適時開示情報 要約速報

更新: 2026-02-12 15:30:00
決算 2026-02-12T15:30

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社長谷工コーポレーション (1808)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社長谷工コーポレーションの2026年3月期第3四半期連結決算は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて前期比で増加しており、非常に良好な結果となりました。マンション建築工事の進捗や不動産引渡しが好調であったことに加え、完成工事総利益率の改善が利益を大きく押し上げました。特に、親会社株主に帰属する四半期純利益は108.3%増と大幅な伸びを示しており、収益性の改善が顕著です。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 893,096 6.7
営業利益 63,831 11.1
経常利益 61,146 4.7
親会社株主に帰属する四半期純利益 38,255 108.3
1株当たり当期純利益(円銭) 142.09 -
配当金(年間予想、円銭) 90.00 -

業績結果に対するコメント: 売上高は、マンション建築工事の進捗と不動産引渡しが好調だったことにより、前期比6.7%増となりました。営業利益は、完成工事総利益率の改善が寄与し、前期比11.1%増と堅調に推移しました。経常利益も同様に前期比4.7%増となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前期の特別損失の反動もあり、前期比108.3%増と大幅な増加を記録しました。1株当たり当期純利益も142.09円と高い水準です。年間配当予想は90円となっており、株主還元にも積極的な姿勢が見られます。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動資産 | 975,097 | △7.3 | | 現金及び預金 | 156,946 | △33.5 | | 受取手形及び売掛金 | 137,103 | △7.7 | | 棚卸資産 | 659,673 | △5.0 | | その他 | 121,375 | 49.7 | | 固定資産 | 339,467 | 8.7 | | 有形固定資産 | 148,569 | 3.3 | | 無形固定資産 | 13,339 | 7.5 | | 投資その他の資産 | 177,559 | 14.0 | | 資産合計 | 1,314,564 | △3.7 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 流動負債 | 368,104 | △16.9 | | 支払手形及び買掛金 | 93,708 | △11.1 | | 短期借入金 | 742 | △96.1 | | その他 | 273,654 | △11.1 | | 固定負債 | 417,302 | 6.9 | | 長期借入金 | 296,330 | 11.8 | | その他 | 120,972 | △2.5 | | 負債合計 | 785,406 | △5.7 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|---------------|------------| | 株主資本 | 494,152 | △1.2 | | 資本金 | 57,500 | 0.0 | | 利益剰余金 | 472,860 | 0.1 | | 自己株式 | △43,832 | 17.5 | | その他の包括利益累計額 | 34,343 | 7.3 | | 純資産合計 | 529,158 | △0.5 | | 負債純資産合計 | 1,314,564 | △3.7 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は40.2%と、前期の39.0%から微増しており、財務の安定性は良好です。流動資産は現金預金の減少が影響し、前期比7.3%減となりましたが、棚卸資産や投資その他の資産の増加により、資産合計の減少幅は3.7%に抑えられています。負債合計は5.7%減少し、特に短期借入金が大幅に減少しています。純資産合計は0.5%減ですが、これは自己株式の取得等によるものです。全体として、財務基盤は安定しており、自己資本比率の向上はポジティブな兆候です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 893,096 6.7 100.0
売上原価 764,747 6.2 85.6
売上総利益 128,349 10.0 14.4
販売費及び一般管理費 64,518 8.6 7.2
営業利益 63,831 11.1 7.1
営業外収益 2,554 △40.3 0.3
営業外費用 5,238 58.9 0.6
経常利益 61,146 4.7 6.8
特別利益 103 28.8 0.0
特別損失 311 △98.5 0.0
税引前当期純利益 60,938 61.4 6.8
法人税等 22,660 16.8 2.5
当期純利益 38,277 108.4 4.3

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は前期の13.6%から14.4%に改善しており、完成工事総利益率の上昇が収益性向上に大きく貢献しています。販売費及び一般管理費は売上高の増加率を上回る伸びを示しましたが、売上総利益の増加がそれを吸収し、営業利益は前期比11.1%増となりました。営業外収益は減少しましたが、営業外費用は大幅に増加しました。特別損失が前期に比べて大幅に減少したこともあり、税引前当期純利益は61.4%増となりました。法人税等の増加を考慮しても、当期純利益は前期比108.4%増と大幅な増加を達成し、収益性の改善が顕著です。売上高営業利益率は7.1%と、前期の6.8%から改善しています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし

6. 今後の展望

2026年3月期の連結業績予想は、売上高1兆2,400億円(前期比5.3%増)、営業利益970億円(同14.5%増)、経常利益900億円(同7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益580億円(同68.4%増)と、引き続き堅調な成長を見込んでいます。これは、マンション建築工事の進捗や不動産引渡しが好調に推移すること、及び受注時採算の改善による完成工事総利益率の上昇が寄与すると考えられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 建設関連事業: 売上高6,733億円(前期比8.7%増)、営業利益531億円(同26.6%増)と増収増益。
    • 不動産関連事業: 売上高1,704億円(前期比2.6%増)、営業利益194億円(同5.1%減)と増収減益。
    • 管理運営事業: 売上高1,159億円(前期比9.3%増)、営業利益55億円(同24.8%増)と増収増益。
    • 海外事業: 売上高21億円、営業損失63億円。棚卸資産評価損を計上。
  • 配当方針: 2026年3月期の年間配当予想は90円(前期実績85円)となっており、増配の見込みです。
  • 株主還元施策: 自己株式の取得・消却を実施しており、株主還元に積極的な姿勢が見られます。
  • M&Aや大型投資: 記載なし。
  • 人員・組織変更: 第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しています。

関連する開示情報(同じ企業)