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更新: 2026-02-12 15:30:00
決算 2026-02-12T15:30

2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社LibWork (1431)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社LibWorkの2026年6月期第2四半期(中間期)決算は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益の全てにおいて、前年同期比で大幅な減少となりました。これは、建築基準法改正による工期延長の影響、原材料価格や労務費の高騰、そして暗号資産(ビットコイン)の評価損計上が主な要因です。しかし、主力事業である戸建住宅事業においてはデジタルマーケティング集客が堅調に推移し、YouTubeチャンネルの登録者数増加も貢献しました。また、3Dプリンター住宅「LibEarthHouse」は国内外で高い反響を得ており、特許取得により将来的な成長ドライバーとしての期待が高まっています。中長期的な成長戦略に向けた先行投資も積極的に行われており、短期的な業績圧迫要因となっているものの、今後の事業展開に繋がるものと考えられます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 6,899 △14.5
営業利益 92 △75.6
経常利益 △2 (前年同期: 385)
親会社株主に帰属する中間純利益 △42 (前年同期: 224)
1株当たり当期純利益(EPS) △1.83円 (前年同期: 9.59円)
配当金(年間予想) 6.40円 (変更なし)

業績結果に対するコメント: 当期は、売上高が前年同期比で14.5%減少しました。これは、2025年4月に施行された建築基準法改正に伴う工期延長の影響が主因です。営業利益は75.6%減と大幅に落ち込みました。さらに、暗号資産(ビットコイン)の評価損103,271千円が営業外費用として計上された影響もあり、経常利益は赤字に転落しました。親会社株主に帰属する中間純利益も赤字となり、前期から大きく悪化しました。これらの要因に加え、3Dプリンター住宅の開発や成長基盤構築のための広告宣伝費・人的投資といった先行投資が販売費及び一般管理費を押し上げたことも、利益を圧迫しました。配当については、年間6.40円の予想に変更はありません。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 10,965 | 増加 | | 現金及び預金 | 3,421 | 減少 | | 受取手形及び売掛金 | 69 | 減少 | | 棚卸資産 | 6,102 (販売用不動産、仕掛販売用不動産、商品及び製品、原材料及び貯蔵品等含む) | 増加 | | その他 | 406 | 増加 | | 固定資産 | 2,315 | 増加 | | 有形固定資産 | 1,402 | 減少 | | 無形固定資産 | 188 | 減少 | | 投資その他の資産 | 725 | 増加 | | 資産合計 | 13,281 | 増加 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 6,904 | 増加 | | 支払手形及び買掛金 (工事未払金等) | 1,049 | 増加 | | 短期借入金 | 3,997 | 増加 | | その他 | 1,857 | 増加 | | 固定負債 | 1,767 | 減少 | | 長期借入金 | 1,112 | 減少 | | その他 | 655 | 減少 | | 負債合計 | 8,672 | 増加 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 4,609 | 減少 | | 資本金 | 1,321 | 横ばい | | 利益剰余金 | 2,496 | 減少 | | 自己株式 | △532 | 減少 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | - | | 純資産合計 | 4,609 | 減少 | | 負債純資産合計 | 13,281 | 増加 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は34.7%となり、前期の40.9%から低下しました。これは、総資産が増加する一方で純資産が減少したためです。流動資産は販売用不動産や仕掛販売用不動産の増加により増加しましたが、現金及び預金は減少しました。負債合計は、販売用不動産の仕入に伴う短期借入金の増加などにより増加しました。純資産合計は、中間純損失や配当金の支払いにより減少しました。全体として、事業拡大に伴う資産の増加と、一時的な業績悪化による純資産の減少が特徴的です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 6,899 △14.5 100.0%
売上原価 4,846 △18.2 70.2%
売上総利益 2,053 △3.2 29.8%
販売費及び一般管理費 1,960 12.5 28.4%
営業利益 92 △75.6 1.3%
営業外収益 32 37.7 0.5%
営業外費用 127 655.6 1.8%
経常利益 △2 (赤転) -0.0%
特別利益 0 △36.8 0.0%
特別損失 0 △100.0 0.0%
税引前当期純利益 △2 (赤転) -0.0%
法人税等 39 △75.1 0.6%
当期純利益 △42 (赤転) -0.6%

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は29.8%と、前期の26.3%から改善しましたが、売上高の減少により絶対額は減少しました。販売費及び一般管理費は、広告宣伝費や人的投資の増加により12.5%増加し、売上高比率も28.4%と上昇しました。これにより、営業利益は大幅に減少しました。営業外費用では、暗号資産(ビットコイン)の評価損103,271千円が計上され、経常利益は赤字に転落しました。当期純利益も赤字となりました。売上高営業利益率は1.3%と低水準であり、収益性の改善が急務です。

5. キャッシュフロー

科目 金額(百万円) 前期比
営業活動によるキャッシュフロー △1,431 (大幅悪化)
投資活動によるキャッシュフロー △749 (大幅悪化)
財務活動によるキャッシュフロー 1,702 (大幅改善)
フリーキャッシュフロー △2,180 (大幅悪化)

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュフローは、売上債権の増加や棚卸資産の増加、未成工事受入金の減少などにより、大幅なマイナスとなりました。投資活動によるキャッシュフローも、暗号資産の取得や有形固定資産の取得などにより、大幅なマイナスとなりました。一方で、財務活動によるキャッシュフローは、短期借入れによる収入の増加などにより、大幅なプラスとなりました。フリーキャッシュフローは大幅なマイナスとなっており、資金繰りには注意が必要です。

6. 今後の展望

株式会社LibWorkは、2026年6月期の通期連結業績予想を売上高15,000百万円(前期比△6.3%)、営業利益500百万円(前期比△40.0%)、経常利益520百万円(前期比△39.2%)、親会社株主に帰属する当期純利益190百万円(前期比△61.6%)と予想しています。 中期経営計画「NEXTSTAGE2026」に基づき、「HOUSETECH COMPANYとして住宅のプラットフォーマーを目指す」というビジョンを掲げ、デジタルを活用した次世代型住宅事業の構築を進めています。 特に、3Dプリンター住宅「LibEarthHouse」は、特許取得により競合優位性を確立し、今後の成長ドライバーとして期待されています。プラットフォーム事業の拡大や、デジタルマーケティングの強化も継続して行われます。 リスク要因としては、建築基準法改正の影響、原材料価格や労務費の高騰、暗号資産市場の変動などが挙げられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 戸建住宅事業(建築請負事業及び不動産販売事業の総称)の単一セグメントであるため、記載は省略されています。
  • 配当方針: 2026年6月期は年間6.40円の配当を予想しており、前期と同額です。
  • 株主還元施策: 決算短信に具体的な株主還元施策に関する記載はありませんが、配当予想は維持されています。
  • M&Aや大型投資: 3Dプリンター住宅の開発や成長基盤構築のための広告宣伝費・人的投資を積極的に実施しています。
  • 人員・組織変更: 決算短信に具体的な記載はありません。

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