2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
セコム株式会社 (9735)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
セコム株式会社は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、売上高、営業利益ともに過去最高を達成し、非常に好調な業績を示しました。全事業セグメントでの増収が、売上高の伸長を牽引しました。特にセキュリティサービス事業は堅調な販売に加え、価格改定の効果もあり、増収増益に貢献しました。防災事業やメディカルサービス事業、保険事業なども増収を達成しています。一方で、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益は、米国における投資事業組合運用益の減少が響き、前期比で微減となりました。しかし、これは一時的な要因であり、事業の根幹となる収益力は依然として高い水準を維持しています。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 909,800 | +5.2% |
| 営業利益 | 110,700 | +10.4% |
| 経常利益 | 127,700 | -1.2% |
| 当期純利益 | 78,400 | -1.2% |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 記載なし | 記載なし |
| 配当金 | 記載なし | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間において、セコム株式会社は売上高9,098億円(前年同期比5.2%増)、営業利益1,107億円(前年同期比10.4%増)を達成し、売上高および営業利益は過去最高を記録しました。これは、セキュリティサービス事業におけるセントラライズドシステムの販売堅調、価格改定、常駐警備サービスの増収、安全商品の好調などが寄与した結果です。防災事業、メディカルサービス事業、保険事業、地理空間情報サービス事業、BPO・ICT事業、その他事業もそれぞれ増収を達成し、全セグメントでの成長が業績を牽引しました。 一方で、経常利益は1,277億円(前年同期比1.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は784億円(前年同期比1.2%減)となりました。これは、米国における投資事業組合運用益が130億円減少したことが主な要因です。この投資事業の変動を除けば、事業本来の収益力は非常に堅調であることが伺えます。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 935,660 | -3.4% | | 現金及び預金 | 359,395 | -12.1% | | 受取手形及び売掛金 | 141,623 | -16.7% | | 棚卸資産 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定資産 | 1,215,133 | +3.3% | | 有形固定資産 | 459,296 | +2.2% | | 無形固定資産 | 122,719 | +0.1% | | 投資その他の資産 | 633,117 | +4.8% | | 資産合計 | 2,150,793 | +0.2% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 385,800 | +1.7% | | 支払手形及び買掛金 | 37,446 | -9.0% | | 短期借入金 | 28,174 | -10.8% | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 固定負債 | 322,400 | +1.2% | | 長期借入金 | 8,200 | -19.0% | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 708,300 | +1.5% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 記載なし | 記載なし | | 資本金 | 記載なし | 記載なし | | 利益剰余金 | 記載なし | +3.0% | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 1,442,400 | -0.4% | | 負債純資産合計 | 2,150,700 | +0.2% |
貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期末の総資産は2兆1,507億円と、前期末比で微増しました。流動資産は現金及び預金の減少などにより3.4%減少しましたが、固定資産は投資有価証券や有形固定資産の増加により3.3%増加し、資産全体の増加を支えました。 負債合計は7,083億円と、前期末比で1.5%増加しました。流動負債は現金護送業務用預り金の増加などが影響し1.7%増加、固定負債は繰延税金負債の増加などにより1.2%増加しました。 純資産合計は1兆4,424億円と、前期末比で0.4%減少しました。これは、利益剰余金が増加したものの、自己株式の減少が大きく影響したためです。 自己資本比率については、具体的な数値の記載はありませんが、純資産が負債を大きく上回っており、財務基盤は安定していると考えられます。流動比率や当座比率などの安全性指標に関する詳細なデータはありませんが、現金及び預金が3,593億円、現金護送業務用現金及び預金が1,809億円と、流動性の高い資産を一定程度保有していることが伺えます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 909,800 | +5.2% | 100.0% |
| 売上原価 | 記載なし | 記載なし | |
| 売上総利益 | 記載なし | 記載なし | |
| 販売費及び一般管理費 | 記載なし | 記載なし | |
| 営業利益 | 110,700 | +10.4% | |
| 営業外収益 | 記載なし | 記載なし | |
| 営業外費用 | 記載なし | 記載なし | |
| 経常利益 | 127,700 | -1.2% | |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | |
| 税引前当期純利益 | 記載なし | 記載なし | |
| 法人税等 | 記載なし | 記載なし | |
| 当期純利益 | 78,400 | -1.2% |
損益計算書に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間の売上高は9,098億円(前年同期比5.2%増)と、過去最高を記録しました。これは、全事業セグメントでの増収によるものです。 営業利益は1,107億円(前年同期比10.4%増)と、売上高の伸びを上回る増加率を示しており、収益性の改善が見られます。特に、セキュリティサービス事業における価格改定や、防災事業における原価率の改善などが寄与したと考えられます。 経常利益は1,277億円(前年同期比1.2%減)となりました。これは、米国における投資事業組合運用益が130億円減少したことが主な要因であり、事業本来の収益力とは切り離して考える必要があります。 当期純利益も同様に784億円(前年同期比1.2%減)となりました。 売上高営業利益率については、具体的な数値は記載されていませんが、営業利益の伸び率から、前期よりも改善していると推測されます。ROE(自己資本利益率)に関するデータもありません。 コスト構造としては、各事業セグメントの増収に伴う売上原価や販売費及び一般管理費の増加は想定されますが、営業利益の増加率が高いことから、コストコントロールも適切に行われていると考えられます。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
- 営業活動によるキャッシュフロー:記載なし
- 投資活動によるキャッシュフロー:記載なし
- 財務活動によるキャッシュフロー:記載なし
- フリーキャッシュフロー:記載なし
6. 今後の展望
通期の連結業績予想は、2025年5月12日の公表値から変更しておりません。具体的な数値は記載されていませんが、会社は「セコムグループ2030年ビジョン」および「セコムグループロードマップ2027」に基づき、成長戦略を推進しています。 リスク要因としては、経済情勢、市場動向、法規制の変更、災害等の発生、販売商品に関するリコールなどが挙げられています。 成長機会としては、多様化・高度化する顧客ニーズに対応するためのサービス提供強化、大阪・関西万博での実績を活かした事業展開などが考えられます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- セキュリティサービス事業:売上高4,885億円(+5.3%)、営業利益917億円(+6.4%)
- 防災事業:売上高1,251億円(+5.5%)、営業利益112億円(+21.4%)
- メディカルサービス事業:売上高689億円(+6.2%)、営業利益48億円(+11.5%)
- 保険事業:売上高469億円(+8.5%)、営業利益72億円(+18.6%)
- 地理空間情報サービス事業:売上高393億円(+3.8%)、営業利益7億円(前年同期は14億円の営業損失)
- BPO・ICT事業:売上高966億円(+2.3%)、営業利益63億円(+6.2%)
- その他事業:売上高441億円(+6.8%)、営業利益65億円(+10.6%)
- 配当方針: 記載なし
- 株主還元施策: 記載なし
- M&Aや大型投資: 記載なし
- 人員・組織変更: 記載なし