決算
2026-02-02T15:30
2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ヨンキュウ (9955)
決算評価: 良い主要業績指標
AI財務分析レポート
企業名
企業名: 株式会社ヨンキュウ
決算評価
決算評価: 良い
簡潔な要約
株式会社ヨンキュウの2026年3月期第3四半期(2025年4月1日~2025年12月31日)の業績は、売上高が前年同期比0.2%減の342億円とほぼ横ばいながら、営業利益は11.5%増の13億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は197.6%増の33億円を計上した。純利益の大幅増は投資有価証券売却益(特別利益35億円)による一時的要因が寄与。セグメント別では「鮮魚の販売事業」が6.5%増収した一方、「餌料・飼料の販売事業」は販売単価下落で10.1%減収。経営環境は原材料高や気候変動リスクが継続する中、自己資本比率70.4%と財務基盤は堅調。通期業績予想は売上高450億円(前年比0.3%増)、純利益42.5億円(同200.3%増)を見込む。
詳細な財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: 株式会社ヨンキュウ
- 決算期間: 2025年4月1日~2025年12月31日(2026年3月期第3四半期)
- 総合評価: 売上高は微減ながら営業利益が11.5%増加し、投資有価証券売却益による特別利益が純利益を押し上げた。鮮魚事業の堅調さが収益を支える一方、飼料事業の減収が課題。財務基盤は安定しているが、自己資本比率が前期比3.8ポイント低下した点は注視が必要。
- 主な変化点:
- 営業利益増(11.5%増)⇨ 餌飼料販売数量増加が寄与
- 経常利益減(4.2%減)⇨ 受取配当金減少・持分法投資損失の影響
- 純利益急増(197.6%増)⇨ 投資有価証券売却益35億円が主因
2. 業績結果
| 科目 | 2026年3月期第3四半期(百万円) | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 34,239 | △0.2% |
| 営業利益 | 1,315 | +11.5% |
| 経常利益 | 1,578 | △4.2% |
| 当期純利益 | 3,345 | +197.6% |
| EPS(円) | 273.10 | - |
| 配当金(年間予想) | 未定(安定配对方針) | - |
業績結果に対するコメント
- 増減要因:
- 営業利益増: 餌飼料販売数量増加による原価効率改善
- 経常利益減: 受取配当金(△38%)・持分法投資損失(前年利益→当期損失)の影響
- 純利益増: 投資有価証券売却益34.9億円(特別利益)が最大の要因
- 事業セグメント:
- 鮮魚販売事業: 魚価高騰で売上高+6.5%(218億円)
- 餌料・飼料事業: 販売単価下落で売上高△10.1%(124億円)
3. 貸借対照表(単位: 百万円)
【資産の部】
| 科目 | 2025年12月31日 | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 40,813 | +26.9% |
| 現金及び預金 | 25,766 | +24.6% |
| 受取手形・売掛金 | 10,219 | +53.8% |
| 棚卸資産 | 3,744 | △11.2% |
| 固定資産 | 16,280 | △19.3% |
| 有形固定資産 | 7,442 | △2.1% |
| 投資有価証券 | 8,109 | △31.9% |
| 資産合計 | 57,093 | +9.1% |
【負債の部】
| 科目 | 2025年12月31日 | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動負債 | 11,944 | +64.0% |
| 買掛金等 | 6,273 | +126.9% |
| 短期借入金 | 3,439 | +1.9% |
| 固定負債 | 4,962 | △20.0% |
| 負債合計 | 16,905 | +25.4% |
【純資産の部】
| 科目 | 2025年12月31日 | 前期比 |
|---|---|---|
| 資本金 | 2,785 | +0.5% |
| 利益剰余金 | 31,263 | +11.0% |
| その他有価証券評価差額金 | 2,434 | △42.5% |
| 純資産合計 | 40,188 | +3.4% |
| 自己資本比率 | 70.4% | △3.8pt |
貸借対照表に対するコメント
- 安全性指標:
- 流動比率: 341.7%(前期比△79.1pt)
- 当座比率: 227.9%(現預金/流動負債)
- 特徴:
- 資産増加の主因は現預金(+51億円)と売掛金(+36億円)
- 負債増加は買掛金の倍増(27.6億円→62.7億円)が影響
- 自己資本比率低下は負債増と有価証券評価損による
4. 損益計算書(単位: 百万円)
| 科目 | 金額 | 前年同期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 34,240 | △0.2% | 100.0% |
| 売上原価 | 29,818 | △1.0% | 87.1% |
| 売上総利益 | 4,422 | +6.2% | 12.9% |
| 販管費 | 3,106 | +4.1% | 9.1% |
| 営業利益 | 1,316 | +11.5% | 3.8% |
| 営業外収益 | 326 | △34.0% | 1.0% |
| 営業外費用 | 63 | +149.0% | 0.2% |
| 経常利益 | 1,579 | △4.2% | 4.6% |
| 特別利益 | 3,489 | +23,443% | 10.2% |
| 税引前利益 | 5,068 | +204.8% | 14.8% |
| 法人税等 | 1,722 | +220.0% | 5.0% |
| 当期純利益 | 3,346 | +197.6% | 9.8% |
損益計算書に対するコメント
- 収益性指標:
- 売上高営業利益率: 3.8%(前期3.4%→+0.4pt改善)
- ROE(年率換算): 11.1%(前期4.3%→大幅改善)
- コスト構造:
- 売上原価率改善(87.4%→87.1%)が営業利益増の要因
- 販管費増は人件費・物流費上昇による
- 変動要因:
- 特別利益(投資有価証券売却益)が純利益の89%を貢献
5. キャッシュフロー
- 記載なし(四半期連結キャッシュフロー計算書未作成)
- 減価償却費: 5.04億円(前年同期比+2.9%)
6. 今後の展望
- 業績予想(2026年3月期通期):
- 売上高450億円(+0.3%)、純利益42.5億円(+200.3%)
- 予想達成には飼料事業の回復と鮮魚価格の維持が鍵
- リスク要因:
- 飼料原材料価格高騰・赤潮リスク・消費低迷
- 成長機会:
- 鮮魚販売の高付加価値化・飼料効率改善技術の導入
7. その他の重要事項
- セグメント戦略:
- 鮮魚事業: ブランド化推進
- 飼料事業: 価格転嫁・高収益製品開発
- 株主還元:
- 年間配当金未定(前期実績20円)
- 自己株式取得: 35,826株(期末時点)
- 投資計画:
- 養殖施設の省エネ化投資を継続
(注)数値は決算短信に基づき百万円単位で記載。