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更新: 2026-03-31 15:30:00
決算 2026-03-31T15:30

2026年11月期 第1四半期決算短信[日本基準](連結)

テクノアルファ株式会社 (3089)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

テクノアルファ株式会社の2026年11月期第1四半期決算は、前年同期比で大幅な増収増益を達成し、非常に良好な結果となりました。エレクトロニクス事業とマリン・環境機器事業が業績を力強く牽引し、特にエレクトロニクス事業ではパワー半導体装置案件の検収進捗が売上・利益の大幅な改善に貢献しました。マリン・環境機器事業も、過去の受注分の販売が順調に進み、増収増益に寄与しました。全体として、収益性が大きく改善し、財務基盤も強化されています。

2. 業績結果

科目 当期(2026年11月期 第1四半期) 前期(2025年11月期 第1四半期) 前年同期比
売上高(営業収益) 981,997千円 674,044千円 +45.7%
営業利益 74,198千円 △20,463千円 黒字転換
経常利益 77,988千円 △19,871千円 黒字転換
親会社株主に帰属する四半期純利益 54,146千円 △14,174千円 黒字転換
1株当たり当期純利益 30.67円 △8.03円 黒字転換
配当金 記載なし 記載なし -

業績結果に対するコメント: 当第1四半期は、前年同期の赤字から一転し、大幅な増収増益を達成しました。売上高は45.7%増と大きく伸び、特にエレクトロニクス事業が79.0%増と牽引しました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益もすべて黒字転換し、収益性が劇的に改善しました。これは、エレクトロニクス事業におけるパワー半導体装置案件の検収進捗や、マリン・環境機器事業における特殊甲板機器の販売が好調であったことが主な要因です。SI事業は機器販売の遅延等で減収減益となりましたが、全体への影響は限定的でした。サイエンス事業は低調に推移しました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|-----------------| | 流動資産 | | | | 現金及び預金 | 905.6 | +180.5 | | 受取手形及び売掛金 | 571.9 | △490.6 | | 棚卸資産 | 610.1 (商品+仕掛品) | △117.0 (商品+仕掛品) | | その他 | 183.7 (電子記録債権+前渡金+その他) | △44.5 (電子記録債権+前渡金+その他) | | 固定資産 | 558.5 | △10.6 | | 有形固定資産 | 257.4 | △5.5 | | 無形固定資産 | 59.9 | △0.4 | | 投資その他の資産 | 241.2 | △4.7 | | 資産合計 | 2,896.5 | △432.7 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|-----------------| | 流動負債 | | | | 支払手形及び買掛金 | 126.7 | +15.4 | | 短期借入金 | 90.0 | △210.0 | | その他 | 211.0 (未払法人税等+賞与引当金+その他) | △88.0 (未払法人税等+賞与引当金+その他) | | 固定負債 | 146.2 | +5.5 | | 長期借入金 | 記載なし | - | | その他 | 146.2 (リース債務+退職給付に係る負債+役員退職慰労引当金+繰延税金負債+その他) | +5.5 | | 負債合計 | 593.7 | △422.4 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|-----------------| | 株主資本 | | | | 資本金 | 100.2 | 0.0 | | 利益剰余金 | 2,736.3 | △7.8 | | その他の包括利益累計額 | 2.1 | △2.5 | | 純資産合計 | 2,302.8 | △10.3 | | 負債純資産合計 | 2,896.5 | △432.7 |

貸借対照表に対するコメント: 当期末の総資産は2,896百万円となり、前期末から432百万円減少しました。これは主に、売上債権の回収が進んだことによる受取手形、売掛金及び契約資産の減少(△490百万円)が大きいためです。一方で、現金及び預金は180百万円増加しており、流動性は維持されています。負債合計は593百万円となり、前期末から422百万円減少しました。特に短期借入金が210百万円減少したことが影響しています。純資産合計は2,302百万円となり、わずかに減少しましたが、自己資本比率は79.5%と前期末の69.5%から10.0ポイント上昇し、非常に健全な水準を維持しています。これは、負債の減少が資産の減少を上回ったためです。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率
売上高(営業収益) 981.9 +307.9 100.0%
売上原価 694.4 +211.9 70.7%
売上総利益 287.6 +96.0 29.3%
販売費及び一般管理費 213.4 +1.4 21.7%
営業利益 74.2 +94.7 7.6%
営業外収益 4.1 +2.6 0.4%
営業外費用 0.3 △0.6 0.0%
経常利益 78.0 +97.9 7.9%
特別利益 0.0 △0.0 0.0%
特別損失 0.0 0.0 0.0%
税引前当期純利益 78.0 +97.8 7.9%
法人税等 23.8 +29.5 2.4%
当期純利益 54.1 +68.3 5.5%

損益計算書に対するコメント: 当第1四半期の損益計算書は、収益性の劇的な改善を示しています。売上高は45.7%増と大きく伸びたことに加え、売上原価の伸び率が売上高の伸び率を下回ったため、売上総利益は96.0百万円増加し、売上高総利益率は29.3%と大幅に改善しました。販売費及び一般管理費は微増に留まったため、営業利益は大幅に増加し、7.6%の営業利益率を達成しました。営業外収益の増加も利益に寄与し、経常利益は7.9%となりました。当期純利益も54.1百万円となり、収益性の改善が顕著です。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。ただし、減価償却費は当第1四半期で7,828千円でした。

6. 今後の展望

2026年11月期の連結業績予想については、現時点で合理的な算定が困難であるため、開示されていません。これは、売上・利益に占める割合が大きいエレクトロニクス事業およびマリン・環境機器事業の個別案件が大型化する傾向があり、また、案件の納入時期により業績が大きく変動するためと説明されています。会社は2026年11月期から2028年11月期の3年間を「長期的な企業成長に向けた基盤整備期」と位置づけ、「ソリューションの洗練化に向けた経営・事業基盤の強化」に取り組んでいます。具体的には、「事業横断による提案力の強化」、「エンジニアリング力の深化」、「組織力向上に向けた基盤整備」を進めています。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • エレクトロニクス事業: 売上高 665,640千円 (+79.0%)、営業利益 77,111千円 (前年同期は営業損失8,555千円)
    • マリン・環境機器事業: 売上高 139,553千円 (+53.0%)、営業利益 23,254千円 (+52.1%)
    • SI事業: 売上高 166,311千円 (-14.0%)、営業利益 14,131千円 (-15.0%)
    • サイエンス事業: 売上高 10,492千円 (-40.5%)、営業損失 8,386千円 (前年同期は営業損失4,858千円)
  • 配当方針: 2025年11月期は年間35円の配当を実施。2026年11月期は年間35円の配当を予想しています。
  • 株主還元施策: 配当金の実施。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

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