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更新: 2026-04-03 09:15:32
決算 2026-02-13T15:30

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社ピエトロ (2818)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ピエトロの2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)の決算は、売上高は増加したものの、利益面では大幅な減少となり、厳しい結果となりました。商品事業、店舗事業ともに売上は伸長しましたが、原材料費、人件費の高騰、新規借入に伴う支払利息の増加などが利益を圧迫しました。特に、主力商品の玉ねぎの収穫量減少による影響が大きかったことが指摘されています。また、特別損益の計上もあり、最終的な純利益は損失となりました。これらの要因から、当期の業績は「悪い」と評価されます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比
売上高(営業収益) 9,203 +8.7%
営業利益 149 -28.8%
経常利益 28 -86.1%
当期純利益 △9 (前期: 116百万円の利益)
1株当たり当期純利益(EPS) △5.72円 (前期: 8.38円)
配当金 記載なし -

業績結果に対するコメント: 売上高は商品事業、店舗事業ともに好調に推移し、前年同期比で8.7%増加しました。しかし、利益面では大幅な減少となりました。 * 増減の要因分析: * 売上増の要因: 商品事業では、ドレッシング、パスタ、冷凍食品、スープカテゴリーがそれぞれ好調に推移し、BtoB事業や海外事業も拡大しました。店舗事業では、既存店・新店ともに顧客単価、来客数ともに増加し、売上を押し上げました。 * 利益減の要因: 主力商品の原材料(玉ねぎ、食用油等)の高騰、人件費の上昇、物流費の高騰が原価率を悪化させました。また、海外子会社での育成費用増加、不採算店舗の閉店費用計上、新工場取得のための借入に伴うアレンジメントフィー(48百万円)および支払利息(60百万円)の計上も利益を圧迫しました。 * 特別損益: 特別利益として既存2工場の売却に伴う固定資産売却益194百万円を計上した一方、特別損失として既存1工場の売却に伴う減損損失166百万円を計上しました。 * 主要な収益源や事業セグメント別の状況: * 商品事業: 売上高54億6百万円(前年同期比5.0%増)、セグメント利益12億13百万円(前年同期比3.2%減)。ドレッシング、パスタ、冷凍食品、スープカテゴリーは売上増でしたが、原材料高騰等で利益は減少しました。BtoB事業、海外事業も売上を伸ばしました。 * 店舗事業: 売上高36億62百万円(前年同期比14.7%増)、セグメント利益88百万円(前年同期比3.0%減)。顧客単価・来客数増加により売上は好調でしたが、コスト増と閉店費用により利益は減少しました。 * その他(本社ビルの賃貸等)事業: 売上高1億34百万円(前年同期比8.0%増)、セグメント利益48百万円(前年同期比1.5%増)。 * 特筆すべき事項: 業績予想を下方修正しており、当期純利益は損失となる見込みです。

3. 貸借対照表(バランスシート)

(単位:百万円)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 4,944 | +1,669 | | 現金及び預金 | 2,191 | +1,068 | | 受取手形及び売掛金 | 2,018 | +498 | | 棚卸資産 | 508 | +55 | | その他 | 230 | △29 | | 固定資産 | 9,822 | +2,825 | | 有形固定資産 | 9,146 | +2,879 | | 建物及び構築物(純額) | 1,976 | △513 | | 土地 | 2,744 | △320 | | 建設仮勘定 | 3,777 | +3,674 | | その他(純額) | 650 | +40 | | 無形固定資産 | 62 | +3 | | 投資その他の資産 | 613 | △57 | | 資産合計 | 14,767 | +4,494 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 4,442 | +1,306 | | 支払手形及び買掛金 | 944 | +353 | | 短期借入金 | 2,170 | +820 | | その他 | 1,328 | +133 | | 固定負債 | 4,103 | +3,326 | | 長期借入金 | 3,341 | +3,341 | | その他 | 762 | △29 | | 負債合計 | 8,545 | +4,631 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 6,160 | △138 | | 資本金 | 1,720 | 0 | | 利益剰余金 | 2,910 | △175 | | 自己株式 | △230 | +36 | | その他の包括利益累計額 | 62 | +2 | | 純資産合計 | 6,221 | △136 | | 負債純資産合計 | 14,767 | +4,494 |

貸借対照表に対するコメント: * 自己資本比率: (6,221 / 14,767) × 100 ≒ 42.1%。前期の44.8%から低下しており、財務の安全性がやや低下しています。 * 流動比率: (4,944 / 4,442) × 100 ≒ 111.3%。100%を超えていますが、前期の104.6%から微増にとどまっています。 * 当座比率: (流動資産 - 棚卸資産) / 流動負債 = (4,944 - 508) / 4,442 × 100 ≒ 99.9%。前期の100.4%からほぼ横ばいで、安全性の面でやや注意が必要です。 * 資産・負債構成の特徴: 新工場取得のための設備投資により、建設仮勘定が大幅に増加し、有形固定資産が増加しています。それに伴い、長期借入金が大幅に増加し、負債合計が大きく増加しています。 * 前期からの主な変動点: 総資産は44億94百万円増加し、147億66百万円となりました。これは主に新工場用設備の取得による建設仮勘定の増加(36億73百万円)によるものです。負債合計は46億31百万円増加し、85億45百万円となりました。これは新工場建設に伴う長期借入金(33億41百万円)および短期借入金(8億20百万円)の増加によるものです。純資産合計は1億36百万円減少し、62億21百万円となりました。

4. 損益計算書

(単位:百万円)

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 9,203 +8.7% 100.0%
売上原価 4,706 +14.4% 51.1%
売上総利益 4,497 +2.9% 48.9%
販売費及び一般管理費 4,348 +18.2% 47.2%
営業利益 149 -28.8% 1.6%
営業外収益 10 - 0.1%
営業外費用 100 +100.0% 1.1%
経常利益 28 -86.1% 0.3%
特別利益 194 - 2.1%
特別損失 166 - 1.8%
税引前当期純利益 56 - 0.6%
法人税等 65 - 0.7%
当期純利益 △9 (前期: 116) -0.1%

損益計算書に対するコメント: * 各利益段階での収益性分析: * 売上総利益率は48.9%と前期の51.1%から低下しました。これは売上原価の増加率が売上高の増加率を上回ったためです。 * 営業利益率は1.6%と前期の2.4%から低下しました。販売費及び一般管理費の増加率が売上高の増加率を大きく上回ったことが要因です。 * 経常利益率は0.3%と前期の2.3%から大幅に低下しました。営業外費用の増加が響きました。 * 当期純利益は損失となりました。 * 売上高営業利益率、ROEなどの収益性指標: * 売上高営業利益率: 1.6% (前期 2.4%) * ROE (自己資本利益率): 利益が損失のため計算不能 (前期は計算可能) * コスト構造の特徴: 売上原価率が上昇(51.1%)、販売費及び一般管理費率も上昇(47.2%)しており、コスト構造が悪化しています。特に、原材料費、人件費、物流費の上昇が顕著です。 * 前期からの主な変動要因: 売上高は増加しましたが、売上原価、販売費及び一般管理費、営業外費用の増加が利益を大きく圧迫しました。特に、原材料費の高騰、人件費の上昇、新規借入に伴う支払利息の増加が利益減少の主因です。特別損益の計上も当期純利益に影響を与えています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

(単位:百万円) * 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし(損益計算書、貸借対照表の情報から推測すると、当期純利益がマイナスであること、棚卸資産の増加などを考慮するとマイナスになる可能性が高い) * 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし(新工場取得のための設備投資により、大幅なマイナスが予想される) * 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし(長期借入金の増加などから、プラスになることが予想される) * フリーキャッシュフロー: 記載なし

6. 今後の展望

  • 会社が公表している業績予想: 2026年3月期の連結業績予想を下方修正しました。
    • 売上高: 120億(前回予想 117億86百万円)→ 増加
    • 営業利益: 1億60百万円(前回予想 3億50百万円)→ 大幅減額
    • 経常利益: 12百万円(前回予想 2億円)→ 大幅減額
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: △39百万円(前回予想 60百万円)→ 損失に転落
  • 中期経営計画や戦略:
    • 「ファンを大切にする」という理念のもと、ファンベース経営の強化。
    • 商品事業、店舗事業のシナジー効果最大化。
    • 商品事業では、エリア戦略とファンベースを軸としたブランド価値訴求、新規カテゴリー育成、BtoB事業(デリカ・フードサービス事業)および海外事業の強化。
    • 店舗事業では、ホスピタリティ強化による顧客満足度向上。
  • リスク要因:
    • 原材料価格の高騰の長期化。
    • 人件費、エネルギー価格の上昇。
    • 景気後退による消費者の購買意欲の低下。
    • 自然災害(猛暑、少雨など)による原材料収穫量への影響。
  • 成長機会:
    • BtoB事業の拡大(ホテル、外食チェーン等への展開)。
    • 海外事業の拡大(北米、アジア圏)。
    • EC市場での認知拡大。
    • カジュアルギフト、ブライダル関連ギフト市場への開拓。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 上記「2. 業績結果」のコメントを参照。
  • 配当方針: 記載なし。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: 新工場取得のための新規借入を実施。
  • 人員・組織変更: 記載なし。

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