適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-03 09:15:32
決算 2026-02-13T15:30

令和8年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社オーシャンシステム (3096)

決算評価: 良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社オーシャンシステムは、令和8年3月期第3四半期連結累計期間において、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて前期比増収増益を達成しました。これは、各事業セグメントにおける積極的な販売促進活動、新規店舗の出店、既存事業の強化が奏功した結果です。特に業務スーパー事業の伸長が目立ちますが、弁当給食事業においては原材料価格の高騰が利益を圧迫する要因となりました。全体としては、社会環境の変化に対応しつつ、中期経営計画を着実に推進しており、安定した成長軌道を描いています。

2. 業績結果

以下の数値は、令和8年3月期第3四半期連結累計期間(令和7年4月1日~令和7年12月31日)のものです。

科目 金額(百万円) 前期比
売上高(営業収益) 72,751 +6.3%
営業利益 1,689 +0.2%
経常利益 1,770 +1.1%
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,182 +1.8%
1株当たり当期純利益(EPS) 記載なし
配当金 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は、各事業セグメントでの販促活動や新規出店が寄与し、堅調に増加しました。営業利益は、売上高の増加に伴い微増となりましたが、販売費及び一般管理費の増加が利益を抑制しました。経常利益も同様に微増となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、増収効果が税金等調整額の増加を上回り、微増となりました。 主要な収益源としては、業務スーパー事業が売上高の大部分を占め、前期比8.5%増と大きく伸長しました。スーパーマーケット事業も2.6%増、弁当給食事業は9.2%増と堅調でした。食材宅配事業は0.4%増、旅館・その他事業は9.0%増となりました。 特筆すべきは、弁当給食事業において、米を中心とした原材料価格の高騰により、売上高は増加したものの、セグメント利益は前期比17.9%減と減少した点です。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|----------------|----------| | 流動資産 | 12,188 | +9.1% | | 現金及び預金 | 4,591 | -4.0% | | 受取手形及び売掛金 | 3,984 | +14.7% | | 棚卸資産 | 2,616 | +17.0% | | その他 | 749 | +55.0% | | 固定資産 | 13,534 | +4.8% | | 有形固定資産 | 10,012 | +1.5% | | 無形固定資産 | 295 | +28.3% | | 投資その他の資産 | 3,226 | +14.8% | | 資産合計 | 25,723 | +6.8%|

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------------------|----------------|----------| | 流動負債 | 10,226 | +12.7% | | 支払手形及び買掛金 | 6,466 | +22.1% | | 短期借入金 | 618 | -13.0% | | その他 | 2,508 | +12.2% | | 固定負債 | 3,316 | -13.0% | | 長期借入金 | 1,384 | -24.5% | | その他 | 308 | -1.3% | | 負債合計 | 13,543 | +5.2%|

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |----------------------|----------------|----------| | 株主資本 | 11,685 | +8.6% | | 資本金 | 801 | 0.0% | | 利益剰余金 | 11,739 | +9.0% | | その他の包括利益累計額 | 495 | +12.0% | | 純資産合計 | 12,180 | +8.7%| | 負債純資産合計 | 25,723 | +6.8%|

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は47.4%となり、前期末から0.9ポイント上昇しました。これは、利益剰余金の増加が主な要因です。流動比率(流動資産 ÷ 流動負債)は約1.19倍、当座比率((流動資産 - 棚卸資産)÷ 流動負債)は約0.93倍となり、短期的な支払い能力は概ね良好ですが、流動負債の増加がやや懸念されます。 資産構成としては、売掛金、棚卸資産、投資その他の資産が増加しており、事業活動の活発化や将来への投資を示唆しています。負債では、買掛金が大幅に増加している一方、長期借入金は減少しており、財務構造の健全化が進んでいると考えられます。純資産では、利益剰余金が着実に積み上がっており、企業としての内部留保は増加傾向にあります。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 72,751 +6.3% 100.0%
売上原価 56,737 +7.5% 78.0%
売上総利益 16,014 +3.0% 22.0%
販売費及び一般管理費 14,324 +5.7% 19.7%
営業利益 1,689 +0.2% 2.3%
営業外収益 104 +4.8% 0.1%
営業外費用 23 -33.5% 0.0%
経常利益 1,770 +1.1% 2.4%
特別利益 0.9 -75.1% 0.0%
特別損失 10 -62.1% 0.0%
税引前当期純利益 1,761 +1.9% 2.4%
法人税等 578 +2.2% 0.8%
当期純利益 1,182 +1.8% 1.6%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は22.0%と、前期比で0.7ポイント低下しました。これは、売上原価の増加率が売上高の増加率を上回ったためであり、原材料価格の高止まりが影響していると考えられます。販売費及び一般管理費は売上高比率で19.7%となり、前期比で0.1ポイント低下しましたが、絶対額としては増加しています。 営業利益率は2.3%と、前期比で0.1ポイント低下しました。経常利益率は2.4%と、前期比で0.1ポイント上昇しました。これは、営業外収益の増加と営業外費用の減少が寄与したためです。 当期純利益率は1.6%と、前期比で0.1ポイント低下しました。 ROE(自己資本利益率)は、利益剰余金の増加により純資産が増加しているため、計算はできませんが、概ね安定した収益性を維持していると考えられます。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

決算短信にはキャッシュフロー計算書の詳細な記載はありませんが、貸借対照表の現金及び預金の減少(前期比4.0%減)から、営業活動によるキャッシュフローが投資活動や財務活動に充当された可能性が示唆されます。

6. 今後の展望

株式会社オーシャンシステムは、令和9年3月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を推進しており、商品・サービスの品質向上、業務効率化・デジタル化の強化、多様化する消費者ニーズへの対応を通じて企業価値向上を目指しています。 特に、㈱ハイデイ日高とのフランチャイズ契約締結による日本海側初出店は、新たな収益源の確保と事業エリアの拡大に繋がる可能性があります。 今後の展望としては、引き続き各事業セグメントの強化と、変化する市場環境への適応が重要となります。特に、原材料価格の高騰や人件費の上昇といったコスト増加要因への対応が、収益性維持の鍵となるでしょう。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 業務スーパー事業の好調さが目立ちますが、弁当給食事業の利益率低下が課題です。
  • 配当方針: 決算短信には配当に関する記載はありません。
  • 株主還元施策: 決算短信には株主還元施策に関する記載はありません。
  • M&Aや大型投資: ㈱ハイデイ日高とのフランチャイズ契約締結は、事業拡大に向けた重要な取り組みです。
  • 人員・組織変更: 決算短信には人員・組織変更に関する記載はありません。

関連する開示情報(同じ企業)