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更新: 2026-02-13 16:30:00
決算 2026-02-13T16:30

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社シンクロ・フード (3963)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社シンクロ・フードの2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の業績は、売上高は堅調に伸長したものの、利益面では大幅な減少となりました。これは、主要事業であるメディアプラットフォーム事業における求人広告サービスの減収や、M&A仲介事業の成約リードタイム長期化が響いたためです。一方で、新規連結子会社によるプロパティマネジメント事業が売上を押し上げ、新たな収益源として期待されます。全体としては、売上増に対して利益が大きく減少しており、収益性の悪化が懸念される状況です。

2. 業績結果

科目 当期(百万円) 前期(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 3,618 2,922 +23.8%
営業利益 477 840 -43.2%
経常利益 423 828 -48.9%
親会社株主に帰属する四半期純利益 225 555 -59.4%
1株当たり四半期純利益(円銭) 8.03 20.60 -61.0%
配当金(年間予想) 記載なし 15.00 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比23.8%増と大きく伸長しましたが、これは主に新規連結子会社であるホライズン14株式会社および株式会社イデアルによるプロパティマネジメント事業の貢献によるものです。しかしながら、営業利益、経常利益、当期純利益はそれぞれ43.2%、48.9%、59.4%と大幅に減少しました。 メディアプラットフォーム事業においては、登録ユーザー数は増加しているものの、求人広告サービスが市況影響や商品ニーズの変化により減収減益の大きな要因となっています。M&A仲介事業も、成約までのリードタイム長期化により売上高が40.2%減少し、セグメント利益は96.0%減と大幅に落ち込みました。 これらの要因が複合的に作用し、利益面での大幅な悪化を招きました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動資産 | 4,275 | △1,407 | | 現金及び預金 | 3,603 | △1,394 | | 受取手形及び売掛金 | 240 | +59 | | 棚卸資産 | 19 | +4 | | その他 | 413 | +45 | | 固定資産 | 7,272 | +6,825 | | 有形固定資産 | 137 | +78 | | 無形固定資産 | 5,219 | +5,110 | | 投資その他の資産 | 1,915 | +1,637 | | 資産合計 | 11,548 | +5,417 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 流動負債 | 1,745 | +972 | | 支払手形及び買掛金 | 31 | +0 | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 1,714 | +972 | | 固定負債 | 5,065 | +5,033 | | 長期借入金 | 3,285 | +3,285 | | その他 | 1,780 | +1,748 | | 負債合計 | 6,810 | +6,005 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|----------------|-----------------| | 株主資本 | 4,704 | △620 | | 資本金 | 882 | 0 | | 利益剰余金 | 3,523 | △206 | | 自己株式 | △573 | △415 | | その他の包括利益累計額 | 1 | +0 | | 純資産合計 | 4,737 | △588 | | 負債純資産合計 | 11,548 | +5,417 |

貸借対照表に対するコメント: 当期末の総資産は115.48億円となり、前期末比で54.17億円増加しました。これは、ホライズン14株式会社の株式取得に伴う影響が大きく、特に無形固定資産(のれん)が51.10億円増加したことが主因です。現金及び預金は13.94億円減少しましたが、これは株式取得のための資金流出によるものです。 総負債は68.10億円となり、前期末比で60.05億円増加しました。これも株式取得に伴う長期借入金(32.85億円)および1年内返済予定の長期借入金(5.71億円)の増加が主な要因です。 純資産は47.37億円となり、前期末比で5.88億円減少しました。これは、配当金支払による利益剰余金の減少(2.06億円)や、自己株式の取得(4.15億円)によるものです。 自己資本比率は40.7%となり、前期末の86.9%から大幅に低下しました。これは、負債の増加が資産の増加を上回ったこと、および純資産の減少によるものです。流動比率や当座比率などの安全性指標は、詳細なデータがないため算出できませんが、負債の増加と自己資本比率の低下は、財務的な安定性に対する懸念材料となり得ます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 3,618 +696 100.0%
売上原価 1,168 +679 32.3%
売上総利益 2,450 +17 67.7%
販売費及び一般管理費 1,972 +380 54.5%
営業利益 477 △363 13.2%
営業外収益 8 +6 0.2%
営業外費用 62 +48 1.7%
経常利益 423 △405 11.7%
特別利益 0 △86 0.0%
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 423 △491 11.7%
法人税等 197 △74 5.4%
当期純利益 225 △330 6.2%

損益計算書に対するコメント: 売上高は23.8%増と伸長しましたが、売上原価も大幅に増加したため、売上総利益の伸びは限定的でした。販売費及び一般管理費も増加しており、営業利益は前期比43.2%減と大幅に減少しました。 営業外収益は微増でしたが、営業外費用が大幅に増加しており、特に支払利息や融資手数料の増加が経常利益を圧迫しました。 結果として、経常利益は前期比48.9%減、当期純利益は同59.4%減と、利益面で厳しい結果となりました。 売上高営業利益率は13.2%(前期28.8%)、売上高経常利益率は11.7%(前期28.3%)と、収益性が著しく低下しています。ROE(自己資本利益率)は、純資産の減少と利益の減少により、算出は困難ですが、大幅な低下が予想されます。 コスト構造としては、売上原価の増加が売上総利益の伸びを抑制し、販売費及び一般管理費の増加が営業利益の減少に寄 وしています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

提供された情報には、キャッシュフロー計算書の詳細な記載がありませんでした。

6. 今後の展望

株式会社シンクロ・フードは、2026年3月期の通期業績予想として、売上高56.00億円(前期比41.7%増)、営業利益6.85億円(前期比37.6%減)、経常利益6.47億円(前期比40.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益4.18億円(前期比36.6%減)を予想しています。 この予想は、第3四半期までの実績と比較して、通期では利益が回復する見込みを示唆していますが、現時点での利益減少幅が大きいことから、通期予想達成には、下期での大幅な利益改善が必要となります。 特に、メディアプラットフォーム事業における求人広告サービスの収益構造改善や、M&A仲介事業の成約リードタイム短縮に向けた施策の進捗が重要となります。また、新規事業であるプロパティマネジメント事業の成長が、今後の業績を牽引する鍵となるでしょう。 リスク要因としては、経済情勢の変動による飲食業界への影響、競争環境の激化、新規事業の立ち上げリスクなどが考えられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • メディアプラットフォーム事業: 売上高25.43億円(同4.4%減)、セグメント利益4.48億円(同39.4%減)
    • M&A仲介事業: 売上高1.56億円(同40.2%減)、セグメント利益0.03億円(同96.0%減)
    • プロパティマネジメント事業: 売上高9.19億円(前年同期はなし)、セグメント利益0.28億円(前年同期はなし)
  • 配当方針: 2026年3月期は年間15.00円の配当を予想しています。
  • 株主還元施策: 自己株式の取得も実施しています。
  • M&Aや大型投資: ホライズン14株式会社および株式会社イデアルを連結子会社としたことで、プロパティマネジメント事業を新たに開始しました。
  • 人員・組織変更: 報告セグメントを「メディアプラットフォーム事業」「M&A仲介事業」「プロパティマネジメント事業」の3区分に変更しました。

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