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更新: 2026-02-12 15:30:00
決算 2026-02-12T15:30

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

東海リース株式会社 (9761)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

東海リース株式会社の2026年3月期第3四半期(2025年4月1日~2025年12月31日)の連結業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて、前年同期比で大幅な増加を記録しました。特に、売上高は16.7%増、営業利益は81.3%増と、収益性が大きく向上しています。これは、同社が掲げるリース用資産の在庫状況、納期、採算を一体で重視した受注活動と、商品品質向上および安全衛生管理の徹底が奏功した結果と考えられます。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 14,310 +16.7%
営業利益 936 +81.3%
経常利益 894 +58.2%
親会社株主に帰属する四半期純利益 590 +54.3%
1株当たり当期純利益(EPS) 170.47円 +54.3% (※)
配当金(年間予想) 120.00円 記載なし

(※) 前期第3四半期EPS 110.67円からの増加率を計算

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間において、売上高は前年同期比16.7%増の143億1000万円となりました。これは、リース用資産の在庫状況、納期、採算を一体で重視した受注活動が奏功したことに加え、商品品質向上および安全衛生管理の徹底がお得意先様満足に繋がった結果と考えられます。 損益面では、売上原価率が前年同期より1.4ポイント改善したことが、営業利益の大幅な増加(81.3%増)に大きく寄与しました。さらに、営業外収益の増加(主に貸倒引当金戻入額の計上)と営業外費用の増加(主に支払利息の増加)を考慮しても、経常利益は58.2%増と堅調に推移しました。 特別利益として、連結子会社である日本キャビネット株式会社が取得した枚方配送センター兼本社用地に伴う固定資産受贈益115百万円を計上した一方、特別損失として固定資産除却損15百万円を計上しました。これらの影響を含め、親会社株主に帰属する四半期純利益は54.3%増の5億9000万円となりました。 1株当たり当期純利益も同様に増加しており、株主価値の向上に繋がっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | 前期比 (%) | |------|---------------|-----------------|------------| | 流動資産 | 17,287 | +2,207 | +14.6% | | 現金及び預金 | 3,227 | +681 | +26.8% | | 受取手形及び売掛金 | 11,352 | +1,476 | +14.9% | | 棚卸資産 | 1,316 (商品・仕掛品・原材料等合計) | -180 | -12.0% | | その他 | 726 | +80 | +12.3% | | 固定資産 | 22,034 | +455 | +2.1% | | 有形固定資産 | 20,807 | +387 | +1.9% | | リース用資産(純額) | 12,289 | +389 | +3.3% | | 建物及び構築物(純額) | 1,780 | +197 | +12.4% | | 土地 | 6,152 | 0 | 0.0% | | 無形固定資産 | 210 | -11 | -5.0% | | 投資その他の資産 | 1,017 | +79 | +8.4% | | 資産合計 | 39,321 | +2,662 | +7.3% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | 前期比 (%) | |------|---------------|-----------------|------------| | 流動負債 | 14,945 | +4,794 | +47.2% | | 支払手形及び買掛金 | 1,285 | -589 | -31.4% | | 短期借入金 | 10,904 | +5,805 | +113.9% | | その他 | 989 | +200 | +25.4% | | 固定負債 | 7,098 | -2,330 | -24.7% | | 長期借入金 | 6,361 | -2,339 | -26.9% | | その他 | 737 | -100 | -11.9% | | 負債合計 | 22,043 | +2,463 | +12.6% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | 前期比 (%) | |------|---------------|-----------------|------------| | 株主資本 | 16,434 | +187 | +1.2% | | 資本金 | 8,033 | 0 | 0.0% | | 利益剰余金 | 2,716 | +175 | +6.9% | | その他の包括利益累計額 | 678 | +9 | +1.3% | | 純資産合計 | 17,278 | +198 | +1.2% | | 負債純資産合計 | 39,321 | +2,662 | +7.3% |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期末の資産合計は393億2100万円となり、前連結会計年度末比で7.3%増加しました。これは主に、売上増加に伴う受取手形・売掛金及び契約資産の増加(14億7600万円増)と、現金及び預金の増加(6億8100万円増)によるものです。リース用資産(純額)も3億8900万円増加しており、事業拡大への投資がうかがえます。 負債合計は220億4300万円となり、前連結会計年度末比で12.6%増加しました。特に、短期借入金が58億500万円増加しており、運転資金の調達や一時的な資金需要への対応がうかがえます。長期借入金も23億3900万円減少しており、負債構成の変化が見られます。 純資産合計は172億7800万円となり、前連結会計年度末比で1.2%増加しました。利益剰余金が1億7500万円増加しており、堅調な利益創出能力を示しています。 自己資本比率は43.5%となり、前期の46.1%から若干低下しましたが、依然として健全な水準を維持しています。流動比率や当座比率といった安全性指標は、詳細なデータがないため算出できませんが、短期借入金の増加は流動性の観点から注視が必要です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 14,311 +2,048 +16.7% 100.0%
売上原価 11,467 +1,466 +14.6% 80.1%
売上総利益 2,844 +582 +25.7% 19.9%
販売費及び一般管理費 1,908 +162 +9.3% 13.3%
営業利益 936 +420 +81.3% 6.5%
営業外収益 156 -14 -7.7% 1.1%
営業外費用 197 +76 +63.0% 1.4%
経常利益 895 +329 +58.2% 6.3%
特別利益 116 +26 +29.2% 0.8%
特別損失 15 -11 -42.3% 0.1%
税引前当期純利益 995 +366 +58.2% 7.0%
法人税等 401 +159 +65.4% 2.8%
当期純利益 594 +207 +54.3% 4.2%

損益計算書に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間の売上高は143億1100万円となり、前年同期比で16.7%増加しました。売上原価は114億6700万円で、売上高の増加率を下回ったため、売上総利益は28億4400万円と25.7%増加しました。売上総利益率は19.9%となり、前期の18.5%から改善しています。 販売費及び一般管理費は19億800万円と9.3%増加しましたが、売上高の伸び率を下回ったため、営業利益は9億3600万円と81.3%の大幅増となりました。営業利益率は6.5%となり、前期の4.1%から大きく改善しています。 営業外収益は156百万円、営業外費用は197百万円となり、差し引きで41百万円の純費用となりました。特に支払利息が158百万円と大幅に増加しており、借入金の増加が影響していると考えられます。 これらの結果、経常利益は8億9500万円と58.2%増加しました。 特別利益として固定資産受贈益115百万円を計上した一方、特別損失として固定資産除却損15百万円を計上したため、税引前当期純利益は9億9500万円となりました。 法人税等は4億100万円となり、税引前当期純利益の増加に伴い増加しました。 最終的な当期純利益は5億9400万円となり、前年同期比で54.3%増加しました。当期純利益率は4.2%となり、前期の3.1%から改善しています。ROE(自己資本利益率)は、詳細なデータがないため算出できませんが、利益の増加と純資産の微増から、改善していると推測されます。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 減価償却費は、前第3四半期連結累計期間で13億1904万円、当第3四半期連結累計期間で13億4327万円でした。

6. 今後の展望

東海リース株式会社は、2026年3月期の連結業績予想として、売上高196億8000万円(前期比7.0%増)、営業利益13億6000万円(同△10.0%)、経常利益12億7000万円(同△16.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益8億6000万円(同△19.6%)を据え置いています。 当第3四半期までの好調な業績を踏まえると、通期予想に対する進捗は良好ですが、通期では減益予想となっています。これは、今後の経済状況の不透明性や、第4四半期以降の事業環境の変化を織り込んでいる可能性があります。 会社は、リース用資産の在庫状況、納期、採算を一体で重視した受注活動を継続し、お得意先様満足の獲得、商品品質向上、安全衛生管理の徹底を図る方針です。 リスク要因としては、米国による関税政策、国内の物価上昇の長期化、慢性的な人手不足が挙げられています。これらの要因が業績に与える影響を注視する必要があります。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 会社は仮設建物リース業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略されています。
  • 配当方針: 2026年3月期の年間配当予想は120円(中間配当60円、期末配当60円)となっています。
  • 株主還元施策: 詳細な記載はありませんが、配当予想は前期と同水準であり、株主還元に努めていると考えられます。
  • M&Aや大型投資: 枚方配送センター兼本社用地の取得に伴う固定資産受贈益が特別利益として計上されており、事業基盤の強化に向けた動きが見られます。
  • 人員・組織変更: 記載はありません。
  • 施工管理技士の技術検定試験における実務要件の不備について: 2025年10月9日付で公表された事象について、社内調査の結果、一部社員が実務要件を充足していない状態で資格を取得していたこと、および監理技術者として配置されていた工事現場があったことが報告されています。会社は再発防止策を講じており、信頼回復に全力を挙げるとしています。この事象が今後の業績に与える影響については、引き続き注視が必要です。