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更新: 2026-03-06 15:40:00
決算 2026-03-06T15:40

2026年7月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社アイル (3854)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

【企業名】 企業名: 株式会社アイル

【決算評価】 決算評価: 非常に良い

【簡潔な要約】 株式会社アイルは2026年7月期第2四半期(中間期)決算で、売上高10,360百万円(前年同期比+12.1%)、営業利益2,832百万円(同+25.3%)、経常利益2,850百万円(同+27.5%)、親会社株主に帰属する中間純利益1,956百万円(同+27.2%)と大幅な増収増益を達成しました。主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」や複数ネットショップ一元管理クラウドサービス「CROSS MALL」が好調で、自己資本比率も71.6%と財務健全性が高い水準を維持しています。通期業績予想も上方修正し、成長軌道を確実に歩んでいます。


【詳細な財務分析レポート】

1. 総評

株式会社アイル(東証3854)は、2026年7月期第2四半期(2025年8月1日~2026年1月31日)決算で、売上高10,360百万円(前年同期比+12.1%)、営業利益2,832百万円(同+25.3%)、経常利益2,850百万円(同+27.5%)、親会社株主に帰属する中間純利益1,956百万円(同+27.2%)と大幅な増収増益を達成しました。売上高営業利益率は27.3%と高い収益性を維持し、自己資本比率も71.6%と財務健全性が高い水準を維持しています。通期業績予想も上方修正し、成長軌道を確実に歩んでいます。

2. 業績結果

【数値比較】 | 項目 | 2026年7月期中間期 | 2025年7月期中間期 | 前年同期比 | |------|------------------|------------------|-----------| | 売上高 | 10,361百万円 | 9,242百万円 | +12.1% | | 営業利益 | 2,832百万円 | 2,261百万円 | +25.3% | | 経常利益 | 2,850百万円 | 2,235百万円 | +27.5% | | 親会社株主に帰属する中間純利益 | 1,956百万円 | 1,538百万円 | +27.2% | | 1株当たり中間純利益 | 78.22円 | 62.26円 | +25.6% |

【業績結果に対するコメント】 売上高の増加は、主力のパッケージソフトウェア「アラジンオフィス」の継続した機能強化と豊富な導入事例をもとにした顧客ごとの最適なシステム活用方法の提案、複数ネットショップ一元管理ソフト「CROSS MALL」の商品力向上と安定した新規顧客獲得、ネットショップと実店舗のポイント・顧客一元管理ソフト「CROSS POINT」の対象業種拡大による新規顧客獲得が寄与しました。営業利益の増加は、製販一体体制の導入による見積精度向上とプロジェクトマネジメント体制の強化、納品品質の向上によるシステム稼働後のアフターサポート工数の削減が奏功した結果です。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 2026年7月期中間期 | 2025年7月期 | 前年同期比 | |------|------------------|------------|-----------| | 流動資産 | 14,605百万円 | 13,216百万円 | +10.5% | | 現金及び預金 | 8,851百万円 | 7,402百万円 | +19.6% | | 受取手形、売掛金及び契約資産 | 5,366百万円 | 5,231百万円 | +2.6% | | 有価証券 | - | 100百万円 | -100.0% | | 商品 | 142百万円 | 188百万円 | -24.4% | | 仕掛品 | 9百万円 | 10百万円 | -10.0% | | その他 | 243百万円 | 295百万円 | -17.6% | | 固定資産 | 2,676百万円 | 2,553百万円 | +4.8% | | 有形固定資産 | 577百万円 | 550百万円 | +4.9% | | 無形固定資産 | 867百万円 | 883百万円 | -1.8% | | ソフトウェア | 636百万円 | 804百万円 | -20.9% | | ソフトウェア仮勘定 | 229百万円 | 78百万円 | +193.6% | | 投資その他の資産 | 1,233百万円 | 1,120百万円 | +10.1% | | 繰延税金資産 | 438百万円 | 436百万円 | +0.5% | | その他 | 800百万円 | 688百万円 | +16.3% | | 資産合計 | 17,281百万円 | 15,769百万円 | +9.6% |

【負債の部】 | 科目 | 2026年7月期中間期 | 2025年7月期 | 前年同期比 | |------|------------------|------------|-----------| | 流動負債 | 2,977百万円 | 2,618百万円 | +13.7% | | 買掛金 | 511百万円 | 643百万円 | -20.5% | | 未払法人税等 | 948百万円 | 719百万円 | +31.8% | | 賞与引当金 | 128百万円 | 122百万円 | +4.9% | | 製品保証引当金 | 14百万円 | 14百万円 | ±0.0% | | 受注損失引当金 | 0百万円 | 0百万円 | ±0.0% | | 株式給付引当金 | 6百万円 | 0百万円 | +100.0% | | その他 | 1,370百万円 | 1,120百万円 | +22.3% | | 固定負債 | 1,938百万円 | 1,864百万円 | +4.0% | | 退職給付に係る負債 | 1,166百万円 | 1,124百万円 | +3.7% | | 役員退職慰労引当金 | 527百万円 | 496百万円 | +6.3% | | 資産除去債務 | 241百万円 | 240百万円 | +0.4% | | その他 | 3百万円 | 4百万円 | -25.0% | | 負債合計 | 4,915百万円 | 4,482百万円 | +9.7% |

【純資産の部】 | 科目 | 2026年7月期中間期 | 2025年7月期 | 前年同期比 | |------|------------------|------------|-----------| | 株主資本 | 12,226百万円 | 11,108百万円 | +10.1% | | 資本金 | 355百万円 | 355百万円 | ±0.0% | | 資本剰余金 | 320百万円 | 320百万円 | ±0.0% | | 利益剰余金 | 11,649百万円 | 10,444百万円 | +11.5% | | 自己株式 | -97百万円 | -10百万円 | +870.0% | | その他の包括利益累計額 | 140百万円 | 179百万円 | -21.8% | | 退職給付に係る調整累計額 | 140百万円 | 179百万円 | -21.8% | | その他有価証券評価差額金 | -0百万円 | -0百万円 | ±0.0% | | その他の包括利益累計額合計 | 140百万円 | 179百万円 | -21.8% | | 純資産合計 | 12,366百万円 | 11,287百万円 | +9.6% | | 負債純資産合計 | 17,281百万円 | 15,769百万円 | +9.6% |

【貸借対照表に対するコメント】 自己資本比率は71.6%と高い水準を維持し、財務健全性が高いことがわかります。流動比率は490.9%、当座比率は395.4%と短期的な支払い能力も十分にあります。資産構成では、現金及び預金が前年同期比で19.6%増加し、手元資金が潤沢になっています。負債面では、未払法人税等が前年同期比で31.8%増加していますが、これは利益拡大に伴う法人税の未払い分が増加したためと考えられます。純資産は前年同期比で9.6%増加し、利益剰余金の積み上げが進んでいます。

4. 損益計算書

科目 2026年7月期中間期 2025年7月期中間期 前年同期比 売上高比率
売上高(営業収益) 10,361百万円 9,242百万円 +12.1% 100.0%
売上原価 4,413百万円 4,118百万円 +7.2% 42.6%
売上総利益 5,948百万円 5,124百万円 +16.1% 57.4%
販売費及び一般管理費 3,117百万円 2,857百万円 +9.1% 30.1%
営業利益 2,832百万円 2,267百万円 +24.9% 27.3%
営業外収益 19百万円 13百万円 +46.2% 0.2%
営業外費用 0百万円 1百万円 -100.0% 0.0%
経常利益 2,850百万円 2,235百万円 +27.5% 27.5%
特別利益 0百万円 0百万円 ±0.0% 0.0%
特別損失 0百万円 1百万円 -100.0% 0.0%
税引前当期純利益 2,850百万円 2,235百万円 +27.5% 27.5%
法人税等 894百万円 697百万円 +28.2% 8.6%
当期純利益 1,956百万円 1,538百万円 +27.2% 18.9%

【損益計算書に対するコメント】 売上高営業利益率は27.3%と高い収益性を維持しています。ROE(自己資本利益率)は15.8%と株主資本効率も良好です。売上総利益率は57.4%と高い水準を維持しており、コスト管理が徹底されていることがわかります。販売費及び一般管理費の売上高比率は30.1%と前年同期比で0.4ポイント改善しており、販管費の効率化が進んでいます。営業外収益が前年同期比で46.2%増加しているのは、受取利息の増加によるものです。

5. キャッシュフロー

キャッシュフロー計算書の詳細な数値は開示されていませんが、現金及び預金が前年同期比で19.6%増加していることから、営業活動によるキャッシュフローがプラスであることが推測されます。

6. 今後の展望

2026年7月期通期連結業績予想を上方修正し、売上高20,700百万円(前回予想比+2.2%)、営業利益5,500百万円(同+4.3%)、経常利益5,540百万円(同+4.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益4,050百万円(同+4.4%)と予想しています。また、期末配当予想を1株当たり34円(前回予想比+2円)に修正し、年間配当予想を66円(同+6円)としています。「CROSS-OVER」戦略の推進と製販一体体制の強化により、中長期的な成長を目指しています。

7. その他の重要事項

【セグメント別業績】 ソフトウェア事業が全体の売上高の約90%を占めており、主力の「アラジンオフィス」が安定した収益を生み出しています。また、「CROSS MALL」と「CROSS POINT」のクラウドサービスも順調に成長しています。

【配当方針】 配当性向は30%程度を目安としており、安定的な配当を継続する方針です。

【株主還元施策】 自己株式取得制度を導入しており、2026年7月期中間期末時点で42,739株(発行済株式総数の0.17%)を保有しています。

【M&Aや大型投資】 研究開発費として72,170千円を計上しており、将来の技術開発による市場競争力向上に向けた投資を継続しています。

【人員・組織変更】 製販一体体制の強化により、営業とSEを同一組織に配置し相互の連携を強化しています。

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