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更新: 2026-03-26 15:30:00
決算 2026-03-26T15:30

2026年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社ハニーズホールディングス (2792)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社ハニーズホールディングス(東証2792)は、婦人服専門店業界の厳しい経営環境下で2026年5月期第3四半期連結累計期間の業績を発表しました。売上高は前年同期比2.8%減の403億8,000万円、各利益段階で30%前後の減益となりました。EC事業の伸長や高いASEAN生産比率によるコスト管理など一定の取り組みは見られますが、節約志向の継続や気温の影響による客数減、円安による仕入原価上昇など外部環境の悪化が業績に大きく影響しました。自己資本比率は86.1%と高い水準を維持していますが、業績は減収減益となり、決算評価は「悪い」と判断します。

2. 業績結果

  • 売上高: 403億8,000万円(前年同期比2.8%減)
  • 営業利益: 22億2,800万円(同30.4%減)
  • 経常利益: 22億7,900万円(同30.1%減)
  • 当期純利益: 14億0,000万円(同29.8%減)
  • EPS(1株当たり当期純利益): 50.19円
  • 配当金: 第2四半期末25.00円(年間予想55.00円)

業績結果に対するコメント: 売上高の減少は、節約志向の継続による客数減と、冬物の気温影響によるプロパー販売の苦戦が主な要因です。EC事業はパフォーマンス改善により伸長しましたが、全体をカバーするには至りませんでした。収益面では、値ごろな価格への見直しとASEAN生産比率の維持により商品供給は安定しましたが、円安による仕入原価上昇と価格見直しの影響で売上総利益率は57.9%(前年同期比0.3ポイント減)にとどまりました。販売費及び一般管理費は増加し、販管費率は売上高の計画下振れもあり52.4%(同1.9ポイント増)に上昇。人件費、EC関連広告宣伝費、配送費用、販売手数料、システム運営費、減価償却費などが増加しました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 33,103,391 | +7.0% | | 現金及び預金 | 14,336,607 | +6.9% | | 受取手形及び売掛金 | 2,753,665 | -39.0% | | 棚卸資産 | 9,801,870 | -9.7% | | その他 | 5,793,048 | +180.0% | | 固定資産 | 21,687,957 | -2.4% | | 有形固定資産 | 12,863,048 | -2.3% | | 無形固定資産 | 192,594 | -21.7% | | 投資その他の資産 | 8,632,313 | -2.1% | | 資産合計 | 54,791,348 | +3.4% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 3,893,290 | -40.8% | | 支払手形及び買掛金 | 335,795 | -46.6% | | 短期借入金 | 0 | ±0% | | その他 | 2,979,349 | -9.4% | | 固定負債 | 3,722,974 | +14.5% | | 長期借入金 | 0 | ±0% | | その他 | 3,722,974 | +14.5% | | 負債合計 | 7,616,265 | -8.3% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 45,851,354 | +0.3% | | 資本金 | 3,566,800 | ±0% | | 利益剰余金 | 38,358,207 | -0.3% | | その他の包括利益累計額 | 1,323,728 | +198.2% | | 純資産合計 | 47,175,083 | +5.7% | | 負債純資産合計 | 54,791,348 | +3.4% |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は86.1%と前期の84.4%から上昇し、高い財務安全性を維持しています。流動比率は848.9%、当座比率は668.3%と流動性も十分です。資産構成では、現金及び預金、その他流動資産が増加し、売掛金、棚卸資産が減少しました。負債では、買掛金、未払法人税等、その他流動負債が減少し、固定負債は退職給付に係る負債、その他固定負債の増加により増加しました。純資産では、繰延ヘッジ損益の増加(+198.2%)が大きく寄与し、利益剰余金はわずかに減少しました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 売上高比率
売上高(営業収益) 40,308,766 -2.8% 100.0%
売上原価 16,960,960 -2.2% 42.1%
売上総利益 23,347,805 -3.2% 57.9%
販売費及び一般管理費 21,118,900 +1.0% 52.4%
営業利益 2,228,905 -30.4% 5.5%
営業外収益 181,710 +102.8% 0.5%
営業外費用 131,414 +303.8% 0.3%
経常利益 2,279,201 -30.1% 5.7%
特別利益 1,102 +7.2% 0.0%
特別損失 166,744 +109.5% 0.4%
税引前当期純利益 2,113,559 -32.1% 5.2%
法人税等 714,275 -36.2% 1.8%
当期純利益 1,399,284 -29.8% 3.5%

損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は5.5%(前年同期比2.3ポイント減)に低下し、収益性が悪化しました。ROE(自己資本利益率)は2.97%(前年同期比2.21ポイント減)に低下しています。コスト構造では、売上原価率は42.1%(同0.2ポイント減)とわずかに改善しましたが、販売費及び一般管理費率は52.4%(同1.9ポイント増)に上昇し、利益を圧迫しました。前期からの主な変動要因は、EC関連費用の増加、円安による仕入原価上昇、気温の影響によるプロパー販売の苦戦など外部環境の悪化です。

5. キャッシュフロー

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていませんが、減価償却費は前年同期比4.3%増の962,245千円でした。

6. 今後の展望

2026年5月期通期業績予想は、売上高57,500億円(前期比0.3%減)、営業利益3,600億円(同5.2%減)、経常利益3,600億円(同6.5%減)、当期純利益3,600億円(同3.6%減)で、1月7日に公表した予想から修正はありません。年間配当予想は55.00円(前期比+5.00円増)を据え置いています。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 日本の単一報告セグメントに変更し、記載を省略
  • 配当方針: 年間配当55.00円(前期比+5.00円増)
  • 店舗展開: スクラップアンドビルド継続、第3四半期末店舗数863店舗(前期比7店舗減)
  • 人員・組織変更: 記載なし

【総括】 株式会社ハニーズホールディングスは、婦人服専門店業界の厳しい経営環境下で減収減益となりました。EC事業の伸長や高いASEAN生産比率によるコスト管理など一定の取り組みは見られますが、節約志向の継続や気温の影響による客数減、円安による仕入原価上昇など外部環境の悪化が業績に大きく影響しました。自己資本比率は86.1%と高い水準を維持していますが、業績は減収減益となり、決算評価は「悪い」と判断します。今後は、EC事業のさらなる強化やコスト管理の徹底による収益性改善が課題となります。

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