・フロー 111,347 43,163 △68,184
財務活動によるキャッシュ・フロー △20,468 △69,895 △49,427
現金及び現金同等物の期末残高 294,656 261,971 △32,685

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは、当期利益の減少等により、前期比で333億円減少し、1,302億円となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出の増加などにより、前期比で348億円増加し、871億円の支出となりました。結果として、フリー・キャッシュ・フローは前期比で681億円減少し、431億円となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、前期に比べて支出が増加し、698億円の支出となりました。現金及び現金同等物の期末残高は、前期末に比べ326億円減少し、2,619億円となりました。

6. 今後の展望

2026年12月期の連結業績予想では、売上収益は前期比2.8%減の1兆3,100億円を見込んでいますが、コア営業利益は28.3%増の1,400億円、営業利益は125.0%増の1,050億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は165.2%増の770億円と、大幅な回復を見込んでいます。これは、半導体・電子材料セグメントへの積極的な投資や、事業ポートフォリオ改革の進展によるものと考えられます。特に、半導体・電子材料セグメントは大幅な増収増益を予想しており、今後の成長の牽引役となることが期待されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 半導体・電子材料セグメント: 前期比増収増益。AI等先端半導体向け販売数量増加が寄与。
    • モビリティセグメント: 事業譲渡の影響や需要減により、前期比減収減益。
    • イノベーション材料セグメント: 自動車市場低迷等の影響で、前期比減収減益。
    • ケミカルセグメント: 炭酸ガス数量増加や値上げで増収増益となったものの、グラファイト事業の市況低迷により、セグメント全体では減収減益。
    • クラサスケミカルセグメント: ナフサ価格下落による販売価格下落で減収、市況下落等でコア営業利益減益。
  • 配当方針: 2025年12月期は前期と同額の65円の配当を実施。2026年12月期も同額の配当を予想。
  • 中長期経営戦略: 「世界トップクラスの機能性化学メーカー」を目指し、サステナビリティを経営の根幹に据える。目標経営指標として、売上収益1兆円超、EBITDAマージン20%、ROIC 10%、ネットD/Eレシオ1.0倍以下を設定。
  • 会計基準: 2024年12月期よりIFRSを適用。

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