2026年2月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
クオンタムソリューションズ株式会社** (2338)
決算評価: 悪い**主要業績指標
AI財務分析レポート
企業名
企業名: クオンタムソリューションズ株式会社
決算評価
決算評価: 悪い
(売上高は前年同期比67.3%減、営業損失・経常損失・純損失が大幅に拡大)
簡潔な要約
クオンタムソリューションズ株式会社の2026年2月期第3四半期決算(2025年3月1日~2025年11月30日)は、売上高が204百万円(前年同期比67.3%減)と大幅に減少し、営業損失441百万円、経常損失1,232百万円、純損失1,239百万円を計上しました。主要事業であるAIソリューション事業は売上高95百万円(同81.1%減)と低迷し、暗号資産評価損799百万円が損失拡大の主因です。一方、ウェルネス事業は売上高109百万円(同10.7%減)ながらセグメント利益9百万円を確保しました。財政面では総資産が4,857百万円(前期末比4,533百万円増)と膨らみましたが、負債が3,891百万円(同3,804百万円増)に増加し、自己資本比率は14.6%(同34.9%→14.6%)と悪化しています。
詳細な財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: クオンタムソリューションズ株式会社
- 決算期間: 2025年3月1日~2025年11月30日(第3四半期累計)
- 総合評価: 売上高・利益ともに大幅な悪化が顕著で、財務基盤の脆弱化が懸念される。AIソリューション事業の収益化遅延と暗号資産評価損が業績を圧迫。一方、ウェルネス事業は黒字転換したものの、事業規模縮小傾向にある。
- 前期比の主な変化点:
- 売上高67.3%減、営業損失441百万円(前年△368百万円)、経常損失1,232百万円(同△347百万円)。
- 総資産は暗号資産(2,870百万円)と現金預金(1,694百万円)の増加で4,533百万円増。
- 負債は転換社債発行(2,067百万円)と短期借入金(1,682百万円)で3,804百万円増加。
2. 業績結果
| 科目 | 2026年2月期第3四半期 | 前年同期 | 前年同期比増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 204百万円 | 626百万円 | △67.3% |
| 営業利益 | △441百万円 | △368百万円 | 損失拡大 |
| 経常利益 | △1,232百万円 | △347百万円 | 損失拡大 |
| 当期純利益 | △1,239百万円 | △199百万円 | 損失拡大 |
| 1株当たり純利益(EPS) | △26.70円 | △4.51円 | ― |
| 配当金 | 0.00円 | 0.00円 | ― |
業績結果に対するコメント:
- 売上高減少の要因: AIインフラ事業の収益化遅延(売上高95百万円、同81.1%減)が主因。
- 損失拡大の要因:
- 暗号資産評価損799百万円(営業外費用)が経常損失を押し上げた。
- 販管費582百万円(前年952百万円)は縮小したが、売上高減少が利益を圧迫。
- 事業セグメント:
- AIソリューション事業: 売上高95百万円(構成比46.6%)、セグメント損失144百万円。
- ウェルネス事業: 売上高109百万円(同53.4%)、セグメント利益9百万円(前年損失7百万円)。
3. 貸借対照表(単位: 百万円)
【資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比増減 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 4,816 | +4,530 |
| 現金及び預金 | 1,694 | +1,558 |
| 暗号資産 | 2,871 | +2,871 |
| 固定資産 | 41 | +3 |
| 資産合計 | 4,857 | +4,533 |
【負債の部】
| 科目 | 金額 | 前期比増減 |
|---|---|---|
| 流動負債 | 1,825 | +1,738 |
| 短期借入金 | 1,683 | +1,683 |
| 固定負債 | 2,067 | +2,067 |
| 転換社債型新株予約権付社債 | 2,067 | +2,067 |
| 負債合計 | 3,892 | +3,805 |
【純資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比増減 |
|---|---|---|
| 資本金 | 4,536 | +978 |
| 利益剰余金 | △7,477 | △1,239 |
| 純資産合計 | 966 | +729 |
| 負債純資産合計 | 4,857 | +4,533 |
貸借対照表に対するコメント:
- 自己資本比率: 14.6%(前期末34.9%)と大幅悪化。
- 流動比率: 264%(流動資産4,816百万円÷流動負債1,825百万円)だが、暗号資産の流動性リスクに留意。
- 負債増加の要因: 転換社債発行(2,067百万円)と短期借入金(1,683百万円)による資金調達が顕著。
4. 損益計算書(単位: 百万円)
| 科目 | 金額 | 前期比増減 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 204 | △67.3% | 100.0% |
| 売上原価 | 64 | +49.8% | 31.2% |
| 売上総利益 | 141 | △75.9% | 68.8% |
| 販管費 | 582 | △38.9% | 284.5% |
| 営業利益 | △442 | 損失拡大 | △216.2% |
| 営業外収益(暗号資産含む) | 91 | +309.8% | 44.4% |
| 営業外費用(暗号資産評価損) | 881 | +53,100% | 430.6% |
| 経常利益 | △1,232 | 損失拡大 | △602.3% |
| 当期純利益 | △1,239 | 損失拡大 | △605.6% |
損益計算書に対するコメント:
- 収益性指標: 売上高営業利益率△216.2%、経常利益率△602.3%と深刻な赤字構造。
- コスト構造: 販管費は縮小したが、売上高減少で費用比率が異常に高騰。暗号資産評価損が損失を決定付けた。
5. キャッシュフロー
記載なし
6. 今後の展望
- 業績予想: 「事業環境が激変し予測困難」として非開示。
- 成長戦略:
- AIインフラ事業でAIDC(AIデータセンター)構築を推進。
- AIゲーム「GYEE2.0」開発やブロックチェーン技術活用を検討。
- リスク要因:
- 暗号資産の価格変動リスク。
- AI事業の収益化遅延による資金繰り悪化。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: AIソリューション事業は収益化未達、ウェルネス事業は黒字転換。
- 配当方針: 無配継続(2026年2月期予想も0円)。
- M&A・投資: 暗号資産投資を継続(期末保有額2,871百万円)。
- 組織変更: アイラッシュケア事業を「ウェルネス事業」に名称変更。
注: 数値は決算短信に基づき百万円単位で記載。キャッシュフロー・詳細なセグメント情報は非開示。