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更新: 2025-05-15 15:30:00
決算短信 2025-05-15T15:30

2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

セントケア・ホールディング株式会社 (2374)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

セントケア・ホールディング株式会社の2025年3月期(連結、2024年4月1日~2025年3月31日)は、介護需要増を背景に売上高が4.1%増の562億98百万円と堅調に推移したものの、人件費・採用関連費の上昇、新規出店・M&A拠点の立ち上がり遅れ、既存拠点の増客鈍化により大幅減益となった。営業利益は19.9%減の24億29百万円、親会社株主帰属当期純利益は25.8%減の14億87百万円と着地。財務面では総資産が微減ながら自己資本比率が55.1%に向上し安定性を維持。一方でキャッシュフローは営業CFが大幅減少し、投資・財務CFの流出が続いた。

2. 業績結果

項目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 56,298 4.1
営業利益 2,429 △19.9
経常利益 2,465 △21.9
当期純利益 1,487 △25.8
1株当たり当期純利益(EPS) 60.33円 -
配当金 30.00円 20.0

業績結果に対するコメント: - 増収は新規出店(32ヶ所)とM&A(17ヶ所)の寄与によるが、既存拠点の訪問介護・デイサービス苦戦と統廃合(12ヶ所)が相殺。費用面では賃金上昇・採用費・外注派遣費増が利益を圧迫。 - 主要収益源の介護サービス事業(売上552億23百万円、4.2%増、営業利益15億52百万円、△25.6%減)が主力で、訪問看護増益も施設系(デイ・グループホーム)減益。その他事業(ケアボット販売)は微減。 - 特筆事項:持分法投資損益△2百万円。配当性向49.7%と高水準で株主還元強化。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |-------------------|---------------|-------------| | 流動資産 | 記載なし | - | | 現金及び預金 | 7,186 | △10.4 | | 受取手形及び売掛金 | 8,766 | 3.6 | | 棚卸資産 | 71 | △39.7 | | その他 | 1,060 | △0.7 | | 固定資産 | 記載なし | - | | 有形固定資産 | 記載なし | - | | 無形固定資産 | 記載なし | - | | 投資その他の資産| 記載なし | - | | 資産合計 | 30,483 | △1.6 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |-------------------|---------------|-------------| | 流動負債 | 記載なし | - | | 支払手形及び買掛金 | 記載なし | - | | 短期借入金 | 記載なし | - | | その他 | 記載なし | - | | 固定負債 | 記載なし | - | | 長期借入金 | 記載なし | - | | その他 | 記載なし | - | | 負債合計 | 13,618 | △8.8 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |------------------------|---------------|-------------| | 株主資本 | 記載なし | - | | 資本金 | 記載なし | - | | 利益剰余金 | 記載なし | - | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | - | | 純資産合計 | 16,865 | 4.9 | | 負債純資産合計 | 30,483 | △1.6 |

貸借対照表に対するコメント: - 自己資本比率55.1%(前期51.6%)と改善、自己資本16,785百万円(同5.0%増)で財務安定性向上。 - 流動比率・当座比率の詳細記載なしだが、現金減少・売掛増で流動資産圧縮。安全性は維持。 - 資産構成:流動資産中心(売掛金主)、負債減(借入・預り金減少)が純資産増を支える。主変動:現金△835百万円、売掛△306百万円増。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 56,298 4.1 100.0
売上原価 記載なし - -
売上総利益 記載なし - -
販売費及び一般管理費 記載なし - -
営業利益 2,429 △19.9 4.3
営業外収益 記載なし - -
営業外費用 記載なし - -
経常利益 2,465 △21.9 4.4
特別利益 記載なし - -
特別損失 記載なし - -
税引前当期純利益 記載なし - -
法人税等 記載なし - -
当期純利益 1,487 △25.8 2.6

損益計算書に対するコメント: - 営業利益率4.3%(前期5.6%)、経常利益率4.4%(同5.8%)、純利益率2.6%(同3.7%)と全段階で低下。ROE9.1%(同13.1%)も悪化。 - コスト構造:人件費・採用費・外注費増が主因、価格転嫁難の介護事業特性が影響。 - 主変動要因:費用全般増(物価・賃金上昇)、新規/M&A初期費用。セグメント別で介護事業減益が全体を圧迫。

5. キャッシュフロー(記載あり)

  • 営業活動によるキャッシュフロー:1,720百万円(前期3,962百万円)
  • 投資活動によるキャッシュフロー:△993百万円(前期△715百万円)
  • 財務活動によるキャッシュフロー:△1,562百万円(前期△1,912百万円)
  • フリーキャッシュフロー:727百万円(営業CF - 投資CF、前期3,247百万円) 現金期末残高7,186百万円(同△835百万円)。営業CF減は利益減反映、投資増は固定資産取得。

6. 今後の展望

  • 業績予想(2026年3月期):売上高585億88百万円(4.1%増)、営業利益20億61百万円(△15.1%)、経常利益20億26百万円(△17.8%)、純利益13億36百万円(△10.2%)、EPS54.23円。セントワークス株式譲渡益計上。
  • 中期計画:2025-2027年計画の業績目標取り下げも、生産性向上(デジタル戦略本部新設、ICT刷新、AI活用)、新規開設支援部・M&A推進室設置、コミュニティNo.1戦略強化を継続。
  • リスク要因:人材不足、賃金・物価上昇、報酬改定、立ち上がり遅れ。
  • 成長機会:高齢化需要、愛らいふサービス子会社化、地域包括ケアモデル確立。

7. その他の重要事項

  • セグメント別:介護サービス事業(売上552億23百万円、4.2%増、営業利益15億52百万円、△25.6%減)、その他(売上1億42百万円、△1.3%、営業利益1億31百万円、△9.4%減)。
  • 配当方針:連結配当性向40%以上目標、当期30円(性向49.7%、PBR4.5%)、次期31円。
  • 株主還元:増配継続、内部留保確保。
  • M&A/投資:M&A17ヶ所取得、新規32ヶ所開設、愛らいふサービス子会社化。統廃合12ヶ所。
  • 人員・組織:デジタル戦略本部新設、待遇改善推進。連結子会社29社+持分法1社。期中連結範囲変更:セントケアほっと株式会社新規。

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